日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
このプラットフォーム上で思いついた企画を実行、仮説・検証を行う場。基本ロジック=整理・ソートすることで面白さが増大・拡大
 



ドニゼッティの「ランメルモールのルチア」とならぶ一連の狂乱オペラの一つ。
先シーズンでちょうど、この「ルチア」(当ブログ感想 2011-04-09アップ)をやったばかりなので、どうしてもその「狂乱」部分に目がいってしまう。

この点で正直、ネトレプコ(写真)の演技には不満が。
(来日してくれなかった恨みも有るが 笑)
確かにベルカントを駆使した歌はそれなりに迫力ある。
だが、「狂気」と「正気」の境目の際(キワ)が見えない。
「ルチア」のデネエが良かっただけに、この差が激しい。

また言っちゃイケナイかもだが、彼女の容姿が大幅に衰えているのもマイナス。
去年のMETライブビューイング でみた「ドン・パスクワーレ」(当ブログ感想 2010-12-07アップ)の時よりさらに太ったのは間違いない。
彼女がまんまるな口をあけて歌唱していると、なぜか鯉を思い出してしまった(笑)
これで来年3月のマノンが心配に...
歌い手にカメラが寄ることで、実際のライブよりも、たいへんに迫力ある体験化するMETライブビューイング。
このアップが裏目に出ることもあるのかなあ、とタメイキ...
昔を知らなければいいのに→自分、とつい。

こんな心境だったからかもしれないが、幕間のシークエンスも今回はイマイチ面白くなかった。
いつもは饒舌なルネ・フレミングも、あまりしっくりこなかったのは、新シーズンの初っ端だからだろうか。
気を取り直して、次のドンジョバンニを楽しみにすることにしよう!

アンナ・ボレーナは基本、今日から金曜まで上映。

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