日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
このプラットフォーム上で思いついた企画を実行、仮説・検証を行う場。基本ロジック=整理・ソートすることで面白さが増大・拡大
 





グーグル化の見えざる代償 The Googlization of everythingに続いて、 google読書シリーズ(笑)

こちらの特徴的なのは、あちらと違い、著者のスティーブン・レヴィが「インサイダーの視点を持ったアウトサイダー」だということ(自分でそう言っている)
つまり、彼のWiredシニアライターなどを通した長年のつきあいを通して、トップ3人との人間関係があることが超強力。
googleの社内会議にも出席するなど、2年にも渡る取材の成果がこの本なのだ!

その結果、まさに英タイトル How google Thinks,Works,and Shapes Our Lives という感覚。
読後、googleの内情がかなり理解できたような気になれる(笑)


まず「1章 グーグルが定義する世界―ある検索エンジンの半生」がピカ一に面白い。
創世期、いろいろな種類の「検索エンジン」がうごめく中、目のつけどころが優れていたgoogle。
この「成り上がり」の過程が、きめ細やかに提示される。

2章以降が、これまた賑やか。
有名なあのスローガンの誕生秘話、youtubeとの連携、ジョブズとの友好関係そしてそれを崩壊したアンドロイド携帯、中国市場での失態、オバマ来社。
そして最後には「本」コンテンツにおける著作権問題などなどを順に追っていくが、全600ページ以上に渡り、様々なインサイダー的初見なエピソードが満載。
全く飽きさせることがない。

そして決定打は、エピローグ。
googleがどういう経過で、SNSつまりフェイスブックに出遅れたか、そしてその焦りを浮き彫りにしてさらに昇天!(笑)


結論:1日に一度以上ググる人には、この本は必読では。
前に読んだアレも面白かったが、明らかにこちらが一押し!

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