日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
このプラットフォーム上で思いついた企画を実行、仮説・検証を行う場。基本ロジック=整理・ソートすることで面白さが増大・拡大
 






昨日8/20(火) NHK総合テレビ 20:00~20:43に放送された、1964東京オリンピック(2) が素晴らしかった!のでメモ。
サブタイトルは、俺たちの“夢”がかなった ~五輪招致にかけた男たち~


戦後まもなく貧しかった日本にオリンピックを開きたいと願った男たち。
世界の国々の冷たい視線をはね返し、招致を実現させるまでの苦闘の物語。
で、3人の男がクローズアップされる。

冒頭に登場するのは、水泳界の指導者 「田畑 政治」
戦後間もない昭和24年ロサンゼルスで行われた全米水上選手権。
参加を拒否された前年のオリンピックの悔しさを武器に説得、参加OKを勝ち取る。

そしてこの大会を通じて縁が動く。
この全米選手権に渡米した日本選手が、なんとホテルの宿泊拒否を受けてしまう。
困ったところを救い、この選手団の面倒を自宅でみた「日系2世 フレッド・イサム・和田」
これが縁となってその後招致に協力し、ポイントと予想された中南米の評を、無料奉仕で各国行脚し獲得した。

第三の人物は、ミュンヘンでの最終プレゼンテーションを託される「元外交官 平沢 和重」
オリンピックに無縁だったはずの彼だったが、実はオリンピック招致には縁があった。
彼は外交官時代に帰国途中、氷川丸の上で 嘉納治五郎 の最後を看取っていたのだ。
このエピソードそして本人から聞いた話が、彼の演説に力を与える。
なんとも凄い!


このようにちょっとした「縁」が、男たちを動かすサマがリアル。
自分の経験にもフィットし符に落ちる、なんとも痺れまくるシーンが続出。

嘉納治五郎「ファーイースト 極東」「顔を付き合わせて腹を割って話す」「心の距離を縮める」
平沢 和重 「プレゼンテーションとは、90%のわかりやすさと、10%の驚き」
フレッド・イサム・和田「いつ死んでもかまわないと思うほど、うれしい」
田畑 政治の開会式での一言「感無量とは、こんな時言う言葉だろうか」

いくつものキーワードが胸に刺さり、心に刻み込まれる。


こうして久々に、実感した、いい番組観たなあ~、と。
再放送を強力に希望!

とともに...
20日を切った日本2020招致活動の成功を改めて祈念する。
(とともに、ずさんな汚染水処理への政府の直ちで適切な対応に期待...)

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