日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
このプラットフォーム上で思いついた企画を実行、仮説・検証を行う場。基本ロジック=整理・ソートすることで面白さが増大・拡大
 





毎月 × 1回くらいある お楽しみ、MET ライブ・ビューイング 。 
2006年からはじまり既に8期めに突入、アメリカNYにある代表的オペラハウス、ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場(MET)のライブ・ビューイング。
最新のオペラ公演を、高品質のHD映像と最新の音響で収録し、映画館で上映、というシリーズ。
今回は、METでも世界の劇場でも最も公演回数が多いだろう、プッチーニ ラ・ボエーム。
METライブビューイングでは、2007-2008年シリーズに続いての登板。
そういえば 映画版もあったな(ネトレプコ主演)


まずオープニングで驚くのが、当日になっての主役変更。
当日の朝7時半に、出演予定だった、からメールで「やはり病気で無理」の最後通告?が MET代表 ピーター・ゲオルグに。
8時半には、クリスティーヌ・オポライスにお願いしてOKをもらったことをステージから説明。
歌手の「喉」の調子だけで、オペラ全体の出来を著しく変えてしまうので、よくあることだが(笑)


ただビックリは!
クリスティーヌ・オポライスはなんと前日に「蝶々夫人」でMETデビューしたばかり。
ステージ後は寝れないそうで、やっと2時間半寝たところで叩き起こされたとのこと!
ただ彼女もプロ「期待されているなら、やるしかない」

当日衣装合わせ、音楽リハを一気にやって本番へ。
幕間のインタビューも、そんな状況の中なので、テンションがマックスに高いのは想像できよう。
結果、彼女はピンチ・ヒッターを完璧にこなし、聴衆から惜しみない拍手の嵐を受けていた。


また「拍手の嵐」でいうと、ぶったまげたのは、第2幕そして第3幕が上がった瞬間に起こったこと!
コレは何と、巨匠演出家 フランコ・ゼフィレッリ のセットに向けられたもの。

確かに凄いセット、そしてエキストラの配置(写真)
1830年頃のパリの盛況を、絶妙に演出した空間は何度でもこの幕を繰り返されたとしても気にしないだろう(笑)
次の第3幕の雪景色も美しく、こちらへの拍手も納得感あり。
今回は特に、セットチェンジを早回しでみせる企画もあり、そのコーナーも楽しめた。

セットに話がいってしまったが、新星 ラモン・ヴァルガスの歌唱も、若々しく強く印象を残す。
もともと、パリに住むボヘミアンたちの恋に陥った若い2人の話なので、それを十二分に堪能できた。
このオペラの上映は、今週金曜まで!

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