日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
このプラットフォーム上で思いついた企画を実行、仮説・検証を行う場。基本ロジック=整理・ソートすることで面白さが増大・拡大
 






今作の監督 エゴヤネンが過去に撮った「スウィート ヒアアフター」は当ブログ的にかなり刺さった映画。

スクールバス事故により、多くの命が凍った湖に沈み、失われる。
この事件を追う弁護士が補償金で稼ごうと街を動くが...

たとえ解決に向かったとしても死者は帰らず、苦しみだけが関係者に突き刺される、という事実。
今でも思い出すと、エンディングの微妙な余韻が蘇る。



その彼が、やや似た傾向の映画をリリース。
児童3人が殺害され、ゆがんだ?捜査によって3人の少年が被ったという、史上最悪級の冤罪事件。
なんか解決しない臭いが、のっけからプンプン(笑)

子供3人がメンフィスの田舎の森で惨殺される。
駆け付けた報道陣の勢いにも押され、街自体が我を失う。

そうした中、浮かび上がってきた容疑者は、街の若者3人。
不利な証言が街人から出され、家にはカルトな音楽やダークな宗教があり、疑いが深まっていく。
そして3人は逮捕され、裁判が始まり、死刑を求刑されるが、その求刑には疑わしき面がかなりあった。

主演は、コリン・ファース、リース・ウィザースプーン、とけっこう豪華。
だが展開は上記のように果てしなくダークに...



とまで書いたところで予想がつくかもしれない。
この映画も長いくせに、解決には至らないで終わる。
(公開してから10日くらいたつから、もういいかな?)


ただ、先の「スウィート ヒアアフター」と、感触はかなり違うところが気になる。
あちらは事実関係ははっきりしており、それ以上突っ込んでも仕方ないレベルの事件。
あとは関係者の、時間をかけての「癒やし」...

一方こちらは、まだ進行中の殺人事件であり、しかもラスト近くでやっと疑いがはっきりするようなシーンが幾つか(not じわじわ...)
なので、こちちでは正直、フラストレーションが溜まる(笑)

それも狙いなのかもしれないが、納得感は少ない、と言わざるえない...

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