
2017年に入って観た映画が、2本続けてクソ!(どの映画とは言わないが…)
おい、映画界大丈夫か? な状態に陥っていた(笑)
そして3作め。
今作で救われた…
交通事故であっという間に妻を亡くした主人公(ジェイク・ギレンホール)
エリート(金融業界)だったが、人生の全てが「無感覚な生活」に陥っていた自分に気づく。
で、取った行動とは!?
次々と主人公がとる行動は、全く奇行のようにも思える。
が、酔っ払った瞬間の自分に置き換えると、十二分に「あり」(笑)
誰でも、このように自我を解放した経験があるだろう(ない?)
写真のシーンもそのひとつ。
あるきっかけで某「ロックの名曲 」をヘッドホンで聴きつつ、NYの街で踊りまくる!
ほんの2分弱のこのシーンなんだけど、結構 ヤバい(汗)
当ブログは直ちにスマホにこの曲をダウンロードした。
というのは、このシーンが「過去」の自分と決別する、くっきりとした「対比」となっているから。
このシーンの前、同じような映像だが少々の工夫も加え「魅せる」シーンがあり、鑑賞側はそのステップを経て昇華される(汗)
しかも!
この現象を起こす曲を知ったきっかけに繋がるシークエンスも直前にあり、実は じわっ!と残る名シーン(汗)
でも、それはヒミツ(笑)
ギレンホールのみならず、まわりも好演。
ちょっとした偶然の繋がりから友達になる、ナオミ・ワッツ。
義父を演じる クリス・クーパー、素晴らしい。
そして新星、ジュダ・ルイス!
一つ一つの表情がうまく、感心してしまった。
どっかで賞取らないかな? とまではいかなかったとしても、今後の成長がタノシミ。
結論:「無感覚な生活」「喪失」からの脱出を見事に映像化するサマに惚れる、収穫の多い 一本。