ちょうど一年前(2016年 1月 10日)に急逝したばかりの デヴィッド・ボウイ。
彼が生前に世界数都市で開催した彼の 回顧展が、このタイミングで 日本上陸。
元々ボウイは自分の楽曲群を「証券化」するという、ある意味非常に時代の先をいっていたヒトではあった(汗)
だけじゃなく、KISS といい、マドンナといい、アーティストの稼ぎ方も変わったもんだ…
実は、当ブログがボウイを評価しているのはぶっちゃけ ベルリン3部作まで。
展示側もそこはわかっているらしく、クローズアップされているのは初期~この時期が中心。
特にベルリンで、創造の羽を伸ばしたボウイのインタビュー映像など、この時期の展示は特に充実していた。
特に映像系は 見た事ないものも多く、入場した際に渡されるヘッドホン + 携帯?でシーンごとに自動的に音が流れる。
これはMoMAでの自分でボタン押さなくちゃな ビョーグ展よりは数段進んだな!
彼がアメリカに戻るか迷った時代のインタニューが記憶に残っている。
(誰がした、どのインタビューかは忘れてしまったが)
その時の彼の悩みは「巨大なアメリカに飲みこまれてしまうのではないか」
当ブログの仮説は「巨大な NY に飲みこまれてしまったのではないか」
彼は NY に住んでいたわけだが、巨大かつ野望・欲望に溢れる世界最大の街の刺激に常に接触してしまったことが、皮肉なことに彼の創造性を奪った?!
死を予期した晩年、これも皮肉なことに彼の想像力が再び蘇るわけだが…
横尾忠則氏が今日のA新聞でボウイのインタビュー集を論評しつつ、ボウイの本質論を展開している。
当ブログの捉え方に近いところがあると思うので、ご参考まで。
最後に。
これから行くヒトにアドバイス。
・予定時間ぴったりに行っても並ぶばかり。
2時間ごとの時間指定なので、最終でない限り後半になってからの入場が賢い。
・5階エントランス(写真)直後は渋滞しがち。
時代のバックグラウンド説明が多いので、そこはスキップするが正解か。
・5階には洗面所がない。1階で済ませてから上がるべき。