日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
このプラットフォーム上で思いついた企画を実行、仮説・検証を行う場。基本ロジック=整理・ソートすることで面白さが増大・拡大
 



 

 

 


すしといっても、庶民的な方。
基本「巻きずし」と「稲荷ずし」の庶民派代表の2つ(笑)

実はこの本、なかなか読了に至らなかった。
その理由は明確 = 読み出すとお腹が鳴る、お腹が減る(笑)

 

 


発祥など、それぞれの歴史からはじまる。


まず「巻きずし」
巻ければ何でもはさめるので、当初からのバリエーションが豊富。
誕生は1770年ごろとされる。
書籍から引用されているのだけでも7種類!


この本では全国各地のそれを追っていて、それどころじゃない壮観。

広島市の江波巻き
千葉県の太巻きずし
明石市のフルセの巻きずし
秦野市の赤ジソの巻きずし
コバ巻きずし
広島県石高原町まけずし
静岡県松崎町イワノリの巻きずし
高知県大月町のメノリの巻きずし
埼玉県北部のきらずずし
三重県多気町のイモずし
和歌山県加太ワカメ巻きずし
和歌山県新宮市平コンブの巻きずし
サバの松前ずし
バッテラ!
ひとはめずし
たまご巻きずし
伊達巻きずし
タカナの巻きずし
湯葉の巻きずし
油揚げの巻きずし

現在の一般論でいうと、鉄火巻き、新香巻き、カッパ軍艦巻き、サラダ巻き、恵方巻き、まで尽きない(笑)

 

 

次に「稲荷ずし」
面白いのが、東・西で大きく違うことが2つ。

 

「稲荷ずし」の東西差 = ①形が違う!

三角か(西)、四角か(東)

 

「稲荷ずし」の東西差 = ②具が違う!

中身が、五目ずしか(西)、白いすし飯か (東)

 

しかも両方の違いは同じゾーンを境に日本地図で東西に分かれる!
三重県あたりから北上し、富山に至るゾーンがその区分けエリア。

「稲荷ずし」も同じように、土地独自の展開が。


津軽「赤い」稲荷ずし
北関東の俵ずし
宇都宮市の俵ずし
栃木県佐野市のの俵ずし
群馬県沼田氏の稲荷ずし
埼玉県熊谷市の稲荷ずし
「泉平」の稲荷ずし ←ここだけは会社!
香川県丸亀の袖ずし
愛媛県八幡市周辺の稲荷ずし
大分県日田市とっきんずし
高知県コンニャクずし!
鳥取県米子市「いただき」?!


そして2つが出会い?、「助六ずし」が生まれる。
ちなみに助六という名称だが、歌舞伎「曽我もの」の登場人物からという説が面白い。
歌舞伎の幕間に食べるには便利な「揚げずし=稲荷ずし」と「巻きずし」を組み合わせで「アゲマキ」ずし。
「曽我もの」は「揚巻」という名前の花魁を中心とした歌舞伎なので、芝居ファンには「助六」はストレートに繋がる。
何と!新富町の 蛇の目寿司 がこの名前の名付け親だという!

 

結論:正にタイトル通り、「巻きずし」「稲荷ずし」「助六ずし」で全国各地を巡る。ご馳走さまでした(笑)



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