来年1月に日本公開予定。
このため、その直前にでもアップすれば良さそうなものだが、あえて早めに。
その理由は何か。
世間の評判(賞に多数ノミニー)をよそに、当ブログの評価は全くもってイマイチなので(涙)
その理由は簡単 = 当ブログでもたまに指摘する「原作もの」の欠点を明確に感じるから
1923年 場所はアイルランドの流島 イニシェリン島。
主人公(コリン・ファレル)はある日突然、年長の友人(ブレンダン・グリーソン)から絶縁宣言を受ける。
狭い島なので、あっという間に噂は広がり、色々詮索され困惑する主人公。
なんとか関係を修復しようとすればするほど、泥沼に落ちていく…
その展開が「小説」としてはまあ OK なのだけれど、「映画」としては視覚的に見せなければならない点でバツ!
ストーリーのリアリティが一気に失われ、よく言って「寓話」、悪く言うと「ホラー」的な感覚。
コリン・ファレル の眉毛がずっと過去最大級に「ハの字」なのには苦笑させられるが、「だからどうした」レベル。
ブレンダン・グリーソン もいつも通りの安定の演技ではあるが特筆するべきものは感じなかった…
まあ救いは ケリー・コンドン くらいか。
結論:「原作もの」の欠点・呪縛 から逃れられない今作は、どれだけ監督が奮闘しようとも無理スジ…