昨日、日本公開の アカデミー賞 作品賞候補作。
実は アカデミー賞 作品賞候補作 といえば、もう1つ同日に公開(ナイトメア・アリー)
1日に2作鑑賞すると印象が薄くなってしまうので1作に絞った。
その理由は大きく2つ。
・ギレルモ・デル・トロは既に作品賞を獲得しており、今回の目は薄そう
・今回は原作者ものの映画化なので、その辺の伸びも薄そう(笑)
一方、ベルファスト を選択した理由も明確にあった。
・役者本人(ケネス・ブラナー 61才)が、自分の体験を映画化した、というわかりやすさ
・現在恐ろしいことにウクライナで戦争が進行しており、暴力被害というテーマが結果的にタイムリー…
時代性を獲得している点で(汗)
・という点で、もしこの映画で心臓をドキュン!と撃ち抜かれてしまった場合、作品賞の可能性が著しく高まる?
・だけでなくさらにノミニーが監督賞・助演男優賞・助演女優賞・脚本賞・音響賞・主題歌賞(ヴァン・モリソン)!
と ×7部門にもエントリーされており、今作の出来によっては賞の行方を大きく左右しかねない…
で今回も当ブログの結論から。
結論 = 確かに良い出来ではある… アカデミー賞 作品賞 を獲得、というよりノミニー入りを誇るべき。
冒頭カラーの現在の ベルファスト から始まり、時代は一気にケネス・ブラナーの幼少時代へ → モノクロ
9歳の少年バディ は北アイルランドはベルファスト生まれで少年時代を伸び伸びとすごしていた。
ところが事件が勃発!!!
プロテスタントの武装集団がカトリック住民への攻撃を始め、家の目の前の通りで戦争状態に(汗)
そんな恐ろしい環境下、バディの家族は そのまま残るか or 引っ越す かの選択を迫られる…
ケネス・ブラナーの監督ぶりはなかなかしっかりしていて好感が持てた。
このため、作品賞・監督賞・脚本賞ノミネーション、も理解はできる。
おじいちゃん・おばあちゃん役の 助演男優賞・助演女優賞 についてもまあ納得。
(特にジュディ・デンチはラストで一気に持ってかれた! まあそこに尽きるが…)
やや納得感が薄かったのが、音響賞。
冒頭カラー → モノクロ 幼少時代 の色の変化の割には、サウンドがあまりに明晰な音質で違和感を感じたのだ…
というわけで結論。
結論 = アカデミー賞 ×7部門エントリー を誇る ケネス・ブラナー の自伝的作品は、なかなかの 力作。
この作品はどのような結果になるのか楽しみです。
ジュディはラストシーンだけでオスカー助演にノミニーOKかな?
と思いました。あのラストはniceでした。
ウクライナで戦争...
タイムリーで作品賞になるかも?
<タイムリーで作品賞になるかも?
確かにその可能性もありますね...
監督も全く意図しなかった展開に驚いているでしょう(汗)