おさかな’sぶろぐ

日々感じたことを徒然なるままに。。。

神戸旧居留地界隈

2006年11月10日 20時34分31秒 | 旅先にて
11月4日は神戸市の『旧居留地』界隈を散策してみました。
江戸時代に鎖国を続けていた江戸幕府だったのですが、ペリーの黒船襲来以後、大きく国策が揺れ動き、安政5(1858)年、日米修好通商条約を締結しました。鎖国政策が終止符を打ち、横浜・長崎・函館・新潟・神戸の5港を開港することとなりました。神戸の開港が決まったものの、整備はなかなか進まず、慶応3(1868)年に、この地に外国人居留地が建設されることになりました。現在の街並は、その当時と変わらない状態で残っており、お洒落なカフェやブランドショップが並んでいます。

『神戸朝日ビルディング』(旧・神戸証券取引所)
昭和9(1934)年に、証券取引所として建築されたのですが、戦後、米軍に接収されたそうです。その後昭和28(1953)年には映画館:朝日会館となり、現在に至っています。老朽化によって、新ビルが建てられたのですけど、下部の旧建物は保存活用されています。



この緩やかな曲線がとてもいいですね(^^)v



『神戸市立博物館』
建築家・桜井小太郎、最後の作品だそうです。桜井小太郎は、旧三菱銀行本店や、丸ビル旧館などを手がけられた建築家です。その桜井氏の設計によって、「横浜正金銀行神戸支店」として建築されました。その後「東京銀行神戸支店」となり同銀行の移転により、神戸市の所有となり現在は『神戸市立博物館』として活用されています。



なかなか凛々しくてカッコいい建物ですね



『チャータードビル』
J・H・モーガンの設計で、チャータード銀行神戸支店として1938年に完成した建物です。銀行だった1階ロビーはカフェとして活用されています。



『神港ビル』
木下益次郎の設計によって、1939年に川崎汽船本社として完成した建物です。現在でも登記上は本店の所在地となっているそうです。隣のチャータードビルと比べるとシンプルな外観ですが、とてもバランスの良い建物ですね。



その2へ続く

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