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洲本アルチザンスクエア【兵庫県洲本市】

2018年01月28日 22時19分22秒 | 建物
 洲本アルチザンスクエアは、淡路島の中央部に位置する洲本市の中心に2001年に整備された複合文化商業施設です。明治時代に建てられた赤レンガ造の建物群によって構成されています。


 日本の近代化において紡績業は中心をになっていた産業で、十大紡と呼ばれた大企業が中心となって産業発展を主導していました。十大紡は、大日本・東洋・鐘淵・富士瓦斯・日清・倉敷・大和・敷島・日東・呉羽です。この赤レンガの建物は、旧鐘紡洲本第二工場汽缶室です。ちなみに鐘紡は、鐘淵で創業した紡績会社であることから、鐘淵紡績となり、その後、略称の鐘紡が正式社名となったようです。建物の設計は横河工務所で、施工は竹中工務店で、明治42年(1909)に竣工しています。外壁はイギリス積のレンガ造となっています。西側の棟には商業テナントなどが入り、東側の棟は図書館となっています。近代日本における有数の紡績工場であることから、経済産業省の近代化産業遺産にも認定されています。



 下の建物は、施設が整備された当初は美術館として利用されていたようですが今は撤退しているようです。