アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

ホッケの調理法に詳しい総理

2024年10月09日 | Weblog
「あっそう!元総理」(仮名 以下「総理」)の武勇伝(?)。二日続けてしまいますが…。

 昨日(10/8)、やってくれましたねえ。自民党の麻生太郎最高顧問、東京都内で開かれた台湾関連の式典であいさつし、台湾は日本にとって大事な「国」だと発言してしまいました。
 日本政府は、「台湾を国家として認めていない」ことをご存じなかったらしい。
 台湾を自国の領土と見なす中国の反発は必至ですね。お騒がせ男なんです…。

 記者会見で四字熟語の問題を記者団に出題しました。「珍味佳肴:ちんみかこう」を読めなかった記者に、
「意味は、ホッケの煮付けだよ。滅多に食べられない御馳走!」 と、説明しました。

 そのあとの、自民党役員会で
「ホッケに煮付けはありません。ホッケは焼くしかないんです」 と、指摘されました。
 マスコミは、「ほら見ろ、ホッケの煮付けだとよ!やっぱり浮世離れしている」と、総理を批判。

 この話、とんでもない間違い。私は、これまで、ホッケを何千尾釣ったか知れない。いわば、ホッケの(似非ながら)専門家です。習性から、調理法まで漁師さん並みに知っているつもりです。「ホッケの煮付け」は、堂々と存在します。
 ホッケに煮付けはないなどという国会議員さん、しっかり勉強してくださいよ!浅知恵で総理にため口をきくなんて100年早いわ!
 焼いたホッケしか知らず、総理を嘲笑したマスコミ!君たちもホッケをなめちゃあかん。
 いま、ホッケは刺身でも人気。また、ホッケの飯寿司は、絶品。狭小な知識で、焼くしかないなんて、ホッケ様に無礼すぎる!出て来て、ホッケ様に謝ってほしい。

 ちなみに、総理は自己評価として、「オレは、伏竜鳳雛(ふくりゅうほうすう)だな。才能がありながら機会に恵まれず、力を発揮できない。時期がまずかった…」と、つぶやいたのだそう。
 確かに、足引っ張りがいたため、人気挽回のはずの定額給付金が、大騒動になりました。

 総理になる条件として、漢字検定2級以上という法律は必要ですね。読み間違いの総理もお粗末かもしれないが、原稿を書いた人も悪い。漢字にふりがなをふらなかった責任は重いよ。「これくらい読めるだろう」で、仕事をしてはいけません。一国の総理に恥をかかせないようにするのが務めのはずです。

「人は、間違うもの。総理も人。だから漢字の読み間違えくらいどってことないでしょう」
 こういう考えは、いけません。総理の間違いは、日本の恥です。
 総理、衆院選初出馬の際、福岡県飯塚市での街頭演説で、
「下々の皆様!」
 と、呼びかけてしまった…。たぶん悪意あるでっち上げだと思いたいのですがね。「さもありなん」と、思わせるあたり、いわゆる一つの人徳かな。人徳があるから、最高顧問になられた。