アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

薩摩は男尊女卑?

2015年08月31日 | Weblog
 高校の先輩の有名人…レオンルド熊さんと、高石ともやさん…。レオナルド熊さんは早くに亡くなられた。高石さんはご存命かと。
 で、高石さんといえば…「おいでみなさん聞いとくれ ボクは悲しい受験生」。フォーク歌手の高石ともやさんは1960年代後半、「受験生ブルース」で受験生の悲哀を歌った…。

 ♪ 朝はねむいのに 起こされて(中略) 昼は悲しや 公園へ(中略) 夜は悲しや 受験生
(中略) かあちゃんも俺を 激励する一流の大学はいらねば あたしゃ近所の皆様にあわせる顔がないのよ… ひとよ ひとよに ひとみごろ ふじさんろくに オームなく サイン コサイン なんになる 俺らにゃ俺らの 夢がある(後略)。

 えっ?何が言いたいかもう分かったって?ハイハイ、その通りです。
 某鹿児島県の知事さんのおっしゃるとおり、私は、社会生活で三角関数を使ったことはありません。三角定規は…使ったことがありますけどね。
 だからといって、「三角関数を教えて何になる!」ということではない!「数学は難しいよ!誰が考えたんでしょうね?だけど、楽しいよ!」ってことを教えてくれるのが三角関数でしょ!暮らしに役立つかどうか?役立ってますよ!学ぶことに「無駄」は、なにもありません。高校で三角関数を習わなかったら、生涯、「サイン、コサイン、タンジェント」を知ることもなかった。
 なぬ?「女の子にサイン、コサイン教えて何になる。社会の事象とか、花とか草とかの名前を教えた方がいい」?!女性への人権侵害でしょう!
なぬうぅ! 「口が滑った。少々軽率だった。発言を撤回しまーす!」だって?あーっダメダコリャ。…撤回すればいいってもんじゃないでしょう!口が滑るということは、本心だってことでしょう!鹿児島県…男尊女卑なのか?鹿児島県民の皆さんが、「撤回したからもうガタガタ言わない」ということであれば、外野から騒ぐこともないんですがね。
 それにしても、政治家の口ってよく滑るなあ…。私の口もよく滑るけどね。

昔は悪だった?今だって十分悪!

2015年08月27日 | Weblog
 チョイ悪オヤジ…一時流行りました。今は…死語でしょう。起源は…「LEON」の、不良がかった中年オヤジのファッション。そのうち、ファッションから離れて、外で立小便したり、万引きしたり、ひったくりするオヤジの意味となった。んなわけないか?
 立ち小便オヤジと似てますが、やくみつるさんの漫画に、「血圧が高め、ヘモグロビンA1Cも高め、肝機能も…こういうオヤジがチョイ悪オヤジ」…なんてのがありましたがね。笑いました。

 大衆酒場などで隣に座った見知らぬオヤジに話しかけられ、適当に相づちをうっていると、「昔はおれも悪だった」と言い出す。こういう経験をされた方も少なくないはず。私など、数え切れないほどあります。で、そう言うオヤジで、「ああ、この人は昔悪だったんだろうなあ」と、思える人は皆無。
 では、なぜ「昔はおれも悪だった」などと言うのだろうか?心理学の大家(大過でも退化でもない。もちろん耐火でもない)である私の分析は…
 …なんの取り柄もないオヤジ、酒場で自分の話を真剣に聴いてくれるカモ(私)を見つけた。このカモに自分を尊敬させたい。しかし、自己顕示欲を満たす会話の流れにならない。そこで愚挙に出る。「昔はおれも悪だった」こう言うと、相手は尊敬のまなざしで自分を見るだろう。心理学的には他者から認められない不満を抱えたオヤジ…まあ、こんなもんでしょう。

 酒場のオヤジの、「昔はおれも悪だった」は、許せる。だけど、国会議員のネット上の「悪ガキ自慢」…あれは、なんなんだ?
 「若い教師(女性)をトイレに閉じ込め爆竹を次々に投げ込んだ」…ひどいことをしたものです。そんな人が国会議員になって、ネットで学生時代悪だったと自慢する…。
 別の国会議員は、同級生を全裸にして性器にマジックで落書きしたという。それって、薄汚いいじめでしょ!自慢げにカミングアウトする種類のものではない。この議員の悪さはそれだけにはとどまらない。「いじめられる方も弱くなっている側面はないか」と書いている。つまり、被害者側を責めているのです。あきれ果てましたよ。「爆竹議員」も、「性器に落書き議員」も辞めてほしい。本物の悪だから。

備えあっても憂いありの現代…

2015年08月26日 | Weblog
 今や知る人もめっきり減りましたが…
 「世界は一家、人類は皆兄弟」 素晴らしい言葉ですねぇ!人権侵害をなくそうという標語。誰が作ったかは知りませんが、笹川さんという方が好んでいたらしく、日本船舶振興会のCMに使っていました。山本直純さん、高見山大五郎さんもCMに出演しておりました。
 だからどうしたって?「世界は一家、人類は皆兄弟」と、言っておきながら…
 「戸締まり用心火の用心 戸締り用心火の用心 一日一回 良いことを  ニコニコ ニッコリ 日曜日(以下、月火水木金土まで続きがある)」。…これはないでしう!
 私が言いたいのは、人類は皆兄弟なら、戸締まり用心する必要がないだろう!ってこと。

 「戸締り用心火の用心」は、「備えあれば憂いなし」と意味が同じです。「備えあれば憂いなし」は、最近耳にタコは出来ませんが良く耳にするフレーズですねえ。安全保障論議の常套句。誰の常套句かって?もちろん、政権のですよ。「備えあれば憂いなし」の後に、「戸締まりをしっかりしていれば泥棒や強盗が入らない。助け合いができている町内は犯罪が少ない」と、続けられる。
 これは…「その通り!」とは言えません。なぜなら、我が家など、玄関に鍵をかけるようになったのは最近ですよ。夜でも、留守でも鍵をかけることがなかった。だけど、ただの一度も泥棒に入られたことなどありません。町内の助け合い?今の日本に助け合いをしている町内会ってあるの?あるはずないでしょう!安倍晋三さんにそう言えって?ヤジられそうだから…言わんワ。

 ともあれ、「備えあれば憂いなし自体」は正しい。ただ…軍部暴走の歴史は…「憂い」をバンバン煽って、「備え」を過大に、さらに過大に…。日本は戦争をしない国なのですから、分相応の備えでいいのです。
 えっ?自衛隊が守り切れなかったら、日本国民はどうなるんだって?
 わかりきったことです。そのときは潔く散るしかない。「そんなの嫌だ!」って?だったら備えなければならないでしょう!わかりきったことです。

 一体どっちの支持者なんだって?戸締まり用心火の用心の支持者ですねえ。万全の備えは当然。「備えすぎると戦争をする」という一部の世論は考えすぎ。日本は戦争をしませんから!
 問題は、安全保障論議になっていないってこと。
 安保法案の国会審議に入る前に防衛省が成立を前提に自衛隊の部隊運用を検討していた。これって当たり前のことでしょう?
安全保障論議になっていないというのはこのこと。野党が文民統制に反する「自衛隊の独走」と批判している…そこじゃないでしょう!まっ、こう言うと、「枝葉末節をおろそかにするな」と、逆襲されるのでしょうけどね。
 「成立後の課題を整理した。分析研究するのは当然」と、中谷防衛相に一刀両断にされた。日本には、「肉を切らせて骨を断つ」という言葉があるのですがね。野党が贅肉をつつくだけだから、骨を断たれる心配がない。よって、備えが強固となり国民は安心…。

「冠が天津」but天津とは無関係…

2015年08月25日 | Weblog
 天津市が大変なことになっております。一日も早い復興を衷心よりお祈りいたします。
 天津といえば…ドラゴンボール世代は、「天津飯」でしょう。クリリンを身長187センチメートルにして、額にも目を付けた(「三つ目人」の末裔なのだそう)…そんなルックス。
 天津市出身かって?名前は天津飯ですが、天津市とは無関係かと。

 私どもの世代(いわゆる団塊)は、天津飯といえば…芙蓉蟹(かに玉)をご飯にのせて、とろみのあるタレをかけたもの。天津丼、かに玉丼の名もある。
 この天津飯、生まれは「日本」。つまり、日本独特の中華料理。天津市のみならず、中国には天津飯に相当する料理がない。

 なーんだ!天津飯は天津市となんの関係もないのかぁ!では、天津甘栗はどうだ?
 「天津甘栗」は、中国原産シナグリの代名詞…日本ではね。し、しかし、BUT!天津市は、「栗の産地でも、栗が名物でもない」。なんなんだ!?天津!

 天津市の大規模爆発事故…これは、天津飯や天津甘栗と違って、間違いなく天津で起こった。天津飯、天津甘栗と並んで、「天津大爆発」。「三大冠天津」ってわけ。
 だけど…危険な物質のずさんな管理と、それを許した不正…これは、「天津だけの問題」じゃないと思いますよ。第二、第三の天津大爆発…軍事パレードの費用を天津大爆発の防止に充てるといいのに。

本人のみ知る…模倣か偶然か?

2015年08月24日 | Weblog
 俳句会では、「席題」が出されます。事前に出されているお題が、「兼題」。句会の席で出されるお題が「席題」です。
 席題が出されますと、私は、まず歳時記を読みます。出されたお題の正しい意味を解釈しているかどうかを確認するためです。自分の勝手な解釈で作句したくないよってに。意味を正しく理解していることを確認して、制限時間までに作句するのです。すぐにひねり出せる時もあれば、時間ぎりぎりにようやく出来ることも。なかなか出来ない時の苦しいこと苦しいこと…。産みの苦しみ…ですかね。

 歳時記には、俳句がたくさん載っています。載っているだけあって、秀句ばかり。凄いなあと、ただただ感心するばかりです。…で、席題では、出席者の俳句を名前を伏せて一覧にして選句(自分がいいと思う俳句に投票する)するのですが…。時々あるんです…。歳時記に載っている俳句と、そっくり同じ俳句が…。5・7・5ですから、偶然そっくり同じものが作られることはあると思います。模倣もある…。偶然か模倣か?これは…本人のみ知ること。

 2020年東京五輪の公式エンブレムが、ベルギーの劇場のロゴと酷似…偶然似たのか、模倣か?デザインにド素人の私は、素直に「模倣だべさ!」と、思います。私の目では、同じものにみえるんですから。専門家はどう見るのか?テレビで観る限りは、「似てますね、フフフ」ばかりで、「模倣です」などの断定的なコメントはない。当然ですがね。

 エンブレムのデザイナーは「(模倣疑惑については)事実無根」と主張。訴訟に進展しています。そうこうしているうちに、エンブレムのデザイナーが別の作品で模倣があったことを認めた。あらら…。認めるのは、当たり前。なぜかって?「そっくり同じ」なんですから!私なら、模倣したい作品から、60%ぐらいはそっくりいただいても、残りの40%はオリジナリティを発揮しますがね。そうすれば、「模倣」という汚名から逃れられそうだから。ずる賢い。
 エンブレムのデザイナーさんは、「模倣した作品は確かにあります。しかし、東京五輪の公式エンブレムは模倣ではありません」…これって、通じるものなのでしょうかねえ…。

 新たな心配は、五輪の大会組織委員会も「エンブレムのデザインは、問題ない」との立場を強固にとっていることですね。あれほど酷似しているのに、「問題ない」。これこそが「問題あり」じゃないのかぁ!
 まだまだ一波乱も二波乱もあるな、きっと。


大学での講義、無事終了…

2015年08月22日 | Weblog
 大学で講義してきましたよ。「ウケ」がとれたかって?ウ、ウケませんでしたぁ、大学生たちにはね。しかし、教授たちには大ウケけで、「来年もお願いします」と…。

 私が講義を始めた途端、一人の大学生が席を立った。温厚な私でも「ムッ」としました。「こらぁー!私の高尚な話が聴けないのかっ!」とは言いませんでした。それを言うと、某俳優と同じですから。某俳優は、「地域大学」という成人向けの大学に講師として招かれたのですが…。講義が始まってまもなく、立て続けに2人の受講生が席を立ったものだからキレちゃった。そのときの言葉が、「私の高尚な話が聴けないのかっ!」だったのです。自分で高尚というのもねぇーっ。
 私は席を立った学生を無言で見送りました。なお、彼は、戻ってきませんでした。トイレに立ったのではなかった様子。

 最前列の女子学生が、はじめっから居眠り…。私の話がつまらなくて寝るのなら責任は私にある。だけど…開始数秒で寝るか?私の高尚な話をなんと心得る!
 で、学生の半分は寝たり起きたり。つまり、私の高尚な話が通じなかった。3か月ですよ、60分の講義のために、3か月かけて準備した…つまらないはずはないのだが…。残りの半分は真剣に聴いていたかって?まあ、頑張って聴いてくれたと思います。

 講義が終わった後、質問が…。
 「寝屋川の事件で、中学1年の女の子が殺害され、同級生の男の子が行方不明(昨晩遺体で発見されましたが…)になっていますねえ」…きたきたきた!寝屋川の事件について私の見解を聞こうと言うんだな。と、思ったら…
 「家で孫たちに言ってます。一人で夜出歩くなってね」…質問は、な・あ・に?
 司会の教授が、「そ、それで終わりですか?はい、質問ではなく、感想でしたね」…感想?感想でもないでしょう!少なくても、私の講義に対する感想ではない。

 と、いうわけで「高齢者大学」における私の高尚な講義は…無事終わりました…アハハ。大学生の平均年齢が80歳近い。居眠りも、しょうがないなあ…。


献血しない後ろめたさ

2015年08月21日 | Weblog
 学生時代は、「黄色い血」の時代でした。貧乏学生が現金を得るために、「売血」していました。貧乏だから、ろくに食事をしていない。それなのに、体内で売るだけの血が造られているんだなあと感心したものでした。もちろん私は、自分の血を売るなんてことはしませんでした。毎日のように血を売っていた人は、ふらふらとアパートに帰って来てしばらく寝ていました。私は時々、「死んではいないだろうなあ」と、部屋に確認に行ったものでした。その人は、起きると勉強して、インスタントラーメンを食べて、血を売りに行って、しばらく死んだように寝て…。

 売血する人は…麻薬のようなもので、売血を繰り返す。当然、健康を害する。また、売血常習者の血は、「薄い」のだそうで、輸血しても効果が少ないという。肝炎?当然蔓延していたことでしょう。そんなわけで、「売血→献血」となったわけ。
 「輸血用血液を献血によって確保する体制を目指す」と、政府が閣議決定したのは昭和39年8月21日。つまり、50年前の今日。で、「献血の日」となっている。

 輸血を受ける可能性は私にもあるので、献血したいのですが…献血をしたことがないのです。理由ですか?イギリスで、「狂牛病」が流行ったときにイギリスに滞在していた関係で、「献血してはいけない人」だったからです。私の血を輸血して、「狂牛病」になる人が出たら大変ですからね。幸い私は狂牛病は発病しませんでした。だったら、これからでも遅くないから献血しろって?…そ、それが、難しい病気を患ってしまいまして…(大量の薬を服用しているので献血できない)。早い話が、近年の若者の献血離れとは違うってことです。

 献血をしないことの「言い訳」をするなって?そうなんですよねぇー…「献血の日」が、苦手な日なのです。言い訳したいのです。献血の意義は、黄色い血の時代を知っているだけに十分わかっています。助け合いの精神は真っ先に発揮したいタイプ(早い話が目立ちたがり)…しかし、献血できない。感じなくてもよいであろう「負い目」を、今日一日感じ続けるのです。

日本の強敵、便器も床も自動洗浄…

2015年08月20日 | Weblog
 「便所」「厠(かわや)」「トイレ」「雪隠(せっちん)」「バスルーム」「憚(はばか)り」「WC」「メンズルーム」「レデイスルーム」「手水場(ちょうずば)」…。
 どれも、便所、トイレのこと。「厠(かわや)」は、発音はともかく漢字は中国でも通じる。えっ?中国では、「洗手間」だったって?いくつかあるんです。「盥洗室」「茅房」という言い方も。「浄房」「便池」は、漢字を見て「便所だな」と予想がつきます。

私の好みは、「雪隠(せっちん)」ですねえ。本来の由来は不明ですが、「雪で隠す」…趣があります。中国から伝わったかと思ったら、中国で「雪隠」は使わない。雪隠は、日本製かも知れません。道理で、上品な言葉です。
 「憚(はばか)り」は、「人目をはばかる所」という意味から、「便所」のこと。でぇ、私は、「はばかり」と聴くと、品が悪いですが、「大」を連想するんです。

 前置きはこれくらいにしまして…(前置き長っ!)、世界各地でトイレに入るのですが、使用後に水を流すと、便器だけではなく個室の床全体を水洗する方式のトイレがありました。しかも、便座がない和式トイレスタイル。どこの国だと思いますか?フランスなのです。
 なぜ今、その話しかって?テレビを観ていたら、「フランスの公衆トイレ」の紹介みたいな番組がありましてね。便器はもちろん、床ごと洗浄しておりました。それで、思い出しました。

 高機能トイレに関しては、日本は間違いなく世界一だと思います。温熱・自動洗浄・脱臭・擬音装置・人を感知してふたが上がる・(使用後)人が立つと自然に水が流れる…。だけど、床は洗浄しませんよね。床洗浄はフランスが世界一です。しかも、他の追随がない!

お盆がランドセルの書き入れ時とは

2015年08月19日 | Weblog
 ニュースによると、「ランドセルがもっとも売れるのがお盆」だという。わたしゃ、てっきり3月だと思い込んでおりましたよ。
 なぜ、ランドセルが、お盆なのか?ランドセルメーカーは、数量限定の新モデルを既にゴールデンウィークから販売しているんだと!知らなかったぁ!そして祖父母が待つ実家に孫子が帰り、3代が揃うお盆がランドセルの書き入れ時になるという。そうーゆーことだったかぁ!

 我が家の孫も、お盆に来てくれました。日本には、「来て嬉し帰って嬉し孫の顔」という川柳があります。その川柳、私はいただきません。私には、「来て嬉し帰って悲し孫の顔」です。それじゃあ川柳にならないって?川柳はどうでもいいです。「帰って嬉し」という人の気持ちが理解できません。

 で、ランドセルなんですが…28歳の二男が6年間使ったランドセルが全く綺麗なままなんです。あと6年間十分使えます。で、二男の息子たち、使わないかなあと…。えっ!?「4~5万円をケチるな」って?たしかに、ランドセルが4~5万円というのは高い。だけど、ケチで言っているわけではありません。「父親が6年間使ったランドセルで息子が入学する…」いいと思うんですがねえ。
 まっ、私が良くても…みなさん「ピッカピッカ」のランドセルで入学させたい…それも、よく分かる…。どっちでもいいか。


わいせつ教員…ヒヤリハットが6万人

2015年08月18日 | Weblog
 高齢者大学での「人権講座」の内容を練りに練っているのですが…「人権侵害の実態」のところでお話しする予定だった、「児童ポルノ」の部分を削除することにしました。なぜなら、実態を知れば知るほど、高齢者の皆様に知っていただく必要がないことだと考えるようになったからです。

 昨年1年間、全国で摘発された児童ポルノ事件は…1,828件。被害児童は746人です。いずれも過去最高なんですよーっ。
 13歳未満の被害児童の約7割が、強姦や強制わいせつの被害を受けて児童ポルノを製造されていた(警察庁の発表)んですよーっ! 
 「児童の性交動画」「児童に性器を強調したポーズをとらせた画像」…これらは、所持しているだけで罰則が適用される(読売新聞の記事から)んですよーっ!
 
 人権侵害に関わる部分では、気分が明るくなる話などないのですが、「児童ポルノ」に関しては、私自身が口にしたくない。児童ポルノの加害者側に、まさか学校の先生は入っていないでしょうねえ…それが、入っているみたいで…。

 文部科学省によると、わいせつ行為で処分された小中高など公立学校の教員が、2013年度に初めて全国で200人を超えたという。なんなんだ!200人ということは、得意のハインリッヒの法則に照らし合わせると、1:29:300ですから、5,800人の教員がわいせつ行為に近いことをした計算になる。さらに、60,000人の教員がヒヤリ・ハット(わいせつ行為には至らなかったもののヒヤリとした、ハッとした…)

 今評判が高い、「死刑でいいです」の共同通信の池谷孝司さんが、昨秋、「スクールセクハラ」(幻冬舎)を出しています。「なぜ教師のわいせつ犯罪は繰り返されるのか」

 担任教員からのスクールセクハラの被害を受けた横山智子(仮名)さん…進路面談の場で担任教員からカラオケに誘われた。内申書に響くかもしれないと、断れずに集合場所へ行くと、車でホテルに連れて行かれ、乱暴されるた。
 スクールハラスメントは、一部の「異常」な教員が起こしているもののように捉えられている。しかし、指導のために教員は生徒に対し多くの権限が与えられている。先生だからこそ拒否することが出来ないのだ。

 「先生だから拒否することが出来ない」それを利用して…卑劣です。
 再三持ち出して申し訳ないが、トルストイの「幼年時代」に、「深く愛することのできる人だけが、深い悲しみも体験することができる」とあります。
 人を愛することを知る前に、深い悲しみを心に刻み込まされ、人間不信に陥るような体験を強いられたら…。そんな絶望に追いやる行為が、子どもたちの環境で起こっている。

 高齢者大学で話すことじゃない…。