「蘇(そ)」…新型コロナウイルス感染防止に係わる非常事態宣言のあと、急に脚光を浴びている乳製品。学校が休みになり、給食用の牛乳が売れなくなった。そんな酪農家を応援しようとする人たちが、「蘇」を作り始めた。古代のチーズ「蘇」が、蘇(よみが)えっている。アンティークな国民としましては、たいへん嬉しいことです。なぬ?「『蘇が蘇える』で、自画自賛しないのか」って?まだ先を書きたいので、自画自賛は割愛。
「五味(ごみ)」という姓があります、昔ご近所にもおられた。音だけ聴くと気の毒な姓ですが、由緒正しい、姓。「甘い、辛い、塩っぱい・・・」という五味とは全く別物。なぬ?「七味唐辛子ってのもある」って?だからぁ、それは関係ないから!
仏教では、牛や羊の乳を精製する過程を5段階に分けて「五味(ごみ)」と呼ぶ。
「乳(にゅう)」→「酪(らく)」→「生酥(しょうそ)」→「熟酥(じゅくそ)」→「醍醐(だいご)」 以上5段階。
仏教では、牛や羊の乳を精製する過程を5段階に分けて「五味(ごみ)」と呼ぶ。
「乳(にゅう)」→「酪(らく)」→「生酥(しょうそ)」→「熟酥(じゅくそ)」→「醍醐(だいご)」 以上5段階。
なぬ?「今日のテーマが読めた」って?はい、ご推察の通り、「醍醐味」です。
「孫たちとのテレビ電話は、人生の醍醐味だ」
「土地の名物を食べるのは、旅の醍醐味だ」
「粗大ゴミを出すのがゴミ出しの醍醐味だ」
このように、日常「醍醐味」という言葉をよく使います。「一番の魅力」という意味が、なぜ「醍醐味」なのか?「醍醐天皇」とか「後醍醐天皇」とかがおられたが、醍醐味は、これらの天皇と関係あるのか?
正解は、五味の最上の味「醍醐」からですね。
なぬ?「醍醐天皇は、乳製品の醍醐が好きだったから、醍醐天皇を名乗ったのか」って?これは、返答に一瞬窮する質問です。で、「後醍醐天皇」は、「追号」のようです。「醍醐寺」という寺の近くに御陵があるので「醍醐天皇」となったらしい。醍醐寺、つまり仏教ですから当然「五味の醍醐」を知っていた。つまり、最上の味「醍醐」と、醍醐天皇は、仏教関係ということでつながりがあると考えて大きく外れてはいないと思います。
「土地の名物を食べるのは、旅の醍醐味だ」
「粗大ゴミを出すのがゴミ出しの醍醐味だ」
このように、日常「醍醐味」という言葉をよく使います。「一番の魅力」という意味が、なぜ「醍醐味」なのか?「醍醐天皇」とか「後醍醐天皇」とかがおられたが、醍醐味は、これらの天皇と関係あるのか?
正解は、五味の最上の味「醍醐」からですね。
なぬ?「醍醐天皇は、乳製品の醍醐が好きだったから、醍醐天皇を名乗ったのか」って?これは、返答に一瞬窮する質問です。で、「後醍醐天皇」は、「追号」のようです。「醍醐寺」という寺の近くに御陵があるので「醍醐天皇」となったらしい。醍醐寺、つまり仏教ですから当然「五味の醍醐」を知っていた。つまり、最上の味「醍醐」と、醍醐天皇は、仏教関係ということでつながりがあると考えて大きく外れてはいないと思います。
古代チーズ「蘇」。乳製品五味の最上級「醍醐」。同じじゃないのかぁ? 「蘇」が人気爆発という報道があるが、「醍醐を作っている」という話は聞かないが?
そのわけは、「蘇」をさらに加工すると「醍醐」になるんだとぉ!は~い、解りましたぁ。と、いうことは、「蘇」を作っている人は、そのうちに「醍醐」も作るかもしれないってことね。
そのわけは、「蘇」をさらに加工すると「醍醐」になるんだとぉ!は~い、解りましたぁ。と、いうことは、「蘇」を作っている人は、そのうちに「醍醐」も作るかもしれないってことね。
「涅槃経」の一節に…
・・・醍醐は最上なり。もし服する者あらば、衆病皆除く・・・
そうだったのかぁ!「醍醐」は、万能薬でもあったのかぁ!「衆病皆除く」ですから、新型コロナウイルスも除いてくれる。これは、正真正銘…醍醐味ですね!
・・・醍醐は最上なり。もし服する者あらば、衆病皆除く・・・
そうだったのかぁ!「醍醐」は、万能薬でもあったのかぁ!「衆病皆除く」ですから、新型コロナウイルスも除いてくれる。これは、正真正銘…醍醐味ですね!