まず、次の話をお読みいただきたい。
今年の6月のある日のこと、小学校1年生の三女、こはるちゃんが学校から帰ってくるなり嬉しそうにこう叫んだ。
「お父さ~~ん、今日の宿題は抱っこよ!」
何と、こはるちゃんの担任の先生は、「今日はおうちの人から抱っこしてもらってきてね」という宿題を出したのだった。
「よっしゃあ!」と、平田さんはしっかりこはるちゃんを抱きしめた。
その夜、こはるちゃんは、お母さん、おじいちゃん、ひいおばあちゃん、2人のお姉ちゃん、合計6人と「抱っこの宿題」をした。翌日、学校で「抱っこのチャンピオン」になったそうだ。
数日後、平田さんは、こはるちゃんに聞いてみた。
「学校のお友だちはみんな抱っこの宿題をしてきとったね?」
するとこんな悲しい答えが返ってきた。「何人か、してきとらんやった」。でも、世の中、捨てたもんじゃない。次に出てきた言葉に救われた。
「だけん、その子たちは先生にだっこしてもらってた」。
ステキな先生だなぁと思った。
このお話が載っている本は、「日本一心を揺るがす新聞の社説 それは朝日でも毎日でも読売でもなかった」というタイトル。みやざき中央新聞編集長の水谷もりひと著で、ごま書房新社から出版されている。この本、すでに中古も売られているので、お買い求め易い。是非1冊手元に置いておきたいもの。
なぜなら、冒頭の「『抱っこの宿題』、忘れんでね!」の他に、「なるほどぉ~と唸った話」「『パクる』の三段活用で進化する」「どうしたら笑ってくれるか考える」「政治ではできない子育て支援」「殺さなければならなかった理由」「こんな素晴らしいアホがいた」…感動的な話の宝庫だからです。
「抱っこの宿題」を出した先生が凄いということを書きたかったのではないのです。学校だよりで、「日本一心を揺るがす…」を紹介している学校があるということが素晴らしいからです。
甲乙小学校(仮名)の学校だよりに、「ちょっと立ち読み」という図書紹介コーナーがあります。この学校だよりで紹介する本は、町の図書館で借りられる。地域と学校の「連携」のひとつの好例です。1月末発行号の「ちょっと立ち読み」で、「日本一心を揺るがす…」が紹介されていました。良い本を紹介しているなあと感心させられました。学校だよりで…?学校だよりって、「校長先生の小難しい話と、行事予定が載っているアレ」と、相場が決まっていますが…図書の紹介まであるの?
「学校だより」は、なんのために発行するか?簡単に言うと、保護者、地域住民、設置者である市町村に「説明責任」を果たすため。ですから、1か月に1回の発行としても、膨大な量になるはず。
甲乙小学校の学校だよりは、A4版で、12枚!ひょっとして日本一?分量が多ければいいってもんじゃないという御意見もおありでしょうが、内容が充実しています。(Web Siteで読んでいただけないのが残念)
校長先生のお話から始まって…「学校行事等の考え方とその実施の様子、さらに反省と展望」「日本の教育動向と自校のとらえ」「児童の活動の軌跡」「各学級だよりの内容紹介」「教諭の小エッセイ(順番制か?)」「学校から保護者へのお願い」「図書の紹介」その他、盛りだくさん…正しく、「Think Globally,Acut Locally」(地球的規模で思考し、足元から行動する)なのです。
随分売り込むが、甲乙小学校の回し者かって?違います。甲乙小学校から1円も頂いておりません。「抱っこの宿題」が載っている本を学校だよりで紹介する学校って素晴らしいから取り上げさせていただきました。許可は得ておりませんが、仮名なので問題ないかなと…。
日本中の学校が、甲乙小学校のような学校だよりを発行するようになれば、日本の学力が大幅に底上げされると思います。
学校だよりアナリストとしまして…学校だよりの目的ですが、「保護者、地域住民、設置者である市町村に『説明責任』を果たすため」と、書きました。それはそれで表面的には正しい。では、裏があるのか?学校だよりの裏の目的は、「校長からの自校教職員へのメッセージ」なのです。
今年の6月のある日のこと、小学校1年生の三女、こはるちゃんが学校から帰ってくるなり嬉しそうにこう叫んだ。
「お父さ~~ん、今日の宿題は抱っこよ!」
何と、こはるちゃんの担任の先生は、「今日はおうちの人から抱っこしてもらってきてね」という宿題を出したのだった。
「よっしゃあ!」と、平田さんはしっかりこはるちゃんを抱きしめた。
その夜、こはるちゃんは、お母さん、おじいちゃん、ひいおばあちゃん、2人のお姉ちゃん、合計6人と「抱っこの宿題」をした。翌日、学校で「抱っこのチャンピオン」になったそうだ。
数日後、平田さんは、こはるちゃんに聞いてみた。
「学校のお友だちはみんな抱っこの宿題をしてきとったね?」
するとこんな悲しい答えが返ってきた。「何人か、してきとらんやった」。でも、世の中、捨てたもんじゃない。次に出てきた言葉に救われた。
「だけん、その子たちは先生にだっこしてもらってた」。
ステキな先生だなぁと思った。
このお話が載っている本は、「日本一心を揺るがす新聞の社説 それは朝日でも毎日でも読売でもなかった」というタイトル。みやざき中央新聞編集長の水谷もりひと著で、ごま書房新社から出版されている。この本、すでに中古も売られているので、お買い求め易い。是非1冊手元に置いておきたいもの。
なぜなら、冒頭の「『抱っこの宿題』、忘れんでね!」の他に、「なるほどぉ~と唸った話」「『パクる』の三段活用で進化する」「どうしたら笑ってくれるか考える」「政治ではできない子育て支援」「殺さなければならなかった理由」「こんな素晴らしいアホがいた」…感動的な話の宝庫だからです。
「抱っこの宿題」を出した先生が凄いということを書きたかったのではないのです。学校だよりで、「日本一心を揺るがす…」を紹介している学校があるということが素晴らしいからです。
甲乙小学校(仮名)の学校だよりに、「ちょっと立ち読み」という図書紹介コーナーがあります。この学校だよりで紹介する本は、町の図書館で借りられる。地域と学校の「連携」のひとつの好例です。1月末発行号の「ちょっと立ち読み」で、「日本一心を揺るがす…」が紹介されていました。良い本を紹介しているなあと感心させられました。学校だよりで…?学校だよりって、「校長先生の小難しい話と、行事予定が載っているアレ」と、相場が決まっていますが…図書の紹介まであるの?
「学校だより」は、なんのために発行するか?簡単に言うと、保護者、地域住民、設置者である市町村に「説明責任」を果たすため。ですから、1か月に1回の発行としても、膨大な量になるはず。
甲乙小学校の学校だよりは、A4版で、12枚!ひょっとして日本一?分量が多ければいいってもんじゃないという御意見もおありでしょうが、内容が充実しています。(Web Siteで読んでいただけないのが残念)
校長先生のお話から始まって…「学校行事等の考え方とその実施の様子、さらに反省と展望」「日本の教育動向と自校のとらえ」「児童の活動の軌跡」「各学級だよりの内容紹介」「教諭の小エッセイ(順番制か?)」「学校から保護者へのお願い」「図書の紹介」その他、盛りだくさん…正しく、「Think Globally,Acut Locally」(地球的規模で思考し、足元から行動する)なのです。
随分売り込むが、甲乙小学校の回し者かって?違います。甲乙小学校から1円も頂いておりません。「抱っこの宿題」が載っている本を学校だよりで紹介する学校って素晴らしいから取り上げさせていただきました。許可は得ておりませんが、仮名なので問題ないかなと…。
日本中の学校が、甲乙小学校のような学校だよりを発行するようになれば、日本の学力が大幅に底上げされると思います。
学校だよりアナリストとしまして…学校だよりの目的ですが、「保護者、地域住民、設置者である市町村に『説明責任』を果たすため」と、書きました。それはそれで表面的には正しい。では、裏があるのか?学校だよりの裏の目的は、「校長からの自校教職員へのメッセージ」なのです。