義母の納骨に行ってきました。我が家から、お墓までの往復の走行距離「672km」。行程のほとんどを高速道路利用。納骨の時間を含めて往復にちょうど12時間かかりました。速すぎるって?運転のほとんどがカミサン。カミサンは、高速道路では、前に車がいると追い越さずには気が済まない。「140km/h」は、普通。私が諫めると、「この車、加速が良くて…」と、スピード違反の責任を車へ転嫁。ハンドルを握ると、「自制」という言葉が消えてしまうらしい。
お墓に到着。納骨式の参列に来てくださった親類の方が、「お箸持ってきた?」と。お骨をお墓に入れるのに、箸を使うのだという。カミサンの妹が、「私買ってきます」と、お墓を後にした。
お墓から市街地までは、3kmほど。それなのに、義妹は30分経っても戻らない。箸を買うのに、30分はかからないはず。
「遅いね。もう30分も経ってるよ」と、私。
「ここにはもう、商店は一軒も無いんだわ。15km離れた隣の街へ行かなければ、箸すら買えないんだわ」と、参列の方がた。
お墓から市街地までは、3kmほど。それなのに、義妹は30分経っても戻らない。箸を買うのに、30分はかからないはず。
「遅いね。もう30分も経ってるよ」と、私。
「ここにはもう、商店は一軒も無いんだわ。15km離れた隣の街へ行かなければ、箸すら買えないんだわ」と、参列の方がた。
これが、地方の実情。お墓がある地区にだって、数年前までは5~6軒の商店が在りました。理容院、美容院、豆腐屋さん、農業用の資材・農機具の店舗、郵便局…。一通りそろっていました。それらが今は、一切無い。食料品は、車がある人は、15km離れた商店がある地域まで買いに出かける。車がない人は、「移動販売車」に頼る。
お坊さんが来て、短いお経を上げてくださって、納骨式終了。お布施は、相場が3~5万円とのことで、3万円にしました。5分ほどのお経で3万円とは…。お坊さんの時給って、いったいいくらなんじゃーっ!お墓までの交通費を考えると、まあそんなもんかなぁ。
なお、30分以上かけて買ってきた「箸」なのですが、使いませんでした。
お坊さんが、「箸は、使いません。お骨は、素手でお墓へ納めてあげてください」と。
なお、30分以上かけて買ってきた「箸」なのですが、使いませんでした。
お坊さんが、「箸は、使いません。お骨は、素手でお墓へ納めてあげてください」と。
義母には、二町歩の水田がありまして…納骨の後、親類筋の人たちに、「水田をもらってくれないか」と、相談しました。皆さん、首を横に振られました。理由は、「(高齢のため)田んぼを増やしても、もう、いっぱいいっぱいだぁ」とのこと。後継者もいないし、自分たちも高齢で体が続かない…。
この地域、農水省、国交省がいうところの限界集落。近い将来誰もいなくなってしまうのでしょう。
この地域、農水省、国交省がいうところの限界集落。近い将来誰もいなくなってしまうのでしょう。
その前に、アンティークマンがいなくなるかもしれません。限界集落も心配ですが、その前に自分の寿命が心配。
まっ、今回は気休めにもならない入院ですが、とりあえず入院してきます。11月には退院して、「どーでもいい…ふざけたブログ」書きたいなあ…と、思っています。自分の楽しみのためにねっ。
まっ、今回は気休めにもならない入院ですが、とりあえず入院してきます。11月には退院して、「どーでもいい…ふざけたブログ」書きたいなあ…と、思っています。自分の楽しみのためにねっ。