今年も何とか終えることが出来そう

　還暦を過ぎてからは、「ぼけ」との戦いです。１年に数回は、「はっ！ぼ、ぼ、ぼけたかな？！」と、思うことがあります。「思える」と、いうことはまだ大丈夫。本当にぼけたら、自分の行動に疑問などもちませんからね。
　今年意識したぼけの兆候は…

　１　サイフをどこに置いたか忘れて…大さわぎ…。これ３～４回。自分では、全く覚えのないところから見つかるんです…。家内と２人暮らしですから、たぶん家内がいじわるしたのだと思います。家内は、一生懸命探してくれましたが、たぶん演技。なぜなら、探しながら笑っていたから…。

　２　メガネをどこに置いたか忘れて、家内を巻きこんで探した。…なんと、マントルピースの上の古伊万里の皿（２００万円相当）の陰にありました。うそです。家内の嫁入り道具（３５年前）の茶ダンスの中にありました。安全なところに置こうとして、無意識に茶ダンスの中へ入れたのでしょう。流石です。えっ？どこに置いたか忘れて大騒ぎしたのに、流石はないだろうって？そう、その通りなのです…トホホ。

　「ぼけ」…日本には、色々な「ぼけ」があります。
　１　頭の働きや知覚がにぶくなる「ぼけ」。
　２　寝ぼけるの「ぼけ」。
　３　ぼけーっとするの「ぼけ」。
　４　漫才の、「ぼけ」と「ツッコミ」の「ぼけ」。
　５　写真のピントがぼけているの「ぼけ」
　６　天然ぼけの「ぼけ」。
　これら、意味がそれぞれ違うのですが、漢字で書くと全て「惚け」です。これは日本語にしては手抜きもいいところでしょう！一人称が、「ワタシ」「オレ」「ボク」「ウチ」「オイドン」「ワ」「ソレガシ」…という品揃えの日本語なのに、どうして、「ぼけ」だけ漢字が一つ(「呆け」も「暈け」もあるが、惚けと同じ用法なので、事実上一つ。どの「ぼけ」に、どの漢字を当てるかの使い分けがない）なのか？一人称は、「I」しかない英語だって、senile、vacantly、blankly、blurred、ditzy…「ぼけ」を使い分けています。

　日本語では、「ぼけ」については、細かく追究しないということでしょうか。
　私としましては…、「惚け」は、「惚れる（ほれる）」と、同じ漢字を使うんですよ…。「惚れたら、あばたもえくぼで、見さかいがつかなくなる。わけが分からなくなるから、惚けと同じ」。もうろくがはじまり、サイフやメガネを置き忘れて探す…この状況が、「惚れる」と同じ漢字。これって、趣があるんじゃないかと思います。
　ついでに、「寝惚け」「惚けーっとする」「惚けとツッコミ」「写真はピン惚け」「天然惚け」…みーんな、「惚れる！」。これだな！こうして今年も暮れてゆきます。新年は、どこまでぼけが進むか？期待して日々精進します。なんか…いい年になりそう。

２０１２年 人類が滅亡せずに済みそう

　２０１２年もあと２日で終わりますが、どうやら「人類が滅亡せずに」終わりそうです。
　１９９９年のノストラダムスの大予言の終末論の時は、「んな分けないべ！」と予言し、見事に的中させました。ノストラダムスを越えた予言者ということでしょうか。えっ？６９億人が、ノストラダムスを越えたって？そ、そうかも…。

　この度の、マヤ文明で用いられていた暦の一つである長期暦が、一つの区切りを迎える（２０１２年１２月２１日から１２月２３日頃）ということで、巻き起こった人類滅亡説。これも、「なんも起こらない」と予言しました。しかし、多少の気にしました。なぜかって？世界のあちこちで騒ぎになりましたからね。ノアの方舟に見立てた数千万円もするカプセルが売れていた…中国の話ですがね。自分だけ助かろうとする輩がいるわけで…こやつらが金持ち。何とも割り切れないものを感じますが、ま、貧乏人はとっとと滅亡するしかありませんね。日本では、避難用のカプセルが売られていたという話はききませんでした。人類滅亡説は多少興味があっても、だーれも本当にあるとは思っていない。

　楳図（うめず）かずおさんの「漂流教室」も、舞台となった時が２０１２年だということが年の始めから話題として出ていました。「漂流教室」は、２０１２年に、人類が破滅したあとのお話し。（滅亡ではありません。なぜなら、小学生達が生き残っていたから）
　「漂流教室」の初めのほうで、「日食」が起こるのですが、今年５月に実際に金環日食がおこったわけで…科学的な根拠がなーんもないマヤ文明の人類滅亡説が、漂流教室の日食と、オーバーラップ。俄然不安になる人が増え出した。えっ？「中国人やら、欧米人が漂流教室を読んでいたのか？」って？スミマセン。不安になったのは私だけかもしれません。

　４０年も前に、楳図さんは、２０１２年の金環日食を知っていたのかって？知っていました。楳図さんでなくても調べると解りますから。次に金環日食が全国的に見られるのは３００年後の２３１２年４月です。３００年後の日食まで、今から解っている。どなたか、３００年後を舞台にした小説を書いてください。もちろん冒頭は、「金環日食」です。科学的根拠については保証します。
　３００年後まで人類は大丈夫かって？現在生きている人の大半は大丈夫ではない。しかし、人類は…たぶん続いていますよ。これ、ＮＡＳＡの大予言です。「地球はあと４０億年は滅亡しない」
　アンティークマンの大予言もしておきます。「２日後には２０１３年になる」

学校間の連携 小高一貫！？

　「中高一貫教育」というのがあります。これには３種類あって…
　１　同一学校型（中等教育学校） 中学校の課程と高等学校の課程を統合した一体の学校。
　２　併設型（中学校・高校） 同じ設置者（都道府県・市町村など）が中学校と高等学校を設置して接続するタイプ。
　３　連携型（中学校・高校） 設置者が異なる中学校と高等学校が連携して教育を行うタイプ。
　これら３種類で、高い成果を上げているのは、「併設型」。どんな成果かって？東大・京大・阪大に何人合格したかってことです。中等教育学校は、成果は見えておりませんが、６年間を見通した教育が出来るのでそのうちある程度の成果は出てくるでしょう。
　どうしようもないのが、「連携型」。これは即座にやめることをお勧めします。なぜかって？連携している高校に魅力がなければ、中学生が喜んでそこへ進学しますか？
「連携中学校から高校へは簡便な試験で選抜する」…こ、これって、低学力の中学生を高校へ入れる救済措置か！？そんなわけで、「連携型」はやめたほうがいい。

　「小高連携」というのが出てきました(別府市）。どうやって小学校と高校が連携するのか？中学校は仲間はずれか！？
高校生が小学校で英語の出前授業を行うのだという。小学生が英語に親しむ機会を増やす一方、高校生が教えることで自らの英語力を強化するのが狙い…。おもしろいとは思うが、その高校生の英語力は大丈夫なのか？まさか、「マイネイムイズ　ヒロユキナカジマ。ユウキャンコウールミイ　ヒロ。えへへ」ってレベルじゃないでしょうね。人の悪口を言うなって？いえいえ、ヒロの場合、大きな声で堂々と英語によく似た日本語で話しましたから立派でした。悪口ではありません。いい雰囲気の入団会見でしたよ。

　別府市の小高連携はまれな例ですが、アイディアを出して学校間の連携を工夫するということは素晴らしいことです。日本中どこでもこのような取り組みが出来ると思います。成果？東大合格者を出すのは無理かもしれません。しかし、地域の絆が深まるという成果が出ることは間違いありません。

　学校間の連携で進めていかなければならないのは、小中連携です。９年間見通した教育が出来る。これは大きいです。問題になっている、小から中への移行も円滑に出来ます。

　広島市が、小学校から高校まで１２年一貫の平和教育に乗り出しました。被爆体験の風化が進み、子どもたちの平和への意識が希薄化しているから。これは、良いですよ。１２年間にわたる「平和教育プログラム」が策定される。「はだしのゲン」も教材として位置づけられている。つべこべ言わせずに実施に踏み切る。素晴らしい！

学校内の犯罪もプロである警察に任せる…

米国のコネティカット州ニュータウンの小学校での銃乱射事件で、児童２０人を含む２６人が犠牲になった。米国の学校では、毎年のように銃乱射事件が起こります。
　事件の度に、「銃規制」がとりざたされ、やがて消えていく。それは、銃規制反対派がいるから。
銃規制に反対するのは、「全米ライフル協会（ＮＲＡ）」。ニュータウンの事件のあと、ＮＲＡは、「銃を規制するのではなく、全米すべての学校に武装警察官を配置すべき」と。
　銃規制…１００年というスパンで考えると規制出来るかも知れませんが、１０年や２０年では全然無理。つまり、規制強化を謳っても、来年また学校で乱射事件が起こるかも知れません。それならいっそう、「武装警官の配置」のほうが有効な手だてかも知れません。

　しかし…「全米全ての学校で…」と、なると無理かも。人件費に、およそ４２００億円かかるという試算がありますから。米国では現在、約１万校に武装警備員が駐在しています。この数は、全米の公立校の１割。大変な状況にあるということですね。

　日本でもいじめや非行でお手上げの学校があります。対策として、文部科学省が、「学校と警察との連携強化」を挙げています（９月のこと）。現職警察官の常駐は、今のところないようですが、「元警察官」が学校に入っているケースは、群馬県、茨城県にあります。

　元警察官が就任した学校は、「校内の雰囲気が急速に正常化した」と…。
　暴力をふるえば、世間では犯罪ですよ。学校内だと、うやむやにされる。なぜかって？学校が警察に通報したら、「生徒を警察に売った」と言われてしまう。生徒や保護者からは逆恨みです。よってうやむやに。
　その点、初めから学校に警察がいたら…これは話が早い！学校が正常化するのは当然。

　学校内であっても、犯罪対策はプロである警察に任せる…そういう時代になりますね。

校内のいじめは学校の責任ではない…かも？

　２０１１年度にうつ病などの精神疾患で休職した公立小中高校などの教員は前年度より１３３人少ない５２７４人だった。まだまだ深刻な状況が続いているということですかね。原因？文科省は、「多忙と保護者対応のストレス」と、言っていますがね。
　「多忙」は、ないですよ。日本中探しても、多忙な教員などいるはずがない。もし、「自分は多忙だ」という教員がいたとしたら、大嘘つきです。
　多忙というのは、「朝７時に家を出て、深夜の１時に帰宅する。赤ん坊(自分の子）が起きているときに家にいるのは、月に２度あるかないか。たまに顔を合わせた赤ちゃんに(他人だと思われて)泣かれてしまう」。このような毎日を頑張っている人達のことですから！本当に多忙な教員は、「多忙です」などと泣き言を言いませんし。

　「保護者対応のストレス」これは、あります。その昔は、保護者が暴力団関係の場合がやっかいでしたが、今は「堅気の親」がうるさく、執念深い。いわゆる、「モンスターペアレント」とか「ヘリコプターペアレント」という種族。学校経験しかない教員（小→中→高→大→学校勤務）にとっては、海千山千の保護者への対応は大変です。精神疾患になって休職したほうが楽。

　「いじめ問題」これも、教員が「精神疾患になって学校を休みたいなあ」と、思うところ。私のような無責任な野次馬に、「見えない教員はとっとと辞めちまえ！」などと責められるし。

　で、私は、「いじめは、教員には責任がない」という思いを抱きはじめております。さんざん「教員、管理職…つまり学校を槍玉に挙げてきたのにどういうわけだ？」って？
　「動物には、いじめはない」という内容の本を読みまして共感しました。その中に、「平和の象徴の鳩を２羽、カゴの中で飼うとどうなったか？」の実験結果がありました。ケンカして１羽が傷ついたのですが、勝った鳩は執拗に負けた鳩の傷口を突き続けた…。つまり、カゴという世界の中では、動物ですらいじめをする。学校という閉鎖された空間では、人がいじめをするのは当然。つまり、学校側には責任がない。…ことばが足りなすぎるのでそのうち詳しく書きますがね。

　だから、うつ病などで休職している先生に告ぐっ！
　校内のいじめで、あなたが無力を感じなくても良いからね。早く復職して、「学力を付けることに腐心しろ！」
　もっとも、教師といわれる種族なら、いじめは許さないし、公教育の枠を飛び出すほどの学力をつけますけどね。

少年の鼠径部への入れ墨 デザインは？

　安全ピンで男子の脚に入れ墨をした中２女子を逮捕…この新聞記事の見出しを見て想像したことは…
　素行の良くない男子中学生が、ヤクザのマネをして入れ墨を入れることにした。彫り師に頼むと技術料が高いので、同級生の女子に頼んだ…。
　…ところが記事を読んでみると、全く違った。

　「逮捕された女子生徒は、男子生徒宅で、左脚付け根に安全ピンを数十回突き刺して傷口に墨汁を擦り込み、入れ墨を入れた」
　足の付け根というと、鼠径部（そけいぶ　鼠蹊部、鼡径部とも書く）ではないか！そんなところに入れ墨をしても、誰にも自慢できないだろう！おっと、そうゆう話ではなく、女の子が男の子の鼠径部を見てはいけません。おっと、そうゆう話でもないか。

　「女子生徒は今年１０月頃から男子生徒宅に出入りし、包丁を畳に突き刺して『ヤクザがバックにいる』と脅し、ＣＤやフィギュア（人形）を持ち出していた。男子生徒の母親が学校に相談したことから、女子生徒がその仕返しとして入れ墨を入れたとみられる」

　男子生徒が頼んで入れ墨をしてもらったのではなく、「母親にチクリ、学校へチクッタ」ことへの罰として入れ墨を入れられた。男子生徒は一方的な被害者でした。

　これは京都の事件なのですが、「戦慄」を覚えましたよ。何故かって？この逮捕された女子中学生が、尼崎事件（６府県で、数世帯の家族が長期間虐待・監禁され、数名が虐殺された殺人事件）の主犯の角田美代子の中学時代と酷似しているからです。

　中学２年生の女の子が、「ヤクザがバックにいる」と、同級生の男子を脅す…。これは、大ものになりますよ。角田美代子を越える素質は十分です。そんなことを書くと、バックのヤクザに入れ墨されるって？そ、そりゃ困る。プールへ行けなくなる（プールの受付に、入れ墨お断りと書いてあるから）
　なお…どんな入れ墨を入れたか？
　１　唐獅子牡丹
　２　鯉の滝昇り
　３　桜吹雪
　４　約１センチ四方の正方形
　はい、「４の正方形が正解！」えっ？クイズになっていないって？そうかも。
　なお、安全ピンを突き刺して墨汁を擦り込んだ。鼠径部へ突き刺しても安全なので安全ピン…。
　そのオチで終わりかって？中学生の非行、結論をいちいち書かなくても…。

日本の品位を汚す…世間体にとらわれない人達

　「恥を知れ！」と、思います。
　日本には、「世間体（せけんてい）」という言葉があります。一般的な意味としては、「社会的な視点からの自己のみなされ方」「社会的地位や名誉、学歴、家柄による判断基準」「分かり易い肩書き最優先」…まあ、こんな感じ。
　いかにも古めかしい。ですから、慣習化している忌まわしい行動様式と捉えている人が多い。私は、世間体は大切にしなければならないと思っています。

　困るのは、社会からはみ出しておきながら、「世間体など関係ねえ！」と、する人達。日本国内なら、「世間体など関係ねえ！」と、反社会的な行動をとっても警察が捕まえてくれるから、なーんも関係ねえ。ただ、これが世界へ出て行って、「世間体など関係ねえ」では…その人達とは関係ないとは言っていられません。
　世間体にとらわれないことを身上とする輩が、外国向けに愚かさを露呈すると、「日本の恥」ですから！どんなことがあったか？

　ローマ法王ベネディク１６世がツイッターを始めました。開始２日で、フォロワーが１０９万７６００人に達している…。
　英語、フランス語、スペイン語、イタリア語、ポルトガル語、ドイツ語、ポーランド語、アラビア語の８言語でのツイッター。初ツイートは…
Dear friends, I am pleased to get in touch with you through Twitter. Thank you for your generous response. I bless all of you from my heart.（友人達よ、ツイッターを通じて触れ合う事ができ嬉しく思います。大きな関心をもってくれてことに感謝します。君たちを心から祝福します）

　これに反応した、世間体を気にしない日本人が、ローマ法王へ送ったコメントが恥ずかし。実に恥ずかしい。
　「よう法王、おまえ年収なんぼやねん」
　「帽子みたいなピザかぶりやがって」
「頭のお皿イカスね！」
「テストやばい助けて」
「うーす！」
「じいちゃんフォローしてよ」
　「うんち」
　「５回だけ土下座して謝れ」
「破門さすぞ」
「お前はチ○コ！光ってる！」
　日本(日本人）から、このようなコメントが寄せられている。もちろんこれらは、全世界へ伝わっている。法王側は、ブロックにこれ努めているということですが、「日本人は恥知らずのバカ」というレッテルが貼られてしまいますよ。もう、貼られているかな。
　これまでの日本からのコメントの極めつけは…
　「ローマ法王を１２月２４日に殺します。手段は教えられません。ネタじゃないよ。もう殺す体制は整ってる」

　「世間体にとらわれないのでいい」と、擁護しますか？

無宗教の人の祭典、「クリスマス！」…？

なんなんだ！日本中が、クリスマス、クリスマス、クリスマス…。我が家にとっては、何の変哲もない日です。ひがんでいるわけではありません。ただ、「なんなんだぁ？」と、思っているだけです。
　「クリスマス」で誰が儲かるか？はっきりしています。つまり、国民はのせられているだけ。おっと、正しく書かなければ…「キリスト教徒ではない国民は、のせられているか、儲けのためにのせているかだけ」と、いうこと。

　世界の人口はおよそ６９億人。そのうちのおよそ１１億人は「トイレ」のない暮らし…じゃなくて、無宗教。およそ１１億人がトイレのない暮らしというのも正解です。私は、人権教室の冒頭でいつもこの話をします。日本の子ども達は、トイレがあるのが当たり前だと思っているから。
　無宗教がおよそ１１億人。「無宗教の人は、キリスト教、イスラム教の信者に次いで多く、日本や中国で目立った」（ピュー・リサーチ・センター：米調査機関）。
この調査結果をどう見るか？！世界の人口の１６％は既存の宗教を信仰しない「無宗教」派だという。第一位　キリスト教、第二位　イスラム教、第三位　無宗教…。１６％は第三位…いわば第三勢力。

　無宗教の意味は…日本の場合、「葬式」がありますから、日本人は何らかの宗教とのつながりはあるはず。我が家も親の祥月命日にはお坊さんに来ていただいてお経を上げてもらいます。と、いうことは仏教を信仰しているぅ…らしい。自分では、仏教とだなどとは思ってもいない。ピュー・リサーチには、「無宗教です」と、答えるはず。

　無宗教って非常に便利ですねぇっ！どの宗教のお祭りも祝うことが出来る。クリスマスしかり。イード・アルアドハー（イスラム教の犠牲祭)しかり、ディワリ（ヒンズー教の祭り)しかり…クリスマス以外は無宗教でも祝うことはしないだろうだって？まあ、それはともかく、どんな宗教におけるお祝いごとでも祝うことが出来るのが無宗教の人だってことで…。
　商戦としてのクリスマス派、無宗教でもっているようなもの…。

全く根拠がないのに、「正常性バイアス」がはたらくという危険

「のど元過ぎれば熱さを忘れる」…やはりこの諺は健在でした。

　忘年会の最中にけたたましい非常ベルが！３０数人の参会者の誰しもが動こうともしませんでした。ワイワイガヤガヤ…話に熱中。毎日顔を合わせているのに、忘年会でもまだ他愛ない話を。いくら騒々しくても、非常ベルは聞こえたはず。かく言う私は、ほかの人がどういう動きをするかを注目しておりまして…自ら避難行動を起こしませんでした。煙が見えたら、窓から飛び出せばいいわけで…２時間飲み放題なので、避難すると飲み放題の時間を損してしまいます。
　案の定、「スミマセーン、今の非常ベル間違いでしたぁ！」と。どういう経緯で鳴ったのかの説明？そんな説明、あってもだーれも聞いちゃいない。

　１２月７日の地震の時…「津波警報が出ました。急いで逃げてください。命を守るため、急いで逃げてください。東日本大震災を思い出してください。逃げてください！」　…ＮＨＫが必死で呼び掛けてくれました。東日本大震災で被害に遭った経験者は、すぐに避難したでしょう。
　ＮＨＫは、「命を守るために一刻も早く逃げてください」などの文言を新設したほか、従来の、人を落ち着かせようとする口調はやめた。呼びかける文言は、命令調や断定調に変えた…良いと思いました。私は津波が及ばないと思われる内陸に住んでいるので、避難行動は起こしませんでしたが、放送を聴いていて緊張しましたよ。

　７日には津波の被害はありませんでした。忘年会でも何の非常ベルか分からないまま…全く被害がなかった。と、いうか…非常ベル自体が間違い…。

地震は、ほぼ毎日。…もう慣れっこになってしまっています。
　これが良くないバイアスで…。オオカミ少年。「警報？大丈夫、何も起こらないよ」という、偏見、先入観がつくられる。つまり、「正常性バイアス」と「同調バイアス」が作られてしまう。
　その結果、非常事態が起きても、過小評価して「きっと大丈夫」と思い込む。なんの根拠もないのに。せっかく「想定外は、ない」という世論になっているのに…。
　そしてまた「想定」が作られ、「想定外」という言葉が使われることになるのかも知れません。

　注意報、警報、非常ベルには即座に反応して避難行動を！…「次の忘年会で非常ベルが鳴ったら、私一人でも、外へ飛び出すぞ！」…今はこう思ってはいますが…多数派の行動に合わせてしまいますねきっと…。これが危険な心理とは解っていますが。

悪魔、ジハード…そういう名前はつけないほうがいいよ

　２０年ほど前、「悪魔くん命名騒動」がありました。と、いうことは、「悪魔くん」と、名づけられそうになった彼は、現在２０歳ということか…。
　法務省の民事局が、「子供の福祉を害する可能性がある。親権の濫用であるので不受理」と、判断。名づけようとした親は、「悪魔は陸の王者である」と、正当性を主張しておりましたが…。悪魔が陸の王者なら、慶応大学＝悪魔ということになってしまいます。（「♪陸の王者慶応ー」という、慶応大学応援歌「若き血」があるんです）

　キラキラネーム…わけが分からん。「野駆（やっく）くん」。親は、野を駆けるイメージで名づけたのでしょうが、国際的ではない。英語で、「ヤック」といえば、「マズイ(美味しくない)」という意味ですから。「魔美（まみ）ちゃん」など、英語では「ミイラ」ですから…可哀想。「のあちゃん」…これも多いが、方舟か！「心愛（ここあ）ちゃん」…コ、コーヒーはどうしたぁ！
　昔はよかったです。「太郎くん」、長男だなとすぐわかる。「ジローくん」は、二男か、痔の病気かどちらかだろうと予想がつく。

　で、フランスの話ですがね。「ジハードくん」…。誰でも知っている、イスラム教の聖戦の意味。日本流にいうと…「一人一殺くん」…大分違うか？
　ジハードくん（３歳）に、「僕は爆弾」と書かれたＴシャツを着せて保育園に行かせた母親とおじ(伯父か叔父が不明なので、「おじ」と書きました）が、起訴された（なぜ「おじも起訴されたのか」って？おそらく、この件に積極的に加担したのでしょう）。
　ジハードくんが、「僕は爆弾」を着ていた…これは、笑えない。しかも、御丁寧にＴシャツの背中に、「ジハード、９月１１日生まれ(実際の誕生日が９月１１日）」とも書いた（きっと、書いたのはおじだな）。つまり、「ジハード－爆弾－３.１１」。
　そうゆうわけで、起訴された。どんな罪かって？米同時多発テロ事件に言及したと思われる「犯罪行為の唱道」の罪ですよ。

　赤ちゃんの名づけ…
　字画、音の表す意味、漢字の意味、日本語以外の言語で良くない音ではないかの確認…吟味に吟味を重ねなければ鳴りませんから、簡単にはいきません。それから、犯罪者と同じ名前も縁起が良くない。
　親からの最初のプレゼントである、「なまえ」。世界一の名前をつけてあげましょう。世界一、つまり世界に一つしかない名前だからキラキラネームになってしまったんだろうって？…そ、そうゆう意味じゃなくてさぁ！