モンスター・ペイシェントとワンジル
来年度(平成21年度)の大学医学部の定員が、8,560人になるのだそうで。本年度より、770人の増です。医師不足への対応で、それはありがたいのですが、「頭」のいい人より、「心」のいい人に医師になってほしいです。センター試験では「心」なんて分かりようもありませんがね。あと、医師の基礎資格として、「格闘技」ができなければならない時代になってます。
セクハラ、パワハラ、タクハラ、レジハラ…そこらじゅうハラスメントだらけ。 学校はモンスター・ペアレントに脅かされています…最近増えつつあるのが「モンスター・ペイシェント」とのこと。どんな患者か?病院側へ、とにかく理不尽なクレームをつける傍若無人な患者たちのことです。
どんな状況?
1 順番が待てず、早くしろと医師を殴る、蹴る
2 異常なしと診断され、お金を払わない
3 イライラして、看護士に花瓶を投げつける
4 担当医が休みにもかかわらず「面談させろ」としつこく要求
5 通院患者が予約をせずに休日に来院
6 廊下に座っていた患者の家族を医師が注意したところ、逆切れ
7 死亡した患者の家族が「おまえを医者とは思っていない」と発言
愛知県では、医師や看護師の約半数が何らかの暴言・暴力を受けていることが分かったそうです。日本全国でも同様の割合と思われます。
病院側の分析としては・・・
○急を要しない場合でも、待つことができない
○医師が一生懸命治療を行っても、患者が亡くなってしまうと医師も責任を感じる。クレーマーはそこに付け込む
○骨折などは完全に復元できないという当たり前のことが理解できない
○苦情の多くは診療内容に対するもの。権利は主張しますの時代
救急車の利用にも問題があり…今、始まったことではないですが、タクシー代わりに救急車を呼ぶ患者がいる。救急車側が、病状が詳しくは確認できない。のちに訴訟問題へ発展してはめんどうなので出動しなければならない。
待っている時間が嫌で、待合室から救急車を呼んだ例もあるという。
そういう患者に限って症状は重くないのだそう。自分で電話をかけられるのだから、一刻をあらそう患者なわけないです。重症患者なら、文句を言うどころか電話もかけられない。つい最近、全国の救急患者の約7割が軽症だという報道もありました。
モンスター・ペイシェントは、「軽症患者で、我慢できない人」という像が浮かび上がってきました。「我慢」日本人が忘れかけていたこの言葉。その昔は、大人が子どもに言ったものです、「我慢しなさい、我慢しなさい」今は、大人が我慢できない…。
北京五輪男子マラソンで優勝した、サムエル・ワンジル選手(21歳)が、言ってくれました。
「我慢、我慢。それができた。完ぺきです」。還暦パパその言葉を聞いてうれしかったですよ。ケニア人の口から日本語で、「我慢」が出てきた。
北京でのレース前に、母校である仙台育英高校の陸上部総監督から、「中盤は我慢、我慢。そうしたら最後に必ず飛び出すチャンスが出てくる」とアドヴァイスされ、実行できた。15歳で、ケニアから仙台へ来たのですから、それはそれは我慢の連続だったでしょう。
この度、サムエルは、トヨタ自動車九州を退社する。本人の希望(マラソン専念)と、陸上部の方針とが合わなかったとか。トヨタ自動車九州は、「意思を尊重して退社を認める。ペナルティーを科すことはない」とのこと。
モンスター・ペイシェント対策ですが…「我慢しなさい、ケニアの人も我慢したんだよ」と、言っても聞く耳など持ちません。ですから、教育するのは諦めるとしましょう。口汚くののしられても、律儀に言い返さず、受け流しましょう。課題は、暴力に対する対策です。暴行を受けたら、警察沙汰にしなければなりません。そこを我慢しても褒められません。
いくらモンスター・ペイシェントでも、手錠をかけさせないようにしたいものです。そのために、暴力に対する防御の訓練が必要です。
パンチに対しては、右フックが来るでしょうから、ウイービング(ボクシングで、上体と頭を左右に動かして相手のパンチをかわす防御法)の練習は必修です。また、左手で顔面をガードする訓練も。どちらも、練習の効果が出るものです。
キックに対しては、右前蹴りの低いものが来ると考えられます。回し蹴りは来ません。左膝を右足の前へ出す訓練(この訓練で金的へ前蹴りの精度も弱められます)。
庶民は、「自分の健康は自分で守る」のが原則。
医師、看護師は、「自分の体は、自分でガード」…格闘技の心得が…ということで…。
来年度(平成21年度)の大学医学部の定員が、8,560人になるのだそうで。本年度より、770人の増です。医師不足への対応で、それはありがたいのですが、「頭」のいい人より、「心」のいい人に医師になってほしいです。センター試験では「心」なんて分かりようもありませんがね。あと、医師の基礎資格として、「格闘技」ができなければならない時代になってます。
セクハラ、パワハラ、タクハラ、レジハラ…そこらじゅうハラスメントだらけ。 学校はモンスター・ペアレントに脅かされています…最近増えつつあるのが「モンスター・ペイシェント」とのこと。どんな患者か?病院側へ、とにかく理不尽なクレームをつける傍若無人な患者たちのことです。
どんな状況?
1 順番が待てず、早くしろと医師を殴る、蹴る
2 異常なしと診断され、お金を払わない
3 イライラして、看護士に花瓶を投げつける
4 担当医が休みにもかかわらず「面談させろ」としつこく要求
5 通院患者が予約をせずに休日に来院
6 廊下に座っていた患者の家族を医師が注意したところ、逆切れ
7 死亡した患者の家族が「おまえを医者とは思っていない」と発言
愛知県では、医師や看護師の約半数が何らかの暴言・暴力を受けていることが分かったそうです。日本全国でも同様の割合と思われます。
病院側の分析としては・・・
○急を要しない場合でも、待つことができない
○医師が一生懸命治療を行っても、患者が亡くなってしまうと医師も責任を感じる。クレーマーはそこに付け込む
○骨折などは完全に復元できないという当たり前のことが理解できない
○苦情の多くは診療内容に対するもの。権利は主張しますの時代
救急車の利用にも問題があり…今、始まったことではないですが、タクシー代わりに救急車を呼ぶ患者がいる。救急車側が、病状が詳しくは確認できない。のちに訴訟問題へ発展してはめんどうなので出動しなければならない。
待っている時間が嫌で、待合室から救急車を呼んだ例もあるという。
そういう患者に限って症状は重くないのだそう。自分で電話をかけられるのだから、一刻をあらそう患者なわけないです。重症患者なら、文句を言うどころか電話もかけられない。つい最近、全国の救急患者の約7割が軽症だという報道もありました。
モンスター・ペイシェントは、「軽症患者で、我慢できない人」という像が浮かび上がってきました。「我慢」日本人が忘れかけていたこの言葉。その昔は、大人が子どもに言ったものです、「我慢しなさい、我慢しなさい」今は、大人が我慢できない…。
北京五輪男子マラソンで優勝した、サムエル・ワンジル選手(21歳)が、言ってくれました。
「我慢、我慢。それができた。完ぺきです」。還暦パパその言葉を聞いてうれしかったですよ。ケニア人の口から日本語で、「我慢」が出てきた。
北京でのレース前に、母校である仙台育英高校の陸上部総監督から、「中盤は我慢、我慢。そうしたら最後に必ず飛び出すチャンスが出てくる」とアドヴァイスされ、実行できた。15歳で、ケニアから仙台へ来たのですから、それはそれは我慢の連続だったでしょう。
この度、サムエルは、トヨタ自動車九州を退社する。本人の希望(マラソン専念)と、陸上部の方針とが合わなかったとか。トヨタ自動車九州は、「意思を尊重して退社を認める。ペナルティーを科すことはない」とのこと。
モンスター・ペイシェント対策ですが…「我慢しなさい、ケニアの人も我慢したんだよ」と、言っても聞く耳など持ちません。ですから、教育するのは諦めるとしましょう。口汚くののしられても、律儀に言い返さず、受け流しましょう。課題は、暴力に対する対策です。暴行を受けたら、警察沙汰にしなければなりません。そこを我慢しても褒められません。
いくらモンスター・ペイシェントでも、手錠をかけさせないようにしたいものです。そのために、暴力に対する防御の訓練が必要です。
パンチに対しては、右フックが来るでしょうから、ウイービング(ボクシングで、上体と頭を左右に動かして相手のパンチをかわす防御法)の練習は必修です。また、左手で顔面をガードする訓練も。どちらも、練習の効果が出るものです。
キックに対しては、右前蹴りの低いものが来ると考えられます。回し蹴りは来ません。左膝を右足の前へ出す訓練(この訓練で金的へ前蹴りの精度も弱められます)。
庶民は、「自分の健康は自分で守る」のが原則。
医師、看護師は、「自分の体は、自分でガード」…格闘技の心得が…ということで…。