アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

タクシー運転手…運転下手なんてもんじゃない

2013年04月30日 | Weblog
 腹の肉をつまんで、「デブだぁ!」と、嘆くくらいなら、歩けばいいのに…車に乗ってしまう。皮下脂肪は、ナマケモノの象徴。
 で、田舎町(人口4万5千人)の、運転マナーの悪さには…呆れるを通り越して、怖いです。

 腹が立つのは、運転のプロ中のプロであると思われる、タクシーのマナー。とにかく運転が下手。二種免許を持っているから運転が上手いということではないということがよく分かりました。もっとも、中には、運転技術が高い人もおられるのでしょうけどね。

 どうして運転が下手な人たちがタクシー運転手になるのか?これは、都市部でも田舎でも同じだと思いますが、「年寄りが地元で働くのに好都合」だからでしょう。
 何しろ給料が安い。子育て中の世代は、とてもタクシー運転手では暮らしていけません。田舎では、年収にして100万円そこそこなのです。ですから、年寄りの小遣い稼ぎ。運転技術など、なーんも関係ない。接客態度?そもそも、「接客」という意識がない。

 客観的な情報としましては、千葉県のタクシー運転手の平均年齢は60歳。平均年収は274万円。千葉県凄い!と、いっても千葉県の田舎では、年収もガクンと下がるのですがね。
 で、その千葉県、タクシーの輸送人員は平成元年度で7700万人だったが、23年度は4100万人に減った。あらら、年寄りの小遣い稼ぎの場が…。

 おっと、ついつい10年ほど前に実施された規制緩和措置でタクシーが供給過剰となった方向へ行くところでした。今日は、運転マナーの話でした。

 タクシー協会へお願いしたい…
 1 二種免許を求めるのは営業車だから当然ですが、「実際の運転技術」を確認してから運転手を採用してください。・・・おばちゃんタクシー運転手など、道交法無視です。我が道を…なりふり構わず、厚顔無恥で行く…!
 2 接客については…ゴメン、期待する方が無理でした。
 3 道路に並列に止めてタクシーに乗ったまま運転手が話をするのはやめてほしい。
 4 信号で停止している対向車線のタクシーが、信号が青に変わるやいなやUターン(つまり、いきなり私に突進してくるような動き)するのはやめてほしい。
 その他、沢山ありすぎるので…書いていたらきりがない。

 タクシー業界側の言い分・・・「国の政策に翻弄されている。生き残りをかけて必死です」…。
 こちらも、事故の巻き添えを食わないように必死なんですがね。

「カジノ=金持ちが金を捨てる場」だと… 

2013年04月29日 | Weblog
 日本に、「カジノ」って必要でしょうか?
 私の(日本にできるであろう)カジノ観は…「暴力団が経営している」→「客が、大金を巻き上げられる」→「困った客は借金を返そうと犯罪に走る」→「犯罪に巻きこまれた、何の罪もない人が命を失ったり、人生を変えられたりする」→「カジノの利権争いで暴力団同士の抗争が激化する」→「またまた、巻きぞえで、何の罪もない人が命を失ったり、人生を変えられたりする」 つまり「カジノ」=「人が不幸になる」です。

 今だって、「遊ぶ金欲しさ」の殺人が繰り返されているというのに…。カジノができたら…人口減に拍車がかかってしまいます。
 それなのになぜカジノ…?猪瀬東京都知事は、「賭博と同列に考えるのは日本だけで、大人の社交場がない。海外は映画館や劇場とともにカジノがあり、文化として都市の魅力を高める」と…。
 猪瀬さん!アンタは、なんでも鑑定団の中島誠之助先生か?(注:中島誠之助さんは、褒めるとなると、乾燥したハナクソでも、「いい仕事してますねえ!」と…言いそう)
 大人の社交場ぐらい日本には至る所にありますよ!ガード下がたくさんあるしっ!
 文化として都市の魅力を高める…あのね!中島先生!じゃなかった猪瀬さん!「都市=文化」ですよ!「文化としての都市の魅力…」日本語がそもそもおかしい。
 だったら、カジノを作らなければ魅力がないような都市を作らなければいいでしょう!何のために東京都知事をやってんの?カジノを作るためか?

 それにしても「カジノ議連」のメンバー…大金持ちばかり!
 最高顧問に安倍首相、麻生副総理兼財務相、石原慎太郎、小沢一郎…これはひどい。庶民とかけ離れた人たちばかり。つまり、貧乏人はカジノへ行くなってことか?カジノ議連の皆さんは、夜な夜なカジノへ行くんでしょうねえ。そうやって暴力団を太らせてどーすんの?

 えっ!政府は、カジノについて地域を限定した特区として認める方向で、暴力団に経営させるとは言っていないって?特区だから暴力団とは関係ないという理論って通じるのか?

 観光資源の創出や雇用・税収の増加などが見込まれ、国際競争力強化につながる…寝言かっ!カジノがある国は、世界中に120か国。カジノ目的でわざわざ日本へ観光に来る人っているのか?雇用・税収の増加?…ま、これはある程度言える。カジノ議連のお金持ちが顧客だから。(皮肉ですよっ!)

 「大小」は入れてほしい。カジノで私が勝ったことがあるのは、「大小」だけ。えっ?カジノが出来たら行くのかって?当たり前でしょう!国民として税収に協力しなければね。カジノに批判的であっても反対ではありませんから。

トリインフルエンザで美談が没に

2013年04月28日 | Weblog
 昨秋、公務補さんが、羽が折れて飛べなくなっている鳩を保護した。公務補室で密かに手当てした。冬季休業中も毎日学校へ出てきて、「手当て&エサやり」を欠かさなかった。
 そして半年が経過した。鳩は完全に回復した。
 そして、とうとう鳥かごを外に出し、出入り口の蓋を開けた。
 ハトは、公務補さんの背に乗ったり周囲を歩いたりしていた。
 そして…大空へと飛び去った。

 公務補さんは、このことを全く誰にも話していなかった。鳩がいなくなって、ようやく一人の教員に話した。
 その教員は犬を飼っている。名前は「クマ」。おっと、それは関係なかった。
 その教員は、「いい話だ。新聞に載せて紹介したらいいんじゃないか」と、考えたという。少し考えて、「やっぱりヤーメタ」と、思ったという。

 どうしてか?
 「学校内で、傷ついた鳩を飼っていたというのは、美談どころか攻撃の対象になると思ったから」

 どうして攻撃の対象に?
 「トリインフルエンザの危険性がゼロだったとは言えないから」
 トリインフルエンザは、美談にも感染する…早く終息していただきたい。

迫害にも負けなかった「方言」

2013年04月27日 | Weblog
 「ふるさとの訛りなつかし停車場の人ごみの中にそを聴きにゆく(石川啄木)」
 NHKの朝ドラ、東北弁全開!だけど、下手くそな東北弁です。所詮は、役者の付け焼き刃。
 主人公の「あまちゃん」は、東北弁も話すが、共通語を話すこともある。そこで、考えられるのは、「あまちゃん」は、自閉症気味の子なのではないかということ。
 どういうことかって…
 「自閉症の子は、方言をしゃべらない」と、いうことが学校関係者では定説になっており、謎とされているのです。あまちゃんは、共通語も方言も話すので、「自閉症」ではなく、「自閉症気味」としました。

 長年の謎が、弘前大学の松本敏治教授によって、「自閉症などの発達障害児は方言をしゃべらない確率が高い」と、結論づけられました。
 松本教授によると…
 (1)本人は方言をしゃべっているのだが、発達障害特有の発音や音韻により方言   らしく聞こえない
 (2)方言の音韻や音調の特徴が障害児の情報処理能力を超えている
 (3)「〜んだなし」「〜だがや」「〜ばい」など方言独特の終助詞を理解できない。   (方言に関係なく、終助詞が使えない。会話で便利な終助詞、「ね」を、使えな    い。←括弧内は、松本説ではない)
 (4)メディアの影響

 そうだったのかぁ!言われてみれば、「なるほど」と、頷けます。つまり、「方言は難しい」ということでしょうか!(そうゆうことでもなさそうですがね)

 何の根拠もないのですが、最近、方言が魅力的なのか、台頭めざましいような気がします。一頃は、「共通語教育と、メディアの共通語の影響で、20世紀中に方言は消える」と言われたこともありました。

 震災からの復興の過程で、東北弁が表舞台で堂々の活躍。お笑い番組では、関西弁が標準言語の様相。名古屋はニャーニャー土佐はチューチュー。

 九州弁はすごかぁ!
 この刺身は食べられん(傷んだりしていて、食べられない)
 犬の肉は食べきらん(苦手な食べ物なので食べられない)
雨が降りよる(現在降っている)
雨が降っとる・降っちょる(先ほどまで降っていた)
 バスが来よる(バスが近付いている)
 バスが来とる・来ちょる(バスが到着している)

 実に素晴らしい。クールです!嬉しくなってきます。方言は衰退させてはなりません。
 その昔、共通語を話させようと、先生が方言を話す子の首に罰として「方言札」を下げた地域もあった。そのような迫害を受けても、方言は生き残り、いま勢いを増している。強いものです。さすが方言、民衆の魂の叫び!えっ?意味が解らないって? 魂の叫びは…「方言には、仲間への帰属意識、他集団との差異化を表す機能、緊張を緩和する機能などがある」と、いうことで…

77歳が裸一貫で4億円稼いだ!

2013年04月26日 | Weblog
 これほど明るく暗くバカバカしいニュースも珍しい。
 「ホテルで一緒に風呂に入るなど、色仕掛けで男性に好意を持たせて金を借りた」その金額が、約4億円!あ、あ、あのね…個人的な借金って、せいぜい1万円でしょ?!4億円はぁ…豪勢。

 で、色仕掛けで4億円をゲットした女性というか容疑者というか犯人というかぁはぁ、「77歳」。そうです!喜寿の婆さん!
 これには世の中の女性は、皆さん元気になられたでしょう!77歳で4億円ですから。77歳未満の皆様は、「私なら5億円」「私なら10億円」…。

 問題としましては、金持ちの男を見つけられるかどうかということですね。喜寿の婆さんは、4億円持っている男を見つけた。この点も非凡な才能。で、4億円男は、「79歳」。騙す方も、騙される方も、なかなかのシニア。

 色仕掛け喜寿婆:「彼(79歳)とは、2度お会いした」
 4億円爺さん:「139回にわたり現金を渡した」
 この勝負、爺さんの勝ち。なぜかって、爺さんは事細かに記録していた…
 「○月×日、午後8時、どこどこで、100万円」この記録が、証拠になった。

 だけど、77歳の婆さん、4億円をどう使ったんでしょうねえ?数台の高級外車や別のマンションを一括払い購入したのだそうですが…それでもまだ2億円以上残るが?

 ビルマ関連の逸話に…
 給料日のこと、もらったばかりの給料袋を手にビルマ人の従業員が事務所へ駆け込んできたという…
 「ボス、た、た、大変だあ!計算が間違ってる!」
 深刻なクレームかっ?!緊張で顔が引きつっている日本人のボスに、ビルマ従業員が告げた。
 「2ドル多いです!」

 一緒に風呂に入って4億円稼いだ77歳の老婆、2ドル多く入っていた給料袋に、「大変なことが起こっている」と、慌てふためくビルマ人。
 ビルマの人たちに、色仕掛け婆さんへの道を歩ませてはなりません。日本人が入ってきて、ビルマを腐らせたと言われないようにしなければ…。

ハト派が怖いかもという話

2013年04月25日 | Weblog
スズメがハマグリになったり、キジが大ハマグリになったり…鳥たちの変幻自在がすごい。
 この文を読んで、意味が解りますかねえ?もちろん解る人も多いでしょうが…俳句とは無縁の人は、「んなわけないだろう!」で終わりでしょう。
 俳句の世界では、スズメはハマグリになりますし、キジは、大ハマグリになります。

 「鷹化して鳩となる」これも、「んなわけないだろう!」です。これは、季節の移り変わりを動植物の変化で表す暦の「七十二候」…中国で春分の直前の陽気を表す言葉。日本にもあるって?だからぁ!中国と日本の関係は、切っても切れないのです。

 で、この、「鷹化して鳩となる」…そもそもこれがおかしいという話。もっとも、 ローレンツの説を私が正解(曲解ではない)したのですがね。

 2羽のハトをカゴ(狭いコミュニテイ)へ入れた。やがてハトはケンカ(?)する。相手のハトを攻撃して殺し、皮膚を剥ぎ取り、死に絶えた相手の内臓がむき出しになっても、攻撃の手を緩めない。その残忍さは、弱い動物(普段戦い慣れていない)が備え持つ特性。閉ざされた空間では一層その残忍さが増す。

 つまり、ハトは、けっして平和の使者とか大人しい鳥ではなく、残虐な鳥であるということ。これって、よく解ります。ローレンツは、「ヒトの本性は、極めて残忍」だとも!分かります。解ります。(分かると、解るは使い分けているつもりですので、御心配なく)

 狭いコミュニティでは、「人は残忍になる」。(なお、「ヒト」と「人」も使い分けておりますので…)
 すぐに思い浮かぶのは、「日本赤軍」ですね。意味が解らないって?では、アウトラインを…

 警察に追われていた日本赤軍は、山へ逃れた。その山も次々とベースを変えなければならなかった。なぜなら、地元の人の目に触れるなどして危なかったから。
 榛名ベース→迦葉ベース(かしょう:迦葉山という山がある)→妙義ベース…。
 日本赤軍は、狭いコミュニケーションの中で、「総括」と称する内部でのメンバーに対する批判や自己批判を行うようになり、それがエスカレートするようになった。
 総括対象者は、暴行され、ついには死者が。日本赤軍は、29人のメンバーのうち、2か月で12人を殺した。ハトと全く同じですよ。
 遺体には凄惨な暴力や衰弱の跡があり、男女の区別がつかないほどだったという。妊娠8か月で、胎児をかばうようにお腹をおさえて死んでいた女性も。死因は凍死で胃の中は空っぽだった。胎児?生きていたはずないでしょう!

 最近では、角田美代子の尼崎事件ですね。説明は不要でしょう。人がすることではない…日本赤軍の殺し方と酷似。
父親が全裸で長女をおんぶして親族の元に「何か食べさせてほしい」と、助けを求めてきたことも…警察は、対応しなかった…。父親も長女も角田につれもどされて…酷すぎますよ。

 で、何が言いたいか?「警察」が良くないという話ではありません。人の殺し方がどうこうということでもない。
 
 政治に、「ハト派、タカ派」がある。「ハト派」は、「穏健派」かのように思われるが、実際は、「残虐派」?
 えっ?当たってるって?そうなんです。タカ派は所詮「虚仮威し(こけおどし)」です。ハト派が怖い。

 教訓として、私達は、自らの中に「残虐さの資質」が内在することを直視する必要があります。誰しもが攻撃欲を備えているのです。

腹囲減少大作戦 大山鳴動も…超簡単な作戦に変更…トホホ

2013年04月24日 | Weblog
  InBodyチェックしました。半年前にもチェックしたので、どうなっているか…実は、背中から相撲のまわしのように肉が付いて、は、は、腹が肉で垂れ下がってきたのです。結果は案の定、惨憺たるもの。

 InBodyの検査項目は…
 肥満度チェック
 メタボリックチェック
 体重、筋肉、脂肪のバランスチェック
 身体の筋肉量を部位別に測定(上腕、ふくらはぎ)
 基礎代謝
 むくみ
 体脂肪率
 基礎代謝量
 適正体重(単純計算で出すものではなく、筋肉量等の体組成から計算したもの)

 InBodyによる適正体重より、5kgオーバー。体脂肪が増えて筋肉量が減った。情けない。血液検査では、中性脂肪が、「H」。アルコールの摂りすぎと、甘いものの食べ過ぎなのだと。

 「驚異的な基礎代謝」とまで(一部で)言われていた基礎代謝が…何と1500kcalと、平凡になっておりました。

 ジムの会員ですが、ジムで筋トレする時間がない。それて、ダンベルを購入。臨時の出費でしたが、「危機」を感じたものですから、思い切って貯金を下ろしました。ただ…ダンベルで運動したのは、1日だけ…全く、何をやっても長続きしない。我ながら、情けない。

 苦し紛れに考えたのは…。
 「頭」つまり、「脳」を使ったらエネルギーを消費するだろう。筋トレもいいが、脳を使ってカロリーを消費するという方法もある…という、実にクレバーな考え。早速、脳はどのぐらいカロリーを使うのか調べました。ワクワク!ドキドキ!

 よ、よ、400kcalだって…!す、少ない。
 しかも、これは基礎代謝に含まれているぅ?筋トレと、同じように考えようとした私がバカだった。
 私は、過飲過食なので1日のエネルギー摂取量は、およそ3,000kcal。そこから、基礎代謝の1,500kcalを引いて…毎日1,500kcalが、脂肪になり、贅肉になって腹囲を肥大させていた…。道理で肥満感があるはず。

 次の手は…「N社で発売している、中性脂肪を減らすドリンク」まず、これを注文(注文して12日…まだ届かない)。飲むだけで中性脂肪が減るならこんな簡単なことはない!

 問題の筋力向上というか腹囲減少というかは…。「インナーマッスルを鍛えると良い」と、テレビで!
 早速、インナーマッスルを鍛えることにしました。明日から実行します(今日からではないところが…)。どんな器具が必要なのかって?ナッシング!「腹をふくらませながら息を吸い、息を吐きながら腹をへこませる」ただこれだけで、腹囲が10cm程減るらしい。いくら「1日坊主」の私でも、腹をふくらませたり、へこませたりならできる…かも。

 ああ、ダンベルを買って損した…。漬け物石にもならないし…!

「少年」のいじめ…潤一郎の「少年」ですがね

2013年04月23日 | Weblog
 古事記、日本書紀、落窪物語、源氏物語のいじめは、いわば「古式豊かないじめ」。今のいじめとは、大きく違っている。

 では、今のようないじめの形になったのはいつ頃からなのか?
 谷崎潤一郎の短編小説(「少年」明治44年 1911年)に、東京の下町の、いじめっ子、いじめられっ子の関係が描かれている。
 潤一郎のいじめの考えは…
 ○ 基本的に遊び仲間の内部で生ずる(狭いコミュニティで起こる)
 ○ 「いじめる、いじめられ」るは、紙一重の違い。前者の立場にいた者が後者の立場に追いやられることもある。
 102年も前の小説で、極めて近代的にいじめをとらえている。この頃すでに、今のいじめの形ができあがっていたことがうかがえます。

 そうゆう立派な小説なら、中高生に勧めたらいいだろうだって?
 あ、あ、あのね!谷崎潤一郎ですよ!中高生に勧められるわけがないじゃないですかっ!
 「性的世界」です。題名は少年でも少年には勧められない本です。少女にも。サディズム・マゾヒズムに達する以前の段階のシーンが…。潤一郎は、男と女の関係を描き続けた。三度の結婚に彩られた人生。

 「人間の足は塩辛い酸っぱい味がするものだ。綺麗な人は、足の指の爪の恰好まで綺麗に出来て居る」こんな事を考えながら私は…。読ませたくないということが分かっていただけるかと。

ルーキーリーグの日本人!

2013年04月22日 | Weblog
 「ムネいる?」と、イチロー
 川崎宗則を見つけてハグ。
 ブルージェイズ対ヤンキーズの試合前の一コマ。なんとも、心温まるシーンでした。そのあと、試合ではイチローは2安打。川崎は無安打…。川崎にも打たせてあげたかったが、しょうがない。
 なぜ、心温まったかって?説明が長くなるので割愛。川崎がマリナーズへ行ったいきさつや、その後のいきさつを知る人には説明不要でしょう。

 日本人として、愛国心をもっているものですから、メジャーリーグへ行った日本人には活躍してほしい。特に、下から上がっていった選手には、少しでいいから日が当たってほしい。

 ところで、「和田毅(わだつよし)」はどうした?オリオールズ(ボルティモア)へ行ったはずだが?と、いうわけで、和田毅は…な、な、何と!ルーキーリーグで投げていた!ブログでは…

 今日(4月13日)、試合で投げました。ルーキーリーグとはいえ、昨年4月末に肘ヤバイなと思いながら投げてから約1年(注:手術をした)。やっぱり緊張しましたね。だけど、マウンドに上がったら自然と緊張がほぐれたのが不思議でした。…2安打1奪三振無四球無失点(2イニング)。…全部で40球ぐらい投げたのかな。まだまだ始まったばかりですが、応援していただいている方々のためにも一生懸命練習、調整してメジャーで投げられるように頑張ります。

 4月18日の2試合目は、3回2安打2四球1奪三振1失点(自責点0)。3試合目は、日本時間で今日の朝かな?60球投げるらしいが。

 今シーズンのメジャーリーグ、日本人投手が良い。ダルビッシュ、岩隈、黒田、田沢、上原…。和田毅にも、上がってきて来てもらいたい。
 和田毅だから上がってきてほしいというのではなく、「日本人」だから。

いじめ…因果応報なら減るのでしょうがね…

2013年04月21日 | Weblog
 「いじめ列島」…笑うところではないのですが、思わず笑ってしまいました。いじめ関連本のタイトルなのです。「火山列島」とか「地震列島」は、しょうがないなあと思うのですが、「いじめ列島」は…。そのまんまと言えばそのまんまなのですがね。

 「いじめ」は、ヒト属の本能か?本能とは思いたくないのですが、どうやら本能みたいです。根拠?そんなのあるはずがない。言えることは…
 「ヒトが集団の中で、サルのように順位を明確に維持していた限りでは、特定の個体に攻撃が集中するいじめは起こらなかった。ヒトとして進化した過程で、社会的な知恵を発達させたが故にヒト特有のいじめが生まれた」 …正高信男さんの受け売りですがね。

 では、それはいつ頃か?
 ヒト属による単発的な火の使用の開始は、170万年から20万年前までの広い範囲。象狩りは、2万年前…旧石器時代。170万年前から2万年前までにいじめが始まった…。気が遠くなる時間の幅。
 火などの文明を使いこなせるようになって、ほかの動物を敵とする必要がなくなった。と、なると、攻撃は内部(ヒト同士)へ向けられる。
 「攻撃は、同じ種の仲間に対する闘争の衝動。ヒトは、ヒトを攻撃する(ローレンツ:1903-1989動物生態学 刷り込み『imprinting』の研究者でもある)」。いじめはヒトの本能…と、言ってしまっていいかなぁ?

 記録にあるいじめとして・・・日本最古の書「古事記(712年、およそ1300年前)」に、大国主命が兄神たち(八十神:やそがみ)からいじめられたことが記されている。旅の荷運びを押しつけられたり、二度も殺されたり(二度とも生き返ったところが、神様の真骨頂!)。神様の世界でもいじめがあるらしい。
 大国主命と言えば、「因幡の白兎」。よく質問されるのが、「因幡の白兎に出てくるのは、ワニなのかサメなのか?鳥取県にワニやサメがいたのか?」ということ。
 本居宣長は、「古事記伝」で、「ワニ」だと書いています。因幡の白兎は、明らかに南方から伝播した説話が大国主命の話に入ったものです。インドネシアには「鼠鹿(ねずみじか:原始的な鹿のなかま)と鰐」の話があり「因幡の白兎」の伝説と全く同じです。どうやって、インドネシアから日本へ来たんでしょうねえ。泳いでは来なかった…。

 日本書紀(720年)には、「武烈天皇」の異常な行為が書かれている。これは…いじめではなく、虐殺というべきか。
 落窪物語(1000年頃)…継子いじめ。
 源氏物語(1001年)…桐壺(光源氏の母親)が嫉妬で他の奥さんから いじめを受けた。

 「落窪物語」は、とりわけおもしろいというか興味深い。どこがおもしろいか?主人公の美しい容貌を持つ薄倖な姫君が継母からいじめられ、「畳の落ち窪んだ部屋(早い話が、床が抜けた部屋)に住まわさた」。畳が「落窪!」おもしろいですよ。私などは、「あばらや物語」になってしまう。
 おもしろいのはそれだけじゃない。ストーリーが、「シンデレラ」とそっくり。ただ、シンデレラそっくりのお話しは、世界中にある。元々の話は、紀元前1世紀。落窪物語を書いた人(作者不詳 表現に品がないので、下級貴族らしい)は、創作ではなく、パクリでしょう。遣隋使か遣唐使が伝えたものを、日本流にアレンジして書いたのでしょう。「日本」という呼び名も遣唐使の頃から使われはじめた。

 継子いじめで、いじめられた「落窪の姫」は、後に継母に復讐する…。当時の日本人は、因果応報が好きだったから…。
 現代のいじめ…いじめる側が、「因果応報」を信じ怖れると、いじめは減るのですがねえ。