アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

平民が天皇と会食・・・

2017年06月11日 | Weblog
 天皇陛下がおられる日本って、素晴らしい国だと思うのです。少なくても、私の友人・知人の外国人は、異口同音、「ええっ!日本には天皇陛下がおられるの!?知らなかった!?素晴らしい国ですね、日本は!」。
 他の先進国を見渡しても、「天皇」を戴いている国は…ないんじゃないか?
 天皇を英語で言うと、「エンペラー( the Emperor)」。
 イカにもエンペラーはあるが、全く違う。「大王イカ」の事じゃないのかって?あ、あれは、たぶん「Great king cuttlefish」とでも呼ぶのでしょう。いつものように話が逸れますが、イカのエンペラーとは…イカの胴の先にある三角形をした部分。耳とも呼ばれているところ。ナポレオン(皇帝)の帽子の形に似ているから「エンペラー」なのかって?そうかも知れませんが、私は日本語由来だと思います。
 「えん(縁:早い話が、ふち、端っこ)でペラペラしている部分」だから、「えんでペラペラ」。短縮と訛りで、「エンペラー」。イカの耳なんて、その程度のもの、ナポレオンの帽子は考えすぎ。

 閑話休題。日本人の一平民が、「天皇陛下とゴルフを楽しんだ」。そのあと、昼食を共にした。しかも隣の席で歓談しながら。このような話を、2019年の1月1日以降には堂々と出来るかも知れません。
 どうゆうことかって?天皇陛下の退位を実現する特例法が成立し、来年中の退位
と新天皇の即位がほぼ固まったわけで。
 自慢にはなりませんが…皇太子徳仁親王が英国留学(ケンブリッジ大学)からの帰途(古っ!)、米国のボストンに立ち寄られました。殿下は、米国最古のゴルフ場である、「ザ・カントリークラブ」で軽く汗を流し、クラブ内のレストランで昼食。その場に、私も居たというわけです。偶然かって?あ、あ、あのね!偶然居合わせて殿下と昼食を一緒に出来るはずないでしょう!「鶴瓶の家族に乾杯」じゃないんだから。私と皇室とは家族じゃないしぃ。その時は、御招待をいただきました。

 そんなわけで、現在は、「皇太子殿下と昼食を共にしたアンティークマン」ですが、特例法の成立により、「天皇陛下と昼食を共にしたことがあるアンティークマン」となるメドがついたわけです。
 自慢しているじゃないかって?ないない。そのことによって、私の顔の皺が減るワケじゃない。後頭部のハゲに朗報がもたらされるワケじゃない。暮らし向きが良くなるワケじゃない。日本郵政の株価が上昇するわけじゃない。ナスの生育が良くなるワケじゃない。な~んも、利得がない。よって、自慢にはなりませんよ。

「翁」が推奨する花とは

2017年06月10日 | Weblog
 タンポポなんですがね。タンポポを題名にした歌の多いこと!ざっと、数十曲はある。

 一時期小学生が歌っていたもの…「たんぽぽ(作詞 カドクラサトシ)」
 ゆきの したの ふるさとの よる つめたい かぜと つちの なかで あおい そらをゆめに みながら のはらに さいた はなだから どんな はなより・・・

 ドラえもんのエンディングテーマに使われたもの…「タンポポの詩(作詞 高見沢俊彦~THE ALFEE~)」
夕焼けを見つめ未来に憧れた少女よ ポケットに夢を詰め込んだあの日の少年 大切なことは忘れてしまうよ 風に舞う花びらのように 巡りゆく季節振り向いた時に気づくよ・・・

 やなせたかしさんも作詞しておられました。「タンポポちゃんの歌(作詞 やなせたかし)」
ランランラン ララララランランラン ランランラン かぜさん かぜさん どこいくポ すてきなところへ つれてくポ かぜのふくまま とんでくポ ランランラン ララ・・・

 あらら、歌人までも!「たんぽぽちゃんとつくしくん(作詞 俵万智)」
たんぽぽちゃん たんぽぽちゃん きいろいぼうしの おんなのこ たんぽぽちゃん たんぽぽちゃん ぽぽっていうのが かわいいね ぽぽぽぽぽぽぽぽ たんぽぽ つくし・・・

 どの歌も、「タンポポ讃美」なんです。悪いのかって?悪くはないけど、私なら次のように作詞します。

 「なめんなよぉ タンポポ(作詞 アンティークマン)」
 なめんなよコラ!タンポポ 抜いても抜いても次々増える おいらの畑はタンポポ畑 悪貨は良貨を駆逐する タンポポは野菜を駆逐する・・・

 農民泣かせなのですタンポポは。花が終わると散らずにしぼむ。そして、綿毛をつくって球状に開く。綿毛の根元には種がついており、風に飛ばされてそこら中に播種!それが困る!それだけじゃない、恐ろしいほどの生命力。クワで削り取っても、根があればまた生えてくる。花を摘んでも、茎も根もないのに、モノ凄い速さでしぼんで種を作り綿毛をつくって球状に開いて子孫を残す(←これって、恐ろしいほどの生命力。マサカ?と思われる方は、タンポポの花だけを摘んで放置しておいて観察してっ!)。さらにさらに、葉を切り取って地面に触れるところに置いておくと、根を出します!

 えっ?どこまでタンポポを引っ張るのかって?まあ、そろそろ本題に入ります。前置き、長っ!

 庭先に花を植えるとしたら何がいいか?私は迷わず、「翁草(オキナグサ)」をお勧めします。タンポポと関係ないんじゃないかって?いま、無理矢理関係づけますから!
 翁草を勧める理由は…草花は、「つぼみ→開花→散る寸前」までは、人々を楽しませてくれます。しかし、散ってしまったらハイそれまで。じつに短い期間しか楽しめない。
 ところが、翁草は、「葉が出る→つぼみ→開花→花弁がしぼみ種をつくりウエーブがかかった白い髭のような綿毛が伸びる(これも楽しめるのです)→この白い髭が、薄緑の葱坊主のような形状に変化する(これも美しい)→老衰して枯れる姿を見せずにいつのまにかその一年の自分の義務(人を楽しませる)を終える」。

 私は、人生経験が少ない若ぞうではありますが、翁草ほど見てくれる人にサービスする花を知りません。「翁草(オキナグサ)」という名前は、「白く長くウエービーな綿毛」が、ご老人の白髭のように見えるからでしょう。

 えっ?タンポポとの相関ですか?文中ですでにご理解いただけたと思いますがね。花弁が散らずに綿毛になるところが同じ。
 私は、年度内に古希を迎えます。早い話が、正真正銘の「翁」。「翁」としましては、「翁草」が他人とは思えない。絶賛し推奨する所以です。

命のピザ

2017年06月03日 | Weblog
 5月は、ブログを書く時間がありませんでした。そんなに忙しいのかって?私の辞書には、「頼まれて拒否する」という項目がない。つまり、頼まれたら、触法行為以外なら何でも引き受ける。そして、徹底的に準備する。
 そんな折に畑仕事が始まった。よって、早朝から深夜まで息つく暇がありませんでした。

 頼まれたのは、「(アンティークマンの)自作スライドショーを見せてほしいというもの。私も有名になったモノです。与えられた時間は30分。自作スライドショーは、十数本。一本が40分ですから、およそ400分。400分のスライドを、30分に縮める。この作業を5月にしておりました。膨大な時間を費やしました。もちろん、無報酬。
 プレゼンは成功したのかって?・・・それがぁ、膨大な時間をかけて用意したスライドの半分しか紹介できませんでした。でも皆さん、「感動した」と、言ってくれました。社交辞令でしょうがね。

 で、スライドに、「日本のほかに、1,2,3…を、いち、にい、さん、…と発音する国があるか?」というクイズがありまして。
 正解は、「ある」。ブータンの公用語は、「ゾンカ語と英語」。ゾンカ語では、「1、2、3…を、いち、にい、さん…と発音する」。なにしろ、私はブータンへ行ったときに、学校帰りの小学生に、「いち、にい、さん…じゅういち、じゅうに、じゅうさん…」と、数えてもらったわけで。(その様子は詳しくブログに書きました)

 秋篠宮家の長女眞子さま。私のブログに触発されて、ブータンを訪問されている。それはないでしょうが、私が観た風景、吸った空気、たべたもの…同じものを眞子さまも…。食べ物は、アンティークマンより豪華だろうって?私の方が豪華だったかも。何しろ、大量の松茸をホテルの厨房に持ち込んで、「松茸三昧料理」をつくってもらったわけで。眞子さまご一行は、そんなことは出来なかったでしょうから。

 物語教材のスライドに、「命のビザ ~杉原千畝&樋口季一郞~」があります。杉原千畝が発給したビザでナチスの迫害を免れたユダヤ人は、モスクワからシベリア鉄道でウラジオストクまで来た。ウラジオストクから船で福井県敦賀市へ。そこから鉄道やバスで、「神戸」「横浜」へ行き、そこから北米、南米へ行った。
 さて、クイズです。ウラジオストクから敦賀、そして神戸や横浜。この移動は、どうやったの?三択にしましょう。
 1 ナチス・ドイツから逃れてきたユダヤ人達が、自分たちの力で移動。
 2 北米ユダヤ人協会がエイジェントを派遣して移動を助けた。
 3 日本の旅行代理店が行った。

 正解は、3。日本交通公社の前身の旅行代理店(JTB)が行ったのです。私のスライドには、このようなことまで登場するのです。なかなかやるでしょう!
 杉原千畝が発給した「命のビザ」で助けられたユダヤ人の長女デボラさん(65歳、米国在住)が、福井県敦賀市に母の写真を寄贈したという。そして、「日本の皆さんの勇気ある行動と思いやりに感謝している」と述べた。
 で、ウラジオストクから敦賀へ向かう、「天草丸」で、ユダヤ人の世話をしたJTB社員と写真に収まっていた女性がいるのです。その女性が、デボラさんの母親なんじゃないか…。なぜそんなことが気になるのかって?こういう物語が好きなもんで。

 なお、「命のビザ…」の冒頭で、「ビザ」の説明をします。
 実際のビザを見せて…「この紙切れがビザ」。
 ピザの画像を見せて…「これは、ピザ」。
 小学生の中には、「ピザを食べて命を繋いだから、命のピザ」と、思い込んでいる子が少なくないのです。