アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

ゲームじゃなくて「長縄跳び」で遊ぶんです

2024年11月16日 | Weblog
「グレートジャーニー」言葉の響きだけでワクワクします。
 グレートジャーニーでペルー(アンデス)へもたらされたと思われるモノは…。
「サルカニ合戦の民話」・・・これは、アジアからペルーへ行ったのか、その逆かは分かりませんがね。

「鵜飼い」・・・日本からペルーへ行ったと思われます。
 ただ、アリューシャン列島→ロッキー山脈→中南米→南米のコースではなく、海を渡ったのかも知れません。そう思った理由は、ペルーの鵜飼いは、「海鵜」だからです。日本の海鵜を、太平洋を泳がせてペルーへ連行したってことではありません。

「蒙古斑(これはモノではなかったね)」・・・「グレートジャーニー」の途中、北極圏でエスキモー(蒙古斑あり)となって定住したり、ロッキーではアメリカインデアン(蒙古斑あり)になったり。ペルーの人々(蒙古斑あり)が、日本人と同じ蒙古斑仲間って、何とも嬉しいような。

 子どもの頃の私の仕事に、「薪割り」がありました。割ったあと、薪を積むのですが、単に積み重ねたのでは、両端から崩れていく。そのために、両端は、「井桁(薪を、上から見て『井』の字形に組む)」に積む。その井桁と井桁の間に薪を積むと崩れない。

 ペルーの田舎では、燃料は、「薪」。当然どこの家でも、薪を割って積んである。積み方は…な、な、なんと日本と全く同じ!両端に井桁を組んで薪を積み上げていました。中国の農村でも、同様に薪を積んでいました。この積み方、正しくグレートジャーニーではないでしょうか。
 ペルーの田舎の薪の積み方に着目し、日本と同じであることを発見した私!さすが、アンティークな日本人。もっとも、人間の智慧の産物だから、「薪の積み方は偶然世界中どこも同じ」だったら…ちょっぴりがっかりだなあ。

 ペルーの田舎を走っていると…
 屋根の上に、シーサーが載っている!
「シーサーは沖縄だろう!ペルーにあるはずがないだろう!」 だって?事実だからしょうがないでしょう!

 沖縄のシーサーは、古代オリエントやインドにあった風習が、シルクロードを旅して中国に。そして沖縄にもたらされました。
 ペルーのシーサーは、「プカラの牛」。アンデスで古くから儀礼で使われてきました。プカラ文化は、紀元前200年ころから紀元後200年ころまで。
 1 悪霊を追い払う魔除け
 2 屋根の上に置かれる
 3 雌雄一対
 4 雌雄2頭の牛の後ろに十字架が付いている
 5 元々は、農家の屋根に置かれていた(ホテルの屋根に置かれているのを目撃。つまり農家以外にも普及してきている)

 沖縄のシーサーもペルーのシーサーも、「同じルーツ」と考えていいでしょう。 
 デザインが、リャマでも、アルパカでも、ビックーニャでもなく、「牛」。これは、ペルーの人、特に農家が、いかに「牛」を大切にしているかということの表れでしょう。
 
 アルパカたちは大切にしないのかって?比較できませんよ。牛は、労働力をもたらした。ペルーの人々は、インカの昔から、「車輪」をもちませんでした。「牛」は彼らにとっていわば車輪だったのです。そして、肉・内臓・乳をもたらす。「牛」は、暮らしになくてはならないものなのですねえ。よって、魔除けとして屋根に載せた…。

 一人で跳ぶ縄跳びは、世界中に広がっています。しかし、「長縄跳び」って日本の独特のものかと…?
 と、と、ところが!ペルーの田舎で、長縄跳びをして遊ぶ子ども達を発見。
「♫花子さーん、おっ入りぃ・・・」というような歌まで同じ! もちろん歌詞はスペイン語。ルーツは、日本からペルーへなのか、ペルーから日本へなのか!?長縄跳びにも興奮しました。
 グレートジャーニー、正しく夢とロマンです。

 昨日のブログで、「墜落してしまう」と、すべきところを、「墜落し手しまう」と書いてしまいました。ゴメンナサイ。


目撃者です 自慢してもいいかと

2024年11月15日 | Weblog
    ハクチョウに限らず、マガンも同じだと思いますが、V字編隊で渡りをするとき先頭を交代しながら飛びます。
 なぬ?「その話しは以前に書いただろう」って?そのさらに進化バージョンなんですがね。
 V字編隊の先頭は、「翼端渦」の恩恵がないため、非常に疲れます。ですから、負担を軽減するために一定の距離を飛んだら、交替します。

 観たのかって?ハイ!渡り鳥が上空を飛ぶときはよーく観るものですから。
 その理由ですか?もちろん、「先頭交代の瞬間を観てみたい」という、野次馬というか好奇心というかぁ…デス。
 そして、私の数少ない自慢話の一つが、「コハクチョウのV字編隊の先頭交代を目撃したこと」と、なったのです。うらやましがられたことは一度もありませんがね。

 ハクチョウの助け合いも素晴らしいのですが、皇帝ペンギンも驚嘆に値する助け合いを見せてくれます。
 皇帝ペンギンの雄は、「-40℃の冬の南極で、卵を温めて、4か月間何も食べずに」頑張ります。
 数百(数千?)の群れになって身体を寄せ合って寒さをしのぐのですが、低温の上に強風なので群れの外側のペンギンは冷えきってしまいます。
 そのため、群れ全体でローテーションして、
「外側で冷えたペンギンを、内側へ入れて暖まることができる
ように」
 しています。感動してしまいます!ローテーションの最中に、1羽でも妙な動きをすると、群れ全体が命の危機にさらされます。一羽はみんなのために、みんなは、一羽のために!一糸乱れぬ整然とした行進(動き)をしています。観たのかって?ハイ!観てました!南極じゃなくて家のテレビで。

 渡り鳥の助け合いで、おそらく目撃者は世界でも僅少ではないかと思われるシーンも、目撃しました。

 マガンのV字本隊から遅れた3羽のマガンが、必死で本隊を追いかけておりました。これも、はじめは1羽が遅れ始めたのですが、放っておけば当然死にます。追いつけっこないから、疲れ果てて墜落し手しまうのです。
 マガンは遅れた1羽を放置しません。群れから、2羽が救助隊よろしくわざとに遅れ、はじめに遅れた1羽の先導を始めたのです。翼端渦で、遅れた1羽を助けたのです。陳腐な表現でマガンには申し訳ないのですが、「感動しました」
 おそらく、3羽が群れから遅れている姿を目撃された人は多いと思います。実際は、遅れた1羽を2羽が助けているので、3羽なのです。

 感動のクライマックスは、これからなのです。遅れた3羽のマガンの後方から、コハクチョウのV字編隊が猛スピードで接近してきました。身体の大きさが違いますから、スピードが違います。あっという間に3羽のマガンに追いつき、コハクチョウの編隊の最後尾に3羽のマガンを吸収したのです。
 私は、その様子も観ることが出来たのです。自慢してもいいかと。ぶったまげました!そ、そ、そして・・・!さらに、続きがあるのです。

 コハクチョウのV字編隊は、遅れた3羽のマガンのV字本隊に追いつき、衝突するかのように接近しました。
 もう、お察しがつきましたでしょうか?。
 コハクチョウは、救助した3羽のマガンを「マガンの本隊に送り届けた」のです!

 種類も大きさも違う渡り鳥が、大空を助け合いながら飛んでいるのです。


「どけオヤジ!」とは言えなくて 夢を壊された日

2024年11月14日 | Weblog
 コロナ前に、ネパールへ行ったときのことです。
 エベレスト山なのですが、地元の人は、「エベレスト」という呼称を好みません。
 地元の人たちが、「サガルマータ」とか、「チョモランマ」と呼んでいた山を、ヨーロッパから来たエベレスト氏がこの山を発見したしたような話になって、「エベレスト山」と、呼ばれるようになったのです。

 現地の人は、おもしろいはずがない。私は滞在中、「サガルマータ」と、呼び続けていました。今後も、「エベレスト」と呼ばないようにします。
 サガルマータと呼べば何かいいことがあるのかって?な~んもない。でも、サガルマータですよ!「下がる股(サガルマ~タ)」、おもしろいんじゃないかなあ。「腰パン」というパンツの着こなしが流行ったことがありますが、アレって、正しく「下がる股」ですよね。

「エベレスト遊覧飛行が可能」という情報が入ったので、空港へ行きました。

 飛行機は、定員50人ぐらいのプロペラ機。サガルマータ遊覧飛行の飛行機は、客の全員が窓側の席。つまり、50座席があっても25人しか乗せない。実に公平だ!やるじゃないか、ネパール!
 飛び立って15分ほどで、「見えたーっ!」。ヒマラヤ連山が、くっきりハッキリ見えたのでありました。
 サガルマータは、見えたかって?じ、じ、実は見えていたはずなのですがぁ…。どれがサガルマータなのか?
 何しろ、8000メートル級の山々。富士山を二段重ねにしたような山々ですから。

 ちょうどその時は、コックピットに入れてもらって、機長さんと雑談中でした。(墜落で有名なブッダ航空だったのですが、乗客をコックピットに入れてくれるのです)
 「どっから来たの?」
 「日本から来ました」
 「私の親類で、日本の大学へ行ってる子がいるよ。ワセダだ。おおっ、見えたぞ、あれがサガルマータだ!」
 「なぬ!そりゃ大変だ。席へ戻って写真撮るわ!」

 そんなわけで大急ぎで席へ戻ったら、私の席にオヤジが座って写真を撮っていた!
 「どけ、オヤジ!」
 とも言えず…度胸がないのです。
 結局、私は写真を撮ることが出来ませんでした。 
 
 ホント厚顔無恥なオヤジっているものです。凄く腹が立ちました。 
 私にとって、「ネパール観光=サガルマータを見る」です。この日の為に、爪に火を灯しながら貯めたお金で夢を実現させようとしたのに…。
 一人のクソオヤジによって、私の長年の夢が一瞬で切り裂かれたのです。悔しくて仕方なかったけど…どうしようもない。


家業は「かきくけこ」です

2024年11月13日 | Weblog
 同居中の2歳7ヶ月の孫に、子守りのときに歌ってあげる歌。

 ♪猫はニャー 犬ならワン(そりゃそうだ)
 象はパオーン ライオン ガオーッ(だから、何?)
 僕たちは 人間だもん(相田みつおさんじゃないんだから)
 あかさたなはまやらわをん(文尾の「をん」が難解かも)
 五十音使いコミュニケーション(カタカナも使うんかい!)
 言葉巧みなコミュニケーション(詐欺師か!)
 語り合おう わかり合おう(犬養毅首相かっ!)
 まずは話し合おう(さらに犬養毅首相かっ!)

「こんな怪しげな歌を聴かせるのは良くない」って?正直言いまして、幼児に聴かせる歌のレパートリーがないんですぅ。
 団塊世代でも、この歌を知っている方は少ないかも。古すぎますねえ。。

 この歌、「あかさたなはまやらわをん」という題名の歌の一番(の歌詞)です。猫、犬、象、ライオンぐらいまでなら、記憶にある人もおられるかと。
 (歌詞の)下の二行は、五・一五事件の時に暗殺された犬養毅首相の言葉。
 攻め込んできた青年将校たちに何度も何度も言ったといわれていることばです。そのあと、青年将校たちは、「問答無用、撃てぇーっ!」。1932年のことでした。 
 さすがの私も、まだ、この世には存在していませんでした。

 就活中の日本人の若者との雑談…スマホを自在に使いこなす。文章を打つ速さたるや見事というほかはありません。
 ところが皆さんがそうではないでしょうが、五十音…これがよく分かっていない!
「それじゃあ、辞典が引けないでしょう!」と、ツッコミを入れると、「辞典ですか?あーっ、引かないから大丈夫です!もってないしぃ」。…大丈夫じゃないと思うのですが。

 そんなわけで、「日本語の場合は、あ行が母音だよ」と、言っても、「キョトン!」。「あ行」という言葉自体が非日常だった様子。まさか、蛙業(蛙を飼う業者)、胃業(飲み込んだレゴを胃袋の中で組み立てる…それは、偉業ですね)、鵜業(もちろん鵜飼)、絵業(画家)・・だと思っている?失礼、失礼。

 伝説として…入社試験の面接で、「家業は?」と聞かれた学生が、躊躇なく、「かきくけこです」。と、答えた。
「か行は?」という質問だと思い、「かきくけこ」。
 この学生は、立派ですよ。五十音も、「か行」も知っていた。しかし、BUT!「家業」という言葉を知らなかった。古い日本語ですから。
 今「カギョウ」と聞いて、どのくらいの若者が、「家業」を思い浮かべるか。「稼業」を思い浮かべる人ならいるでしょうけど。「か行」を連想する人となると、皆無に近いかも。

 「や行」は、「夜業」に通じるが、今や、「夜業」を知る人が…何人いるか?「よなべとも読むよ」と教えても、信じないだろうなあ。夕食が「鍋料理」だと思うでしょうねえ。
 「さ行」は、「作業」に通じますがぁ。ダジャレもあります。「おーい!さしすせそは、手早く!」
 面白いけど、長い!
「おーい、作業は手早く!」で、いいわけで…。

 辞典を引かなければ、五十音を知らなくても生きていける。そんなわけで、冒頭の歌が消えていったのですね。
と、思ったら…!KREVAさんって、ご存じでしょうか?日本のヒップホップ(音楽・ダンス・ファッションを中心とする黒人文化)を牽引している方だという。その方が「あかさたなはまやらわをん」を歌っていました!ビックリ!YouTubeで公開されています。

 犬養毅首相については、どうオチをつけてくれるんだって?
 ま、まあ、そう興奮せずに!「話せば分かる。話せば分かるのですーっ」


刑務所の介護施設化…

2024年11月12日 | Weblog
    日本の刑務所が抱える課題として「高齢化」と「処遇改善」の問題があるそうです。
 我が家に至近の、府中刑務所では、約2割、300人が高齢の受刑者。日本人受刑者の最高は95歳だという。受刑者約1500人のうち、約7割が精神疾患または身体疾患により医療上の配慮を要するのだと。これって、笑い事じゃないですよね!
 刑務所が、病院化、介護施設化の様相を呈してきている様子ですね。

 受刑者分類規程なるものがありまして、「A級刑務所」「B級刑務所」・・・日本の刑務所なのに、なぜアルファベッドを使うのか分かりませんがね。「あ級刑務所」「い級刑務所」・・・じゃあ、威厳がないからなのかなあ?

「囚人がどの刑務所に入るかは、収容分類に応じて決められる」のだそう。
 収容分類は、A級、 B級、 F級、 I級、 J級、 L級、LB級、 Y級、 M級、 P級、 W級・・・。という呼び名がついている。
 予測がつくのは…
 A級→犯罪傾向の進んでいない者(初犯など)の刑務所。
 B級→犯罪傾向の進んでいる者(累犯、暴力団など)。

 そのほかは、英単語の頭文字。
 J級→juniorで、少年刑務所
 L級→longで、刑期の長い囚人用
 W級→womenで、女子刑務所
 F級→foreignerで、日本人と異なる処遇が必要な外国人用。
 I級→Imprisonmentで、禁固刑受刑者。2025年から、禁固刑と懲役刑は一本化され、「拘禁刑」となるのだそう。無駄な知識ですね。
 Y級→youngで、26歳未満の成人。
 M級→「精神障害者」なのだそう。mental patientのM。

 ここまで来ると、P級はphysically handicapped personかなと思いますよね。その通り、身体障害者用の刑務所でした。
 つ、つまり、私を受け入れてくれる刑務所も、あったのですね!喜ぶところじゃありませんね。なお、犯罪はしませんから!ホワイトバイトもしません。

 LB級は、どうゆう収容分類だって?どうやら、L級(刑期8年以上)で、B級(犯罪傾向の進んでいるの者)の刑務所ということになりますかねぇ。ここに入る人って…かなり良くない人かと。

 ブラジルの刑務所では、「囚人が、本を1冊読むごとに服役期間を4日短縮する」という新たなプログラムを提案しているのだと。ブラジルらしい発想ですね。
 読みもしないのに、「読んだ!」というズルを防止するために、「文学、哲学書、科学書などを読み、小論文を作成する」という条件がついている。
 日本で、こういう試みが出来た場合、「R級刑務所」となるのでしょうか?readingのRですけど…。


一方的に助けられて生きているワケじゃない

2024年11月11日 | Weblog
 年金では暮らせませんので、副収入を画策。競馬は、大数の法則により、預金を減らす効果(?)が大きそう。
 宝くじ?大数の法則から却下。

 そこで、出版社などが公募している文学関係の賞金に目を付けました。去年から、10作品ほど応募しましたが、ことごとく落選。
 審査員さ~ん!私の素晴らしい作品を入選させないなんて、どこに目をつけているんですか~っ!
 なぬ?目は、顔に決まっているって?
 そ、そうかなあ?私など、「背中に目がある」とか、「目の付け所が違う」とか言われますがね。ウフッ。

 どんな作品を応募したかって?アウトラインを以下に掲げます…。大賞賞金50万円は、無理としても、佳作の「図書券3000円分」に引っかかってもいいと思いましたが。

 コロナ前に暮らしていたところでは、4月から5月にかけて、我が家上空を、ハクチョウが飛びます。日本で越冬し、北極圏(ツンドラ地帯)ユーラシア大陸の高緯度地方(タイガ地帯)の繁殖地へ戻る途中です。
 そして、10月~11月になると、越冬のために日本へやって来ます。

「コォーコォー」という鳴き声が聞こえると、すぐに外へ出て迎えていました。V字編隊、斜め編隊など、定規で引いたように見事な編隊を組んでいます。編隊から外れた鳥たちも、バラバラで必死に本隊に追いつこうとするのではなく、斜め一列になって追いかけます。

 なぜ編隊を組むのか?これは、よく知られていることですが、鳥が飛ぶことによって起こる気流(翼端渦:よくたんうず)に乗っかったもの。
 飛行機も同じですが、翼に風が当たると、翼の後方に渦が生じます。発生した翼端渦は上向きの気流。そのため、後ろを飛ぶ鳥はその気流に乗ることによって楽に飛ぶことが出来るのです。前を行く鳥が作る上昇気流に乗るので、きれいな直線になります。これがV字編隊や斜め一列につながって編隊飛行する理由です。

 渡り鳥は長距離飛行で著しく体力を消耗します。鳥たちは、翼端渦から発生する上昇気流で体力を温存しながら旅をします。
 そこで問題なのは、上昇気流の恩恵を受けない「先頭を飛ぶ鳥」。先頭は、当然疲れます。つまり…群れの犠牲になるのか?それが違うのです。群れは、大変なことをするのです。ハクチョウの素晴らしさ…3,000km~4,000kmの旅をしたり、3,000m上空を飛ぶ。これらも、驚異なのですが、最も素晴らしい力…。

「先頭を飛ぶ鳥」は、ローティーションして交替するのです。助け合いです。人間社会では、「助け合い」という言葉はあるが、その真相は、「助け専門」または「助けられオンリー(現在の私のことですがね。高齢の身障者)」と、一方的な営みになっているぅかも。助け合い、つまり「互助(助けたり助けられたり)」になっていないかも…。
 もっとも、それでいいのかな?私だって、今は助けられ専門ですが、「助けた経験(口はばったいですが、社会貢献)」もあります。「助けた貯金」の残高が残っているんじゃないかな。
 ハクチョウの助け合い!うれしくなってしまいます。

 なぬ?この程度の駄文じゃあ、図書券どころか、切手セットももらえないって?そ、そこまで言わなくても…。

 一茶の句「今日からは日本の雁ぞ楽に寝よ」を、無断借用して、ハクチョウ歓迎の句…
「今日からは日本のハクチョウ楽に寝よ」
 渡り鳥さんたちに楽に寝ていただければ、大賞の賞金をいただかなくてもいいかな。


主張を明確に県民に述べた知事がいた

2024年11月10日 | Weblog
「知事はどんなことを考えているか?」都道府県民がいちいち理解しているはずがありません。
 兵庫県の前知事さん、どうしておられるのでしょうねえ。おねだりのワインを飲んでパワハラを頑張っておられる?そりゃないね。選挙が、あと一週間後ですから、頑張っているでしょう。今のところ二番手につけて健闘しているようですから、当選も十分ありますね。

 過去を遡りますと、ご自分の主張を明確に県民に述べられた知事さんがおられました。
 どんなことを述べたかの例を示し、アンティークマンの考えもお示しします。
 なぬ?「示さなくてもいい」って?そ、そこをなんとか…。

1 少年犯罪はゲームが原因である・・・△ですね。極論ですが、あながち外れていませんねーっ。こう断言するだけの実例が多いですから。

2  ジェンダーフリー反対・・・×です。反対するなよ知事さん!「女は女らしく、男は男らしく」という事なのでしょうが、ニューハーフはどうしたらいいの?クエッショニングの人はどうしたらいいの?私は、ジェンダーニュートラルでなければならないという考えです。この知事さんの対極ですね。

3 (県立)伝統高校の男女共学化反対・・・△です。共学だっていいじゃないか人間だものっ。なぜ×ではなく△にしたかと言いますと、「伝統がある高校が伝統を大切にする」これ自体は、悪いことだとは思いませんので。

4 いじめ問題に関しては、「いじめられる側もがんばらんかい!」・・・×ですよ!いじめられるが側にも責任があるのか?おいおい、知事さん、それは絶対ダメだよ。頑張って生きているのにいじめられる。それなのに、「おまえにも非がある!まだ頑張れ!」それは、ないです。

5 中国・韓国・北朝鮮の日本の教科書批判は内政干渉・・・△ですね。「日本の教科書に対して、ガタガタ言うんじゃない」と、遺憾の意を表明したところで、無視する国々が相手。放置しておけばいいです。

6 慰安婦問題については、強気で・・・△。無視するのが最善の策かなあ。簡単に手の平返しができる国ですから。

7 日本の国旗や国歌が嫌いな教員は辞めろ・・・○です。学習指導要領に明記されていることが出来ないのですから、お辞めいただくしかないです。これを言える知事って、今はどこを探してもおられないかも。

8 拉致事件・核兵器開発問題等をめぐる北朝鮮に対する経済制裁に賛成・・・○です。注意点として、「窮鼠猫を噛む」で、核で攻撃されないようにしなければなりません。

 上記8件中、私が賛同できるのは2件だけですが、立派な知事さんでしたよ。こういう人を知事にした埼玉県民は賢いと思います。
 なぬ?「埼玉県知事のことだと書いてしまったね」って?ついうっかり。なお、現在の埼玉県知事のことではありませんので。
 以上が話の枕で…枕が長いんです…。「ロングピロー」なんちゃって。

 「射殺」と「暗殺」の区別についても、この知事さん、はっきりしたお考えをもっておられた。
「逃げる犯人を射殺した」という使い方は、正しい。
 では、「逃げる犯人を暗殺した」は、どうか?暗闇で殺したのなら暗殺で正しいだろうって?そ、そうゆうことでなくてさぁ!「犯人を暗殺」は、おかしいでしょ!
 広辞苑によると…
 射殺→弓矢や鉄砲などで射て殺すこと
 暗殺→政治的に対立している要人を殺すこと

 伊藤博文さん、初代内閣総理大臣で4度総理大臣を務めた。お札の顔(前の千円札)になるほど立派な歴史上の人物だと思います。この伊藤博文さんは、明治42年に、中国のハルビン駅で閲兵中に、韓国人に銃撃され命を断たれました。(前後の事情は一大物語になるので割愛)
 日本の歴史教科書には、当然登場してきます。○○文教出版の「中学社会歴史的分野」には、「伊藤博文が、射殺された」と書いてありました。「暗殺された」ではなく、「射殺された」と。こうなると、歴史の意味が違ってきますよ。

 そこで、知事さん
「間違っても『伊藤博文射殺』と書いている教科書を選んではいけない。日本国の英雄を日本人自身が『射殺』と書いてどうする!」と。
 全く同感です。知事が、使用する教科書の選定に当たって、自分の意見を述べる…なかなかないことです。

 と、ところが、埼玉県内唯一の県立中学校である○○学園中で、日本文教出版の「中学社会歴史的分野」が使用されていることが判明。アレアレ、灯台もと暗し。飼い犬に手を噛まれていた…。
 日本が朝鮮半島を併合した事実を説明する中で、
「初代韓国統監だった伊藤博文が民族運動家の安重根に射殺される事件も起こりました」
 と、書いてある。

 それにしても、この知事さん「おねだり知事さん」より、どれだけ素晴らしいか!


岩戸を814kmも投げた神様

2024年11月09日 | Weblog
 日本最古の古典、古事記が完成しておよそ1300年。
 幼少時、両親に語り聞かせていただきました。
「ヤマタノオロチ退治」「天の岩屋戸」「因幡の白ウサギ」「海幸彦と山幸彦」…。
 ワクワクドキドキしながら聴いていたものです。

 1300年経った今でも、古事記は新しいと思います。
「親子の絆、軋轢」⇒正しく現代に通じる!
「兄弟げんか」⇒現代も同じ!
「男女の恋愛や嫉妬」⇒現代そのもの。
「生と死」⇒これは言うまでもなく、誰にでも平等に、絶対に訪れるもの。

 よく言われるのですが、「古事記とギリシャ神話に共通点がある」。
 おもしろがり屋の私としては、「古事記がギリシャ神話の影響を受けていたら面白いのになあ」とも思いましたが…
 どうやらそれはなさそう。似ている部分があるのは、「人が考えることに大きな違いはない」ということでしょう。

 古事記とギリシャ神話の共通したところとして、よく挙げられるのは、「天の岩屋戸」の話でしょうか。

 古事記⇒天照大神(あまてらすおおみかみ)が天の岩屋戸に隠れ、高天の原(たかまがのはら)も葦原中国(あしはらのなかつくに 高天の原と黄泉の国の間にあるとされる世界)も暗くなる。暗いと農作物が育たなくなる。そこで、天宇受女命(あまのうずめのみこと)が岩屋戸の前で、天照大神の気をひこうと滑稽な踊りをした。

 ギリシャ神話⇒…デメテル(穀物・大地の神)は、神殿に閉じこもった。大地から何も生えなくなった。ある女性がデメテルを慰めようと、滑稽なしぐさをしてなごませた。

 いかがですか?酷似していますよね。
「滑稽なしぐさ?」…女神様を笑わせるしぐさ…。一体どんなものだったのでしょうか?
 実は、このしぐさで「あるモノ」を見せるらしいのですが、これも古事記とギリシャ神話で一致しています。
 なぬ?「なぜ、あるモノとは何かをはっきりと書かないのか」って?か、か、書きにくいからです。

 口語訳、マンガ、CDも出ています。天地の始まりから推古天皇の時代に至るまでの神話や物語、伝承、歴史…ホント、面白いです。

 素朴すぎる疑問ですが・・・天の岩屋戸って、宮崎県高千穂町にあるのですよね?と、ところが、三重県志摩市にもありました。京都府にも、奈良県にもあるらしい!本当は、どこにあるのが正しいのか?
 なぬ?「そんなことはどうだっていいだろう」って?良くないですよ!

  天手力男(あめのたじからお)が、二度と天照大神が隠って岩戸を閉めないようにするために、岩戸を外してぶん投げました(蹴飛ばしたという説もあります)。(表記の不統一がありますが、岩屋戸も岩戸も同じです)
 岩戸はどこまで飛んでいったか?長野県の戸隠まで飛びました。だから地名が「戸隠」。
 どこから「ぶん投げた」のかをはっきりさせたいもの。なぜなら、飛距離が曖昧では公認記録にはならないから。

 宮崎県高千穂町から戸隠までの直線距離は、814kmです。三重県志摩市から戸隠までは、261kmです。これほど距離が違うのです。
 天手力男さんの投てきの記録を残すにあたり、どこから投げたのかが違っていたら記録にならないですから。


竜巻を斬ってしまう少年剣士

2024年11月08日 | Weblog
 グラウンドに「つむじ風」が発生すると、度胸がある子は、「竜巻だ、竜巻だ!」と、つむじ風の中へ入りました。空を飛ぼうというわけです。私は、臆病ですから、空へ舞い上がった後、地面に叩きつけられやしないかと心配しました。そのため、つむじ風への突入はしませんでした。なお、つむじ風で空中遊泳した子は…おりませんでしたぁ。

 子どもでしたから、「つむじ風」と「竜巻」の区別など知りゃしない。(つむじ風と竜巻は、根本的に異なる気象現象)
 私が子どもの頃、つまり60年ほど前は、日本で竜巻はほとんど発生しなかったのではなかったかと。
 では、なぜ60年前の子どもが、「竜巻」を知っていたか?それは、マンガ、「赤胴鈴之助」を読んでいたからです。

 鈴之助は、江戸へ出て千葉周作に弟子入りしました。千葉道場の兄弟子に、「竜巻雷之進」がおりました。竜巻雷之進は、鈴之助に辛く当たったので、読者である子ども達にとって嫌なやつでした。
「竜巻ってなんだぁ?どういう意味じゃ?」
 そんなわけで学習しましたから、「竜巻」を知っていたわけです。
 鈴之助は、すごかったですよ。「真空斬り」で、竜巻を真っ二つに斬りましたから。さらに、両手を使って、竜巻を4つに斬る「十文字斬り」までマスターしましたから!

 地球が「小氷河期」から「氷河期」へ移行する端境期だからなのか、地球上各地で異常気象が起こっております。日本でも、竜巻が起こっています。
 竜巻の大きさはさまざまで、小さいものは直径10m程度ですが、多くの竜巻は、直径100mから600mとなるのだそう。風速100m/sを超えていると推定されるものまで!破壊力は気象現象の中で最大なのだと!
 北海道北見市の竜巻では、プレハブ住宅が、200mも飛ばされました。関東の竜巻でも、家や車が巻き上げられる被害がありました。

 日本では、2007~2023年を平均した1年当たりの竜巻発生確認数は、海上竜巻を含めた竜巻全体では約53件、海上竜巻を除けば約20件だという(気象庁HP)。
 米国では、過去10年間の平均で年間に約1,300件の竜巻が発生しており、多い年では100人以上が竜巻の犠牲となっていという。ラジオで頻繁に、「トルネード情報」を流している所以ですね。

 竜巻がやっかいなのは、「予報が当たる確率が極めて少ない」という点。風速100m/sのものもあるといいますから、
「えーと、竜巻の進路は…」
 と、予測しているうちに、そこらじゅうを巻き上げて突っ走っていますから!

 見つけたら、頑丈な建物に入るしかありません。あと、「真空斬り」をマスターするとか…。


実業家 栃ノ心、ジョージア ムツケタ出身

2024年11月07日 | Weblog
 2008年に、「グルジア戦争」がありました。「南オセチア紛争(戦争)」「グルジア・ロシア紛争」など、呼び名は様々ですが、同じもの。
 グルジアが先に、ロシアを攻めたらしい。当時のロシアは、
メドヴェージェフ大統領、プーチン首相でした。そんな恐ろしいロシアを攻めるなんて!グルジアが正気だったとは思えませんがね。南オセチア紛争という名は、どこから出てきたんだって?
 ロシア側に、南オセチア(ロシア連邦の共和国)とアブハジア(「アブハジア自治共和国」を名乗る住民あり)が加担したので、南オセチア紛争とも呼ばれています。
 
 この戦争、「5日間戦争」という別名もありまして…ロシアの陸海空の圧倒的戦力の前に、グルジアが降参しました。 
 海軍も出たのかって?黒海がありますから。海戦もあったようです。
 アブハジアは黒海に面しています。蛇足ですが、大相撲の力士だった「黒海」は、「アブハジア、スフミ市出身、追手風部屋」でした。アブハジアとグルジアの紛争は、今なお続いております。
 我が家は、かれこれ35年、グルジアのお世話になっています。毎朝いただいている「カスピ海ヨーグルト」の生まれ故郷がグルジアです。

 グルジアの大統領が来日しまして、安倍(元)首相との会談で、グルジアという呼称を「ジョージア」に変えてほしいと要請しました。日本国民の記憶に新しいと思います。これを受けて、日本政府は2015年4月から公式に「グルジア」から「ジョージア」に変更しました。

「ジョージアに変えてよ」の理由は、「グルジア」はロシア語読みだから。2008年に、ロシアと軍事衝突。憎き敵言語の読み方の「グルジア」とは呼ばれたくない。英語読みの、「ジョージア」にしてほしい。世界の9割の国が「ジョージア」と呼んでいる…。だからぁ、日本もジョージアと呼んでよぉ。

 日本相撲協会も、グルジア出身力士の紹介で、
「東がた、黒海。ジョージア、トビリシ出身、追手風部屋」
 と、しました。なぬ?「アブハジアはどうした」って?アブハジアを独立国と認める国が殆どないものですから…。

 黒海、栃ノ心、臥牙丸…現在、大相撲にジョージア出身力士は居なくなりました。柔道が盛んな国ですから、格闘技好きが多いはず。この三力士に続く人が現れることを期待しています。

 
ロシアに攻め入った国ですから、モンゴル帝国(現在モンゴル出身力士は、20人です!)に、果敢に立ち向かってくれるんじゃないかなあ。