「荒淫」この熟語をなんと読むか？正解は、「えんだら」。薮から棒になんなんだって？ファーマシーで買い物をするのに、パーキングに駐めずに出入り口前に横付けしたオヤジがいたんですよ。で、私は思わず､「この、えんだらこきっ！」と、口走ったのです。自分でも、何十年かぶりに口をついて出た「えんだら」に、苦笑してしまいましたよ。えんだらの意味は、「無秩序」ってことでしょうかねえ。
なぬ？「えんだらこきの、『こき』は、なんだ？」ってがぁ？「嘘つき」のことを「嘘こき」、「いいふりをする人」を「いいふりこき」って、言うでしょ。その「こき」です。えんだらは、英語では、「yen dollar」なんちゃって。
「yen dollar」から・・・「日雇い労働者」のことを、「出面（でめん）」といいます。漢字の通り、「顔を出す」ということ、つまり「その日､顔を出して働き、報酬を得る」。おもしろいなあと､思ったのは、「出面」のルーツは､「英語」の、「day men（デイメン→出面）」という珍説。意味も合ってるので、真説だったりして。もっとも、英語で出面は、「day worker」ですがね。
以上までがプロローグ。前置きながっ！
何を書きたかったかと言いますと、「等外獺祭（とうがいだっさい）」。息子がお盆に持ってきてくれた日本酒なんですがね、「等外だよ」と、念を押されました。いかにも、「凄い酒なんだよ」という鼻の穴の広げよう。…私の常識では､「等外」の意味は、「等級や順位の中に入らないこと」。つまりぃ…「等外なら、まずいんじゃないのか？」。と、ところが違いました。「等外」が売りだった。
「等外獺祭」は、農産物検査法による検査基準で等外米に格付けされた米(一般的には屑米、破米とよばれる)で仕込んだ酒。酒税法に規定する「特定名称酒」の要件(三等米以上を使用)を満たしていない。わかりますよ、そのくらい。
ですから、「純米酒」として認められない。普通酒扱いとなり「特定名称以外の酒」に分類される。し、しかし、Ｂ、ＢＵＴ！等外獺祭は、（山田錦を）２３％～５０％も、磨いているんだとぉ！５０％なら、大吟醸でしょうがぁ！濾過など一切していないそのまんまの生酒だという。
気になるお値段は、「７２０ml、１,４００～５,０００円」。値幅が凄い。で、インターネットで調べたら、「（等外獺祭ではなく）獺祭等外」のラベルの酒ばかり。息子がくれたのは､「等外獺祭」。「これ、なかなか手に入らないよ」。つまり、「等外」を上に書いたラベルのほうが日本酒マニア垂涎の的らしい。
で、飲んでみました！「旨いっ！」（もっとも、私の場合、何を飲んでも旨いんですけどね）７２０mlを三晩に分けて飲みましたぁ。
以上までが､二番目の前置き。いよいよ本題。
１か月前の８月１７日、琉球大学教授の伊沢雅子さんが、長崎県の対馬でカワウソの野生個体の撮影に成功したとを発表しました。それが、二ホンカワウソの生き残りである可能性があるとのこと…。可能性はあるのでしょうが、７月に対馬で見つかったのは、ニホンカワウソではなく、「ユーラシアカワウソ」でしたから、大きな期待は出来ないかな。ニホンカワウソが最後に発見されたのは、３８年前の１９７９年。高知県須崎市の川でした。目撃者は､多分、哲ちゃんだと思います。
カワウソは、自分の獲物（早い話が魚）を並べる習性があります。ミンクも、獲物を並べます。どちらも「イタチ科」なので習性が同じらしい。本家であるイタチが獲物を並べるという話は聞いたことがないんだけどね。イタチも複数獲ったら並べるのかなあ。
閑話休題。カワウソを漢字で書くと､「獺」。これがオチなんですけどね。なぬ？「獺」は分かったが、「獺祭」が分からん。何でカワウソのお祭なんだ」って？
つ、つまり、「獲物を並べる」という行為と、「人が物を供えて先祖を祭る行為」とが、似ているから、「獺祭」。なぬ？そのことと日本酒の関係は如何にって？
獺祭の蔵元の、広島県の旭酒造によりますと、…弊社の所在地である「獺越」から一字をとって、銘柄を「獺祭」としました…。広島にもカワウソがいたのですねえ。
等外獺祭を飲みきってしまいましたので、今夜は､いつもの「ふなぐち菊水」を飲みます。実は、「ふなぐち菊水」は、「等外獺祭」と共通点があります。
もろみを搾る「ふね」から流れ出る搾りたての原酒が、「ふなぐち」。それをそのままアルミ缶に詰めてしまう。検査？そんなことはしないから、「普通酒」として取り扱われる。そのまんまの生酒。この点が､等外獺祭と相通じる。火を一切あてない、調合もしない酒…。この２０数年間、自分で買うのはこの酒のみ。
この数か月、睡眠時間を５時間にして仕事をしています。大きな仕事が、１０月、１２月にありまして…午前１時就寝、６時起床。昼間は外で働き、夜は自宅で夜なべで仕事…ブログを書く時間がない。与えられた仕事には、荒淫したくないもんで。
なぬ？「えんだらこきの、『こき』は、なんだ？」ってがぁ？「嘘つき」のことを「嘘こき」、「いいふりをする人」を「いいふりこき」って、言うでしょ。その「こき」です。えんだらは、英語では、「yen dollar」なんちゃって。
「yen dollar」から・・・「日雇い労働者」のことを、「出面（でめん）」といいます。漢字の通り、「顔を出す」ということ、つまり「その日､顔を出して働き、報酬を得る」。おもしろいなあと､思ったのは、「出面」のルーツは､「英語」の、「day men（デイメン→出面）」という珍説。意味も合ってるので、真説だったりして。もっとも、英語で出面は、「day worker」ですがね。
以上までがプロローグ。前置きながっ！
何を書きたかったかと言いますと、「等外獺祭（とうがいだっさい）」。息子がお盆に持ってきてくれた日本酒なんですがね、「等外だよ」と、念を押されました。いかにも、「凄い酒なんだよ」という鼻の穴の広げよう。…私の常識では､「等外」の意味は、「等級や順位の中に入らないこと」。つまりぃ…「等外なら、まずいんじゃないのか？」。と、ところが違いました。「等外」が売りだった。
「等外獺祭」は、農産物検査法による検査基準で等外米に格付けされた米(一般的には屑米、破米とよばれる)で仕込んだ酒。酒税法に規定する「特定名称酒」の要件(三等米以上を使用)を満たしていない。わかりますよ、そのくらい。
ですから、「純米酒」として認められない。普通酒扱いとなり「特定名称以外の酒」に分類される。し、しかし、Ｂ、ＢＵＴ！等外獺祭は、（山田錦を）２３％～５０％も、磨いているんだとぉ！５０％なら、大吟醸でしょうがぁ！濾過など一切していないそのまんまの生酒だという。
気になるお値段は、「７２０ml、１,４００～５,０００円」。値幅が凄い。で、インターネットで調べたら、「（等外獺祭ではなく）獺祭等外」のラベルの酒ばかり。息子がくれたのは､「等外獺祭」。「これ、なかなか手に入らないよ」。つまり、「等外」を上に書いたラベルのほうが日本酒マニア垂涎の的らしい。
で、飲んでみました！「旨いっ！」（もっとも、私の場合、何を飲んでも旨いんですけどね）７２０mlを三晩に分けて飲みましたぁ。
以上までが､二番目の前置き。いよいよ本題。
１か月前の８月１７日、琉球大学教授の伊沢雅子さんが、長崎県の対馬でカワウソの野生個体の撮影に成功したとを発表しました。それが、二ホンカワウソの生き残りである可能性があるとのこと…。可能性はあるのでしょうが、７月に対馬で見つかったのは、ニホンカワウソではなく、「ユーラシアカワウソ」でしたから、大きな期待は出来ないかな。ニホンカワウソが最後に発見されたのは、３８年前の１９７９年。高知県須崎市の川でした。目撃者は､多分、哲ちゃんだと思います。
カワウソは、自分の獲物（早い話が魚）を並べる習性があります。ミンクも、獲物を並べます。どちらも「イタチ科」なので習性が同じらしい。本家であるイタチが獲物を並べるという話は聞いたことがないんだけどね。イタチも複数獲ったら並べるのかなあ。
閑話休題。カワウソを漢字で書くと､「獺」。これがオチなんですけどね。なぬ？「獺」は分かったが、「獺祭」が分からん。何でカワウソのお祭なんだ」って？
つ、つまり、「獲物を並べる」という行為と、「人が物を供えて先祖を祭る行為」とが、似ているから、「獺祭」。なぬ？そのことと日本酒の関係は如何にって？
獺祭の蔵元の、広島県の旭酒造によりますと、…弊社の所在地である「獺越」から一字をとって、銘柄を「獺祭」としました…。広島にもカワウソがいたのですねえ。
等外獺祭を飲みきってしまいましたので、今夜は､いつもの「ふなぐち菊水」を飲みます。実は、「ふなぐち菊水」は、「等外獺祭」と共通点があります。
もろみを搾る「ふね」から流れ出る搾りたての原酒が、「ふなぐち」。それをそのままアルミ缶に詰めてしまう。検査？そんなことはしないから、「普通酒」として取り扱われる。そのまんまの生酒。この点が､等外獺祭と相通じる。火を一切あてない、調合もしない酒…。この２０数年間、自分で買うのはこの酒のみ。
この数か月、睡眠時間を５時間にして仕事をしています。大きな仕事が、１０月、１２月にありまして…午前１時就寝、６時起床。昼間は外で働き、夜は自宅で夜なべで仕事…ブログを書く時間がない。与えられた仕事には、荒淫したくないもんで。