アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

しばらくお休みします…検査入院のため…

2020年06月25日 | Weblog
 「自分の考えってものはないのか!」って思うんです…

 出ました!何が出たか?「ニット帽のおばさまです」。プールの帰り、前を歩く還暦前後の体格の良い女性が、この暑いのにニット帽を着用しておりました。
 「うわっ!この時期に毛糸の帽子かよっ!」と、私。
 「ファッションでしょっ」と、かみさん。
 かみさんのステレオタイプにはいつも閉口しているのですがね。このたびは、「ユニクロがマスクを発売したので買いに行かなくちゃあ!」
 「高性能フィルターで飛沫をブロック。なめらかな肌ざわり。洗えるエアリズムマスク新登場。3枚組で、990円」こういう謳い文句にすこぶる弱い。性善説の権化見たいな人なので、「疑う」ってことが無い。宣伝に踊らされているんですよね。

 「世界一不味いラーメン」を食べさせられたことがありました。芝桜を見ての帰り、お昼でも食べようかということになりました。そのとき、イヤーな予感が。前方にプレハブ小屋のラーメン屋がありまして…「のぼり旗」が出ておりまして、「旨っ!」と染め抜いてありました。かみさんの注意を逸らしたのですが、見つけられてしまいました。
 「ここにする!『旨っ!』と書いてあるよっ!」
 「あ、あのね、『不味っ!』というのぼり旗を出すラーメン屋がどこにありますか!それに、プレハブだよ!ほかをあたろうよ」
 「嘘を書かないでしょ。旨いから『旨っ!』なのです!」・・・人を疑うということがない…。よくもまあ、騙されることもなく還暦すぎまで無事生きてきたものです。
 で、ラーメンの味は…、不味いのなんの!味には文句を言わない私が、「世界一不味い」という評価を下しました。さすがのかみさんも、「これの、どこが『旨っ!』なの?味をつけるのを忘れてるよ」と、厨房に乱入しそうになりましたので、制止しました。

 で、暑いですよね!マスクはしょうがないですが、「ニット帽」って、必要ですか?
 ニュースで放映される街の人々、一部ではありますが、若者からホームレスの方とか、高齢の方も、「ニット帽にマスク、半袖シャツ、短パン」。日本には、「頭寒足熱」という言葉があります。いつから、「頭熱足寒」が市民権を得たのか?

 ニット帽屋さんの謳い文句・・・「ニット帽は冬のイメージが強いですが、アイテム数が少なく着こなしが簡素になる夏こそ出番! 夏に選ぶべき素材からおすすめのニット帽まで、余すとことなく…」
 びっくりしたぁあ!夏こそ「ニット帽」なんだとぉ!国会で決めたのかぁ?
 こっそり調べたニット帽屋のキャッチコピー…
1 かぶり方一つでファッションを個性的に演出できるニット帽・・・だったら、ニット帽でなくてもいいんじゃないの?
2 清涼ニット帽!・・・おいおい、やっぱり暑いってことじゃないか!「ニット帽 我慢大会」の時に清涼ニット帽は反則だぞ!その前に夏に毛糸の帽子をかぶるのは頼むからやめてくれ。脳が煮えたらどうする!
 3 夏でもかぶれる薄手のニット帽…だ、だから、そうまでして夏にニット帽をかぶらせたいか!

 なぬ?「夏のニット帽を批判するのはおかしいぞ。夏にダウンのコートを着たっていいじゃないか」って?
 ハイハイ、ニット帽への批判のようになっておりますが、「宣伝に踊らされて、ニット帽でなけりゃ『ダサイやつ』と、見られてしまう。暑くても我慢して、臭くても我慢して、ニット帽を着用しよう」という人に、「自分の考えというものをもてよっ」と、言いたかったわけで。
 なぬ?「かみさんは、当然ニット帽を愛用しているんだろうなあ。自分の考えというものを持たず、ニット帽の宣伝を真に受けるだろうから」って?
 あ、あのね、そうじゃなくてぇ、かみさんの場合、自分の考えはあるんですよ。ただ、性善説の権化で、キャッチコピーを100%信用するってだけです。見栄を気にして、暑くてもニット帽をかぶるってことはぁないと思いますがね。「夏のニット帽は、ファッション」と、いうことも知っているようですし。
 ただぁ、「夏こそニット帽」のキャッチコピーがかみさんの目に入らないように十分注意しなきゃ…。
 なお、かみさんには恩返しできないほどお世話になっております。「ユニクロのマスク?たくさん買ってね」と、言います。ニット帽?ほしいと言い出されたらぁ、「いいとおもうよぉ~!夏こそニットだよね!」とはぁ……言いたくないけど、言います。

 で、不肖アンティークマン、6月26日から検査のため、1週間の予定で入院です。「腰部脊柱管狭窄の手術」「大動脈弁移植手術」に耐えられるかどうかの検査です。心臓の検査では、カテーテルも!怖いなあ。もっとも、その後に続くであろう大きな手術の方が怖いですけどね。生還できたら、またアンティークマンブログを書きまぁ~す。

FGMは撲滅っ!サーカムシジョンはぁ…

2020年06月25日 | Weblog
    で、前回の続きなのですが、アグネス・チャンさんが、ソマリアへ行った。
 アグネス・チャンさんが行った当時、ソマリアの女性の97%は、「FGM(Female Genital Mutilation)」をされていました。FGM、日本語にすると、「性器切除」です。「陰核の一部または全部の除去」「陰核と小陰唇の全部または一部除去」「大陰唇・小陰唇の切除、再配置による膣口の狭小化」…ほとんど、麻酔なし。何人もで押さえつけての性器切除…。
 ナイフがなければ、石斧で切る。消毒?あるはずない。ですから、感染症、後遺症が出ないはずがない。医者が切るのかって?あ、あのね、医者が石斧で切るかっ!施術者は村の女性です。そもそも、石斧って…薪を割ったりするものでは?

 FGM、様々な民族の伝統的な通過儀礼だという!他民族の慣習に口出しをして申し訳ないが…FGMは、いいとか悪いとかの以前の問題。地球上からなくさなければならないと思います。アグネス・チャン大使は、FGM根絶に向けた活動をしました。
 FGMを女子割礼とする民族もあるようですが、「サーカムシジョン(circumcision、日本では『割礼』と呼ばれています。儀式的、宗教的理由から男子の陰茎包皮を切除する手術)」とは一緒にならないと思います。FGMとサーカムシジョンは、違うものだと思います。 

 今は無くなっているようですが、過去にあった特異なサーカムシジョンは・・・ アボリジニは、尿道の下部を切開する「尿道割礼」が行われていました。どこから、「オシッコ」が出たのでしょうか?
 ホッテントット族(南ア)は、片方の睾丸を摘出する「半去勢」が行われていました。これも、麻酔なしとか石斧とかで行われていたのでしょうねえ。半去勢は、ポナペ島(ミクロネシア連邦)にもあった。ホッテントット族と、ポナペの習慣が同じとは!人間って、同じようなことを考えるのですね。だけど、去勢と割礼を混同されちゃあかないませんなあ!

 我が家の二男が、ボストンの「ブリガム&ウイミンズホスピタル」で生まれたとき、「サーカムシジョンしますか?」と、尋ねられました。
 アボリジニーやホッテントットが脳裏をよぎり、即座に「No!日本人は、サーカムシジョンはしないんだ」と、断った。…あのとき、サーカムシジョンの意味が分からず、「Oh!Yes!Please!」と、言っていたらどうなっていたのか?二男の睾丸が危なかったかも。

 ユダヤの割礼は縦切りです。13歳になるとき、形成の手術…おっと、この話題になってしまうと、次々とユダヤ教全体へ波及していくのでエンドレス。よって、話をアグネスへ戻します。

 アグネスの調査、報告は、ハチドリの一滴でした。世界が呼応した形になりました。アグネスのおかげとは、一言も言っていませんからね。ハチドリの一滴であったことは確かです。私のような、カラスの涎(よだれ)では、FGMに何の影響も与えれません。
 近年、FGMが大幅に減少しています。90%超だったFGMは、7%程度まで減少。これは、たいへんな成果だといえます。早く0%にしたいですね。

 アグネス・チャンさん(ユニセフ・アジア親善大使)は、ちょうど1年前、西アフリカのニジェールへ行っています。なにをしにニジェールへ行ったかって?詳しく書きますと、膨大になりますから、ほんの一部だけを書きますと…
 ニジェールが最貧国ラインにいることはご存じの通り。そんな中、おきまりの、高い出生率。世帯人数の増加→栄養不良の子どもの増加。こうした負の連鎖の背景には、児童婚や一夫多妻が一般的だというニジェールの伝統的な規範があります。その状況を視察するために行きました。(ユニセフは、子どもたちの命を守る活動にとどまらず、代替教育や女子教育、子どもや若者への職業訓練、地域全体への啓発活動といった取り組みをしています。よくやってくれています)
 なぬ?「アグネスは普段どんな暮らしをしているか」って?普段は、64歳の女性ですよ。もうすぐ(8月20日)65歳になります。お友達の家へ行って「餃子」を作ったりぃ。そうそう、最近は昼食(おやつ?)に、オートミール(インスタントで、お湯を入れるだけ)を食べたり…まっ普通のおばさん、じゃなくて女性ですね。基本的に食べるのが大好きみたいです。

表現の自由は無人島でどうぞ!

2020年06月24日 | Weblog
 アグネス・チャンを、「『ひなげしの花』を歌った、単なる歌手」と、思ったら大間違い。上智大学国際学部→トロント大学(社会児童心理学)→スタンフォード大学教育学部(博士課程)→教育学博士号(Ph.D)取得→ペスタロッチ教育賞受賞…これほど勉強した「元歌手」ってほかにおられないんじゃないかなあ。 「教育学」を、学んだあたりに、アグネスの「人類愛」を感じます。
 1998年、日本ユニセフ協会大使に就任。毎年、世界各地のユニセフの現場を訪れ、さまざまな危機に晒されている子どもたちの現状を広く世界に訴えている。 東日本大震災の被災地にも、震災発生直後から何度も訪れています。

 なぬ?「アグネスは、立派な人物だということは分かったがぁ、だけどぉ、どうしてアグネスがソマリアへ行ったというだけで、インターネット掲示板やブログで、卑怯者たちの標的にされなきゃならなかったんだ」って?
 説明がくどくなりますが・・・「日本は児童ポルノの発信源」…このようにショッキングな国際的非難がありました。これをきっかけに、「児童買春・児童ポルノ禁止法」が施行されたのですがね。
 そして、ユニセフ協会は、さらに規制を強める動きをみせた。
 この状況を危惧した人たちがいたわけ。「児童買春・児童ポルノ禁止。規制強化」は、当然中の当然だと考えますが、そうじゃない人たちもいるのですよ。日本には。その人たちの言い分は、「規制強化は、基本的な権利である表現の自由を奪うものだ」と…。

 児童を守るより、表現とやらの自由が大切。ねっ!これだもの!私が、「自由などない」と、常々主張している所以です。自由を大上段に振りかざせば、「児童買春・児童ポルノは自由だ」と、なりますから!自由など、ないっ!
 規制強化に反対する人にとって、「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」「ユニセフ憎けりゃ大使も憎い」で、日本ユニセフ協会大使のアグネス・チャンが憎らしい人の筆頭にあげられた。機会があれば、アグネスをやっつけてやろう!というわけで手ぐすね引いていた。そして、ソマリアへ行ったアグネスへの猛攻となった。

 長くなりました。続きは次回。なぬ?「この話題に、さらに続きがあるのか」って?ハイハイ。「SNSでの誹謗・中傷問題」とは離れますが、FGMについて書こうかと。アグネス・チャンのつながりです。


14歳から大麻…

2020年06月22日 | Weblog
   SNSで誹謗・中傷を受けていた22歳の女子プロレスラー木村花さんが、お亡くなりになりました。
 SNS…匿名性による無責任かつ気楽な情報発信で、特定の個人を誹謗・中傷する。犯人側(あえて、犯人と表現させていただきますが)は、ターゲットを見つけて、完膚なきまでに痛めつけて楽しむ。「身元を特定される心配が無いから、『死ね』と書いても大丈夫」…こういう人たちです。「バレなきゃ、何をしてもいい!」卑怯者たちです。

 犠牲者が出なければ、対策が講じられない…。SNSでの誹謗・中傷対策、早急に法整備をお願いしたい。
 1 発信者の情報開示。できれば、メールアドレス、IPアドレス、電話番号も…犯人を社会的に葬るには、これぐらいしなければなりません。
 2 プロバイダーへの開示請求手続きの簡略化。早くしなければね!
 3 削除要請に応じないプロバイダーの厳罰化
 4 AIによるサイバーパトロール強化
 これぐらい厳しくやってほしいです。今すぐに!そうすれば、「バレなきゃ、何をしてもいい!」という卑怯者たちも少しは自粛します。

 だけどさあ、木村花さんの事件…すでに忘れ去られたかのような?「コロナ」「あんり、まあ!」「金与正」「人種差別」…の前に、霞んでしまっています。問題の数々に軽重をつけることはできませんが、SNSでの誹謗・中傷対策は喫緊の問題です。

 印象に残っている、匿名性による気楽な情報発信で、特定の個人が攻撃されたのは…
 スノーボードハーフパイプ元五輪代表の国母(こくぼ)さんですね。「腰パン」「鼻ピアス」「シャツ出し」…日本の代表がこれかよ!って感じでした。(日本代表の選手規定に抵触。なのに、本人は無視…)
 服装等は、百歩譲ったとして、何より、態度がよくない。…温厚な私ですら(自分で、温厚って言うなって?)、トイレのスリッパでひっぱたいてやりたい衝動にかられましたよ。国母さん(当時は17歳)への攻撃は凄かったです。ただ、誹謗・中傷というより、「きちんとしろ!」という、意見かな。
 そして、今年1月、31歳になった国母さんは、大麻取締法違反(輸入)などの罪で逮捕されました。14歳から大麻と親しんで来られたそうなので、五輪代表の頃はすでに大麻漬けだったのですね。

 あと、アグネス・チャンさん(誕生日が来たら、65歳)も、誹謗・中傷されました。なぬ?「アグネス・チャンが、腰パン・鼻ピアス・シャツ出しをしたのか?それとも大麻か」って?
 いえいえ、アグネス・チャンが、「日本ユニセフ協会大使として、内戦が激化するソマリアを訪問」したのです。これだけのことなのに、テレビがソマリア行きを報道したとたん、インターネット掲示板やブログで大ブーイングだったのです。
 「アグネスが行って何の役に立つのよぉ!丘の上でひなげしでも見てろ!」
「そんな金あるなら、アグネスを送らず、現金を送ってやれ!」
「アグネスの顔を見ても、内戦下の子どもたちの腹は膨れん!」
「完全に安全が確保された場所しか行かないんだろ!どうせ!」
「なんもしないで、行ってきたって事実だけで満足して帰ってくるんだろ!」
 卑怯者たち…言いたい放題。アグネス・チャンさんを「愚弄」「嘲弄」して喜んでいる。
 アグネス・チャンさんを擁護しなければなりませんがぁ…。このまま続けると長くなります。続きは次回にします。

「入れ墨お断り」…人権侵害?

2020年06月22日 | Weblog
 かれこれ、4か月間も温泉に行ってませんねえ、新型コロナの影響で。自宅の風呂には入ってますよ、為念。
   温泉といえば、入り口に「泥酔の方、入れ墨をしている方の入浴を禁止します」という貼り紙がある。
 ところが、入れ墨をしている人が平気で入浴している。考えてみるに、更衣室に、「入れ墨をしているかいないかを検査する人がいない」。つまり、入浴客が御注進しない限り温泉側が知るよしもない。また、仮に御注進が有ったとした場合、温泉側がどのような態度に出るか…?ドカドカと浴場へ入って、「入れ墨のお客さん!とっとと帰ってください」と、言えますか?
 「何だとコラ!殺すぞ!」と、浴槽へ沈められるかも知れません。ですから、温泉側は、怖くて注意などできない。
  なぬ?「アンティークマンが注意して、入れ墨の客を浴場から追い出せばいいだろう」って? わ、私に何の権利があるのですか?「入れ墨お断り」は、公営、私営関係なく「管理者」の権限です。法に準ずる拘束力を持っています。私は、なーんの権限も持っていません。
 「入れ墨のある方の入館は固くお断りします」の看板を無視して入浴施設に入った暴力団組長が、懲役7月(求刑・懲役1年)の実刑判決を受けたことがありました。罪状は、「貼り紙無視罪」かと思ったら、「建造物侵入罪」でした。この場合は、組長が入れ墨者であることが分かっていたので、入浴施設経営者が注意したという。いい度胸ですよね。しかし、入れ墨組長は、無視して施設に侵入し…早い話が風呂に入って…警察に捕まってしまった。たかが貼り紙と侮るなかれ。懲役7月の実刑ですから。

 「入れ墨お断り」は、人権侵害じゃないかとか、「入れ墨のどこが悪いんだ」とか、入れ墨擁護派もおられる。平和な日本ですから、入れ墨大好き人間がいても不思議はないですがね。
  人権侵害については・・・入れ墨をした人は、「入れ墨お断り」の場所があることを知っていながら入れ墨を入れたんじゃないですかねぇ?それを今更、人権侵害だとか…。まあ、言うのは自由ですけどね。

 なぬ?「潤一郎の『刺青』のケースはどうなんだ」って?
 潤一郎の「刺青」…刺青師の清吉が、娘に麻酔を嗅がせ、一昼夜をかけて背中一杯に女郎蜘蛛を彫った。このような場合は、娘さんの意思で入れ墨をしたのではないので、特例として入浴を許可してもいいんじゃないでしょうか…。
 なぬ?「意思に反して彫られたと主張する人が、たくさんでてきたら収拾がつかなくなるだろう」って?
 そ、その場合は、刺青師に「意思に反して彫りました」という証明書を発行していただくとか…。

 私にとしましては、入れ墨は、「威嚇」ですね。
 「…入れ墨を見せる行為自体が、背後に暴力団組織が存在することを相手方に強く推認させ、相手方を畏怖困惑させるための一手段として用いられている」…このように思います。「オレは、暴力団だぞコラ!」と、人に威嚇を与える道具ということです。出所不明の数字ですが、暴力団幹部の入れ墨率は、63%という。

 最近の入れ墨は、(和彫りがめっきり少なくなり)洋彫り(皮膚の浅い部分に色素を入れる)が多いです。10代の男女が、まるでファッションのように入れ墨をしている。そして、「それ、入れ墨か?」と問うと、「タトゥーです」と応える。入れ墨は和彫り、タトゥーは洋彫りってところかなと…。
 有名人だって、「入れ墨の人お断り」の施設へは入れません。あと、「アートメイク(眉毛やアイラインをタトゥーで入れる)」のおばちゃん方も入れません。だいたいやねー、眉毛を描くのが面倒なので入れ墨で書いておくという、その根性が情けない。油性マジックで書いておけよ!
  米国の人種差別への抗議行動を観ていて、「入れ墨をしていない人は居ないんじゃないかと思いました」。日本人も、ああなっていくのかなあ…。「身体髪膚の毀損」はぁ…やめてほしいのですがね…。

泣きっ面に蜂…

2020年06月20日 | Weblog
 過飽和業界が、生き残りレースをしている最中の「コロナ禍」…泣きっ面に蜂ですよね。過飽和業界ってどんな業界かって?私が、勝手に名付けたのですが…そのまんま「過飽和の業界」、たとえば、「歯科医院」「医院・病院」「調剤薬局」「理容院・美容院」「整骨・鍼灸・整体・マッサージ・カイロプラクティック」…。

 理美容業界は、殆どが個人経営。格安料金のチェーン店の進出により閉店を余儀なくされてきていましたが。それでも、細々と営業してきたところもあります。ですが、コロナ禍で、常連客が来なくなり収入ゼロの日が珍しくないのだと。
 息子さんに理容師の資格を取らせたオヤジさんも、「終わりっ、自分の代で終わり…。食っていけんもなー(生活していけない)。うちだけでないよー」と、自嘲的に話していました。
 美容院経営者は、「完全予約制です。客が来ないときには、果樹園の仕事をしています。人を雇う?給料が払えませんよ」。美容師は副業…こうなっていくのでしょうか。

  整骨・鍼灸・整体・マッサージ・カイロプラクティック…看板が街中にたくさんあります。これらを整理してみるとどうなるか…
○ 国家試験資格が必要・・・柔道整復師、鍼灸師、按摩マッサージ指圧師
○ 資格がいらないもの・・・整体師、カイロプラクティック
 整体師とかカイロプラクティックは、資格がいらない。つまり、誰でも開業できる。その他に、按摩マッサージ指圧師と紛らわしいのは、「タイ式マッサージ」「足裏マッサージ」「全身マッサージ」…資格も何にもいらない。と、いうより資格そのものが「ない」。
 
 整体師養成学校というものもあるにはある。「2週間程度の講習で開業させる」「2年間の講習で…」と、様々。カリキュラムも何もあったもんじゃない。
 「厚生労働大臣認可の整体院」・・・これは日本には存在しない。
 「整体師の資格」・・・これは、お金さえ出せば誰でも取得できる。お金を出したくない人は、自分で資格認定すれば良い。認定書は画用紙で作ると良い。
 こんな事情ですから、街中に氾濫している。そこへコロナ禍ですから、気の毒です。生き残るのは、健康保険が使える、整骨(接骨)院でしょうか。

 病院が潰れるのは、予想しませんでしたが、コロナ禍で経営が困難になっている病院があるという。医療従事者への人権侵害もあるってんだから、やってられませんよね。
 調剤薬局も病院周辺に密集状態。病院・医院にくっついていて経営が成り立っているわけで…。病院・医院が潰れると、潰れます。

 問題は歯科医です。アメリカでは、水道水へのフッ素混入で虫歯が殆どなくなった。「これからは、歯科医は少しでよい。歯列矯正ぐらいしか仕事がないからね」と、フォーサイス・デンタルセンター(ボストン)の歯科医が話しておりました。

 日本では、医師も歯科医師も、「ドクター(Doctor)」と呼ぶのが普通ですが、英語では、歯科医は、「デンティスト(dentist)」。「ドクター」とは言いません。ドイツ語でもフランス語でも、「医師」と「歯科医師」は、明確に区別しています。格付けの意味があるのでしょう。中国語ですかぁ、医師は、「 医生(イーション)」で、歯科医師は、「牙医(ヤイィ)」です。「牙医」だって!そのまんまですね。
  東京歯科保険医協会が東京都内の歯科医を対象に、「子どもを歯科医師にしようと思うか」の調査をしました。(最新の数字を探しましたが見つかりませんで)1983年の調査では、歯科医にしたいが、23%だったのが、2009年には7%に。
 歯科医療の将来展望では、「暗い」が65%、「明るい」は8%。半数以上が「患者数が減った」「経営が苦しい」などと回答。そんな中でのコロナ禍。青息吐息の様子です。

 1年後の街は、「歯科医院」「医院・病院」「調剤薬局」「理容院・美容院」「整骨・鍼灸・整体・マッサージ・カイロプラクティック」等々の看板が消えてしまっているんじゃないか。
 私の力では、どーしようもありません。右手の握力は、とうとう20kgを切ってしまいました。そういう力じゃないですね。

あんり、まあ!

2020年06月19日 | Weblog
 「あんり、まあ!」…で、通じますかね?
 「おやおや、まあまあ!」の言い方に、「あら、まあ!」「あれ、まあ!」「ありゃ、まあ!」などがありますが、もう一つ付け加えてください、「あんり、まあ!」。勿論、河井あんりさんを揶揄した言葉です。
 なぬ?「元参議院議員様を揶揄してはいけない」って?あんり、まあ!…ハイハイ、品を欠きました、ごめんなさい。…素直に謝罪しましたので、軽ぅ~く、揶揄っぽく続けまぁ~す。あんり、まあ!!

 「ウグイス嬢に規定以上の謝礼を払った」これだけの違反かと思っていたら、100人近くの人に、2,570万円をばらまいていたという。あんり、まあ!
 河井夫妻の年収は、7,000万円を超えますから(アンティークマンの調査なので、信憑性があるようなないような)、2,570万円ぐらいどってことないのでしょうがね。仮に、自民党からの1億5000万円の中から捻出したとしたら…私のような「品行方正で洗濯する人」の血税も使われたということになります。安住さんに辞めていただきます。安倍さんの間違いじゃないかって?だって、「交代!交代!」と、口に出しておられておりますから、安倍さんに交代して安住さんにお辞めいただくことでいいんじゃないかと…。ご自分の口から出た言葉には、責任を持っていただかなければなりません。
 「(品行方正で)洗濯する人」の意味ですか?「赤貧を洗う」ってことで…あんり、まあ!

 閑話休題。テレビでは、おもしろがって、広島県議会の一年生議員だったころの河井あんりさんの発言が放映されています。何度観ても、「ぞっ」とします。怖いです。
 2006年に、政治資金規正法や公職選挙法に絡む疑惑について、故藤田雄山元広島県知事に対して、河井あんりさんは、責め立てた!

 「知事!(長い間をとって)男らしくなさいよ!(間)」

 この芝居じみた絶妙な間のとりかた。てっきり元女優かと思いましたよ。
 なぬ?「政治資金規正法や公職選挙法違反で元広島県知事を責めたてた案里が、同じ悪事を働いた。あんり、まあ!と言いたいんだろう」って?
 いいえ違います。男女同権、女性の地位の向上が謳われている現代です。「男らしくしなさいよ」は、タブーですよ。そのような言葉を、女性が使った。知事が、女性だったら、あんりは、「女らしくなさいよ」と言ったのでしょうか?言わなかったでしょ!彼女の深層心理には、「男は、泣かない」「女々しいから、女」という古めかしいステンレス製のステレオタイプができているのです。「だから、鉄面皮なのか」って?ひ、人の顔のことを…!

 この信じがたいほど低い認識だから、「現金をばらまくのが平気」なのです。世の中が分かっていないのに、「世の中をなめて」いる。狡猾のつもりが、小狡いだけだった…。あんり、まあ!もう少し賢いと思っていたのに。
 なぬ?「結論は、女性の人権問題だったのか、あんり、まあ!」だって?深いところは、そこです。浅いところは、「世の中、なめんなよ。偉い人ほど品行方正にしろ」です。河井夫妻および現金を受け取った100人近い人たち…端金で、人生を狂わせてしまいました。

縄をNOW!

2020年06月19日 | Weblog
 幼少時の私の家事手伝いの一つに、「夜の8時になったら、玄関のカギをかう」ことがありました。
  「カギをかう」、我が家の場合は、「心張り棒」をかっていた。「シンバリボウ」言葉の響きが頼もしい。漢字も、「(泥棒に)心を張る棒」ですから、棒に何かが宿っているような…。戸を強く蹴られると、外れてしまうのですがね。

  「カギをかう」「心張り棒をかう」の、「かう」ですが…ずっと、方言だと思っていました。共通語では、「カギをかける」でしょう。疑問だったのは、「心張り棒をかける」とは言わないということ。やはり、心張り棒は、「かう」。
 半世紀ほど生きてから、「カギをかう」「心張り棒をかう」の「かう」が、方言ではないことが分かりました。立派な…かどうかは分からないが、共通語でした。「かう」を漢字にすると、「支う」。「目から、ウロコが落ちただろう」って?ハイハイ、ホットケーキ大のウロコが落ちました。
 
 「心張り棒を支う」。「心張り棒」「つっかえ棒」「用心棒(荒野の用心棒とは違う、本物の棒)」は、正しく、「支う(かう)」という状況にして使用します。戸を支えるわけですから。
  「心張り棒」が廃れて、というか、時代遅れになって、「カギ」になった。カギをかけるには、「支う」という動詞は似合わない。しかし、心張り棒以来、「支う」は庶民に支持されていたので、「カギを支う」と、使われ続けた。

  「米をとぐ」…これも、子どもの頃は、不思議な言い方の一つでした。「庖丁をとぐ」「鎌をとぐ」は、よく分かる。しかし、米を砥石でとぐのか?砥石ではとがないが、ぬかやよごれを取るために洗う。それを「とぐ」という。なんともよく分からない日本語…。漢字は、「磨ぐ」か「研ぐ」のどちらかが当てられていますね。
 都市伝説に、「米磨ぎは、お米を洗うことだからと、洗剤を入れて米を洗った。結果、肝臓病になった」という話があります。
 似たような話に、「ウチの子、オシッコが黄色いんですけど」と、いうのがあります。紙おむつのCMで、オシッコにみたてた青色の液を使っていましたよね。CMを観た若い母親が(普通の子はオシッコが青いものと勘違い)びっくりして、主治医に相談したという。母親が青くなった…。よくできたお話ですね。

 「おじいさんは、山へシバカリに、おばあさんは川へ洗濯にいきました」…桃太郎の話です。幼少時は何の疑問も持たなかったのですが、小学生になって、「山にゴルフ場があって、おじいさんが芝を刈りに行ったのか?昔話なのに、ゴルフ場があるのは妙だ?」と思いましたよ。そのうちに、「芝」ではなく「柴」で、「シバカリ」は、「たきぎ取り」と分かりましたが。
 「柴を刈る」がこれまた難解でした。なぜ、「柴拾い」ではなく「柴刈り」なのか?刈った柴なら生木だから燃料にならない…と、少年は考えたのでした。昔話は奥が深くて、理解に時間がかかります。

  「泥棒を捕らえて縄をなう」ということわざがあります。事態が起こってから、対処すること。「縄をなう」の「なう」は、編むと言う意味。「縄を編む」…これも、しゅっくりこない。やはり、「縄は、なわなければならない」。漢字では、「綯う(なう)」。
  泥棒を捕まえた。さて、縛り上げる縄がない。「だれが、縄を持ってきてくれー!今すぐに!now!now!NOW!」というわけで、「縄をnow!」が「縄を綯う」になったということは…ありません。


脱北は、北へ脱出?

2020年06月18日 | Weblog
 「パワーポイントの指南をお願いしたい」と。「指南」とはまた、古式豊かな。「三密」に託(かこつ)けて、やんわりお断りしました。
 「指南」は、教え導くこと。あるいは、教え導く人。だけど、どうして、「南を指す」と書く熟語が、「教え導く」なのか?指南役はあるのに、指北役、指東役、指西役がない。これは一体どーゆーことなんだぁーっ!
 で、これらを説明するには、「指南車」から始めなければなりません。

 からくり人形に、「指南車」というものがあります。「我が家にもあるよー」という方もおられるでしょう。
 よく見かけるものは、直径およそ10~15cmの車輪がついたリアカー(大八車、人力車)のようなもの。荷台に人形(ほとんどの場合、天子様とおぼしき人形)が乗っている。昔は、見せ物小屋の客寄せに使われていました。車の向きを変えても、乗っている人形が指し示す方角は変わらない。指し示す方角を「南」に設定すると、山の中でも砂漠でも、「南」を指す。磁石は使われていないが方位磁針の役目を果たす。

 なぬ?「磁石なしで、決まった方向を示すぅ?そんなはずなかっぺ!ありえへん」って?それが、あるんだから責めないでね。原理を説明し出すと、くどくなって、何が何だか分からなくなります。自動車に詳しい方は、「差動歯車の原理」と似たものと言えばる御理解いただけるかと。
 方位磁針とは違って、「南を探しあてて示す機能」は、ありません。指南車の示す方向は、あくまで最初に設定した方角です。それなのに、なぜ名前が「指南車」なのか?。機構上、指し示す方角は南である必要はないのですが、指南車と称されているのは、「易経」の「聖人は南面して天下を聴き…」によるものらしい。

 指南車の指南という言葉は「指し示す」という意味。「教える」と同じ意味なので、教師・先生のことを指南役というようになった。
 天子が南面するので、臣下は北に向かって座ることになります。それで、敗走する方角は「北」となったわけですね。
 「敗北」という言葉は、「北に負けるのではなく、負けて北へ逃げる」ということ。「北」の会意は、2人の人が背中を向け合つている形。「そむきあふ」「にげる」の意味。「背」にも「北」が入っている。「背を向ける」は、「北へ行く(逃げる)」ということになります。
 「敗北」が示すとおり、犯罪者はなぜか北へ逃げます。時々、南へ逃げる輩もおりますがね。

  方位を示す意味の東西南北の熟語は意外に少ないです。四文字熟語では、「南船北馬」「東奔西走」があります。どちらも忙しく走り回るという意味。
 「脱北」という熟語もあるだろうって?そ、その「北」は、方角ではなく北朝鮮という地域ですから!

¥1,700のカツカレー、食べようかなぁ?

2020年06月17日 | Weblog
 外出先での昼食は、カレーライスかラーメンか。顔面に汁がかかっちゃまずいときなどは(どんなときじゃ?)、カレーですね。財布にゆとりがあるときは、「カツカレー」に奮発します。「あー、カレーにカツレツをのっけてください」、ちょっぴり自慢げに注文しますねぇ。
 なぬ?「一体、どんな暮らしをしているのか」って?まあ、質素ですね。たまには贅沢もしますよ。「パクチーをどんぶり一杯食べるとか」…それは、畑にたくさんあるからだろうって?そ、そうなんです…どうして知ってるの?
 ともあれカツカレーは、私にとって年に数回の外食でのささやかな贅沢。
 パクチーは、タイで食べて、「これ、カメムシ臭くて、なかなかいいかも」と思いました。食べたら病みつきになりますよ。自宅の畑に植えたら、寒暖差にも、病害虫にも強く、どんどん増えまして、二期作もできます。食べると、力が湧いてきます。強い野菜って、人が食べても強くなれるようです。
 で、今まで、何の疑問も持たなかったのですが、「カツカレーは、昭和23年に銀座スイス」という洋食店でお客さんの考えで生み出されたものなのだという。カツカレーは、国産だったのですねえ!それにしましても、「銀座スイス」、「銀座なのか、スイスなのか、どっちかにしていただきたい!」まあ、それはどうでもいいかな。

 カツカレー発祥の逸話は…
 「千葉茂さん」、私ですら、「お名前は聞いたことがあるのですがぁ…」といった程度。千葉さんは、川上哲治さんらと共にプロ野球の黄金時代を牽引した人物。有名人であられたようです。
 東京巨人軍で現役選手だったとき、試合を控えた千葉さんが、昼食のため、「銀座スイス」を訪れた。
 とてもお腹を空かせていた彼は、空腹をいちはやく満たすための妙案を思いつき、次のような注文をした。
 「カレーにカツをのせてくれ」
 カレーライスもカツレツも、どちらも千葉さんの好物だったそう。ことカツレツは勝負に「勝つ(カツ)」というゲンを担ぎ、好んで食していたのだそう。もっとも、試合前に「カツ(勝つ)」を食べる人は多いですよね。私自身も、試合前は、必ず「トンカツ」か「カツ丼」でしたねぇ。
 カレーライスとカツレツ…二品同時に頼むあたりも画期的なことだったかも。そして、その両者を融合…!傑出した人物だったことがうかがえます。

 以上が、カツカレー誕生秘話。その後、銀座スイスが正式メニューとし、全国へ広まっていったというわけ。
 なぬ?「その話は有名だ」って?あらら、特ダネだと思ったのですがね。
「銀座スイス」の「千葉さんのカツレツカレー」¥1,700(税抜)。まあまあ、庶民でも手が届くお値段かと。
 なお、「元祖カツカレー」¥1,300(税抜)もあるのだそう。私はこちらにしておきます。でも、…400円差だからぁ、「千葉さんのカツレツカレー」にしようかなぁ?…やっぱ、見栄を張る必要もないので、「元祖」にしようかな…。
 庶民の葛藤って、400円をどうするかなんですね。なぬ?「それは、アンティークマンだけだ」って?ハイハイ、今後は、500円をどうするかに、値上げします。…値上げのしすぎかな。