さてさて、カトマンズから12キロメートルのところにある、「チャンドラギリの丘」というところへ行きました。何しにって?「ヒマラヤを眺める」しかないでしょうがっ。「チャンドラギリの丘」は、標高2,540メートル。この8月から山頂までのケーブルカーが本格操業を開始した。8人乗りで、片道2.5キロメートルを10分ほどで運行する。日本では、「ロープウエイ」と呼ぶが、ケーブルカーとロープウエイの区別はぁ分かりません。同じじゃないかなぁ。
山頂からは、東はエベレストから、西はアンナプルナ連邦までのヒマラヤ山脈を見渡すことができるという。
カトマンズから車でこのチャンドラギリの丘のケーブルカーの麓駅(タンコット)まで行ったのですが、どのぐらいの時間を要したと思いますか?12キロメートルですよ。なぬ?30分ぐらいだろうって?ここで引き延ばしてもしょうがないので正解を書きますと、往路は、1時間半。復路は、2時間半。
そんなはずはないだろうって?それがあるんです!
とにかく道路は、めちゃくちゃ。世界中さがしても、ここより悪い道路はないんじゃないか。どんな状況かを箇条書きにしますと…
1 爆撃を受けた直後のような道路。(そんな道路見たことないけど、きっとこう なんだろうなあと)
2 渋滞で、少し走っては止まる。
3 40メートル前が見えないほどの強烈な土埃。
4 数百メートルだけすんなり走れた箇所がありました。大林組だったか間組(現 在の安藤ハザマ)だったかがつくった道路とのこと。その反動で、日本の建設 会社がつくった道路が途切れて、爆撃道路に入るところで渋滞、30分待ち。
這々の体でタンコットに到着。いよいよ、ネパール最大の売り物(?)、「ケーブルカー!」。ケーブルカーの往復料金ですが、「ネパール国民は、700円」。「外国人は、2,500円(22USドル)」。だけどさあ、ネパールの月収3,000円の階層の方々が、700円出してケーブルカーに乗るか?1週間の生活費ですよっ!
なお、日本人観光客にはたくさん来てほしいからという意味の忖度なのでしょうが、カフェに案内され、「コーヒー紅茶&クッキー(オレオもあったよ)」の歓待を受けました。期間限定日本人向けサービスぅ…らしい。ネパール模様のマフラーのようなもの(宗教的なもので歓迎の意味がある)も、首にかけていただきました。模様は様々。スーツを着た偉い人が首にかけてくれるのですが、こともあろうにカミサンは、「あっ、それじゃなくてこっちの模様を」と、マフラーをチョイス。さすがだ。
チャンドラギリの丘の上には、「ヒンドゥ教寺院」「(接待された)カフェ」「展望台」がありました。今後、映画館やリゾートホテル、セミナーホールなどもつくるという。さらに、パラグライダーやジップラインなどのアクティビティも楽しめる場所になる計画があるとか!年収35,000円の人たちは…アクティビティにはぁ、行かないよなあ。
現在の施設は、夕方の5時で営業終了。従業員は、先を争うようにケーブルカーで退勤。私どものケーブルカーの帰りの便は、20歳の男1人、女3人の従業員と乗り合わせ。4人とも、日本人が珍しい。恥ずかしそうに無言。時折顔を見合わせて笑う。で、私が、一番元気そうな女の子に声をかけた。
「みんな何歳?」
「20歳」…それが、どうして可笑しいのか、みんなが腹を抱えて笑っていた。目を合わせようとはしない。「シャイ」なんです。別の日本人観光客の年配の女性が、20歳と答えてくれた女の子に、日本のチョコレートを渡した。こういうことをすると、よくないんですけどね。なぜかというと、「日本人はチョコをくれる。日本人はチョコをくれるべきだ。日本人はチョコをよこせ」になってしまいかねない。また、チョコを食べて「う歯(齲歯)」になっても、ネパールで歯科医に通うのは至難の業。(4人とも、歯並びがきれいでした)
チョコをもらった女の子は、ほかの3人に1かけづつ分けました。男の子は、チョコをもらうのを拒否。拒否の理由ですか?「照れ」だと思いますがね。それほど純真。残りのチョコを大事そうに箱に収めた女の子は、「お母さんにあげるんだ」と。
こういうのにめっぽう弱いです。「お母さんにあげる」…お母さん、喜んでくれるでしょうか。きっと、喜ぶよね。
ところで、ヒマラヤは眺められたのかって?あっ、忘れてました。
山頂からは、東はエベレストから、西はアンナプルナ連邦までのヒマラヤ山脈を見渡すことができるという。
カトマンズから車でこのチャンドラギリの丘のケーブルカーの麓駅(タンコット)まで行ったのですが、どのぐらいの時間を要したと思いますか?12キロメートルですよ。なぬ?30分ぐらいだろうって?ここで引き延ばしてもしょうがないので正解を書きますと、往路は、1時間半。復路は、2時間半。
そんなはずはないだろうって?それがあるんです!
とにかく道路は、めちゃくちゃ。世界中さがしても、ここより悪い道路はないんじゃないか。どんな状況かを箇条書きにしますと…
1 爆撃を受けた直後のような道路。(そんな道路見たことないけど、きっとこう なんだろうなあと)
2 渋滞で、少し走っては止まる。
3 40メートル前が見えないほどの強烈な土埃。
4 数百メートルだけすんなり走れた箇所がありました。大林組だったか間組(現 在の安藤ハザマ)だったかがつくった道路とのこと。その反動で、日本の建設 会社がつくった道路が途切れて、爆撃道路に入るところで渋滞、30分待ち。
這々の体でタンコットに到着。いよいよ、ネパール最大の売り物(?)、「ケーブルカー!」。ケーブルカーの往復料金ですが、「ネパール国民は、700円」。「外国人は、2,500円(22USドル)」。だけどさあ、ネパールの月収3,000円の階層の方々が、700円出してケーブルカーに乗るか?1週間の生活費ですよっ!
なお、日本人観光客にはたくさん来てほしいからという意味の忖度なのでしょうが、カフェに案内され、「コーヒー紅茶&クッキー(オレオもあったよ)」の歓待を受けました。期間限定日本人向けサービスぅ…らしい。ネパール模様のマフラーのようなもの(宗教的なもので歓迎の意味がある)も、首にかけていただきました。模様は様々。スーツを着た偉い人が首にかけてくれるのですが、こともあろうにカミサンは、「あっ、それじゃなくてこっちの模様を」と、マフラーをチョイス。さすがだ。
チャンドラギリの丘の上には、「ヒンドゥ教寺院」「(接待された)カフェ」「展望台」がありました。今後、映画館やリゾートホテル、セミナーホールなどもつくるという。さらに、パラグライダーやジップラインなどのアクティビティも楽しめる場所になる計画があるとか!年収35,000円の人たちは…アクティビティにはぁ、行かないよなあ。
現在の施設は、夕方の5時で営業終了。従業員は、先を争うようにケーブルカーで退勤。私どものケーブルカーの帰りの便は、20歳の男1人、女3人の従業員と乗り合わせ。4人とも、日本人が珍しい。恥ずかしそうに無言。時折顔を見合わせて笑う。で、私が、一番元気そうな女の子に声をかけた。
「みんな何歳?」
「20歳」…それが、どうして可笑しいのか、みんなが腹を抱えて笑っていた。目を合わせようとはしない。「シャイ」なんです。別の日本人観光客の年配の女性が、20歳と答えてくれた女の子に、日本のチョコレートを渡した。こういうことをすると、よくないんですけどね。なぜかというと、「日本人はチョコをくれる。日本人はチョコをくれるべきだ。日本人はチョコをよこせ」になってしまいかねない。また、チョコを食べて「う歯(齲歯)」になっても、ネパールで歯科医に通うのは至難の業。(4人とも、歯並びがきれいでした)
チョコをもらった女の子は、ほかの3人に1かけづつ分けました。男の子は、チョコをもらうのを拒否。拒否の理由ですか?「照れ」だと思いますがね。それほど純真。残りのチョコを大事そうに箱に収めた女の子は、「お母さんにあげるんだ」と。
こういうのにめっぽう弱いです。「お母さんにあげる」…お母さん、喜んでくれるでしょうか。きっと、喜ぶよね。
ところで、ヒマラヤは眺められたのかって?あっ、忘れてました。