アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

ミサイルをもてあそんではいけません

2014年06月30日 | Weblog
 旱で参っています。梅雨時に旱とは、どこに住んでいるのかって?梅雨がないところに住んでいるのですがね。
 畑の作物は、「非常に優秀」です。水やりが不十分であっても、それなりに生きていく。素晴らしい生きる力です。分かりやすいのは、「花卉系統」。彼ら(彼女ら)は、大きくならないことにより、旱を乗り越えようとしています。それを見ていて、「ひな」を思い出しました。

 日本では、小さいものを、「ひな」と呼びました。「ひな人形」しかりです。本来は、人間のけがれを払うため川に流した人形でした。
 「ひな鳥」しかり。鶏のひな鳥である「ひよこ」は、「雛」とは関係ないんじゃないかって?ひよこを漢字で書くと、「雛」なんですけど。ヒヨヒヨと鳴くから「ひよこ」という説もありますが…、「ピヨピヨ」と、鳴くのもおります。それらは、「ぴよこ」ですか?「ひな」の流れからの「ひよこ」とするのが自然ではないかと。まっ、どっちでもいいんですがね。

 「盆栽」「盆景」「華道」「俳句」「コンパクトカー」…小さいものを好む美意識は、緻密で繊細な日本人の感性です。この点で、欧米とは違う。もっとも、近年は盆栽も俳句も欧米で好まれていますがね。

 我が家の夕食での議論、昨晩も、「集団的自衛権」についてでした。家内は、「憲法第九条死守」の観点から、集団的自衛権については反対。私は、「近所の家に強盗が入っても、私たちは集団的自衛権に反対だから助けませんと言って見殺しにするのか」という論。「戦争賛成なんですか?」「戦争賛成の人など居ないでしょう」「北朝鮮のミサイル発射はどうなの」「だから、北朝鮮はランボーに頼んで制圧しなければならないといつも言っているでしょう!」「そんなことして、難民をどうするの!」…双方、ああ言えばこう言う。歩み寄り?昨晩もありませんでした。

 武器を「ひな」にして、人命が失われないようにできないものかねえ。そう言えば、「おもちゃ」も、「ひな」の仲間ですね。
 先ごろ開かれた「東京おもちゃショー」には、国内外の157社が約3万5千点を出品したという。さすが、日本。小さなものを好む感性。海外も…。

 おもちゃといえば、「ミニカー」。「ひな」です。この度は、センサーで障害物を避けながら自動運転するミニカーが登場したという。
 吸盤付きの銃弾が飛び出す銃…。これならけが人は出ない。

 やれやれ、旱から、戦争反対まで来てしまいました。
 なお、「おもちゃ」は、「持って遊ぶ物」から。「もてあそび」→「もちあそび」→「おもちあそび」→「おもちゃ」ってところでしょうか。
 はじめは、「もてあそび」…武器をもてあそんじゃダメですよね。

職場に11時間居る…長いのかぁ?

2014年06月29日 | Weblog
 日本の中学校教員の勤務している時間…OECD(経済協力開発機構)が発表した、「国際教員指導環境調査」の結果に出ていたんですが…。

 中学校教員1週間の仕事時間は
 第一位 日本 やったやったーっ!・・・53.9時間
 第二位 カナダ(アルバータ州のみ参加)・・・48.2時間。
 第三に シンガポール・・・47.6時間

 日本の中学校教員の勤務時間が、世界一!なんであれかんであれ、世界一にはなかなかなれるものではない。一日あたり、約11時間働く勘定。
 この、約11時間が負担なのだという!?異常なのだと!もっとも、このOECDの調査に参加した国の平均が38.3時間というから、53.9時間は大幅に多い。
 で、部活動の指導や事務作業に費やす時間が多いんだと!

 文部科学省は、「事務職員を増やすなどして教員の負担を減らし、教育に集中できる環境を整えたい」と。

 だけどさあ、11時間の勤務時間って、長いのかぁ?えっ?勤務時間は1日8時間だって?勤務時間という表現が悪いなら、仕事時間としましょうか。仕事時間が11時間というのは正直いいまして長くないです。

 午前5時 起床、自宅を出る。
 午前7時 出勤 午後11時退勤
 午前0時 帰宅
 こういう仕事時間の人がおります。官僚もこのような状況でしょうが、このケースは一般の会社ですけどね。仕事時間は、16時間です。家に居るのは、6時間です。これが時には、午前2時退勤とか、そのまま仮眠して次の日の勤務とか…。さらに、土曜日も勤務。日曜日は、休めることもあるが、ほとんどは早朝出発でゴルフ。仕事がらみなのでゴルフを断ることはできない。
 日本を支えている人たちの中には、こういう人もいるのです。11時間の仕事時間でガタガタ騒ぐのっておかしいです。外国との比較?なぜ比較しなければならないのか?日本は日本でしょうがぁ。
 なお、私も現職の頃は午前7時半には出勤して、午後8時に退勤しておりました。職場には、12時間半おりました。もちろん、一生懸命仕事をしておりました。エンドレスの職種でしたから。
 
 「子どもたちのために、教員にもゆとりが必要」…教員のゆとりって、仕事時間を短くすれば生まれるものなのかねえ。学校に住み込んでいるような熱血先生にゆとりを感じますがねえ。
 「ゆとり」と「サボリ」を一緒にしないでいただきたい。 

御飯に牛乳でつくった味噌汁は…合わないか?

2014年06月28日 | Weblog
 「御飯には味噌汁」「パンには牛乳」…これ、誰が決めたかは知りませんが…日本の常識ぃ…かな?
 御飯に牛乳をかけて食べる…こういう人はいるかも知れない。味噌汁にパンを浸して食べる人はぁ…珍しいでしょう。コーヒーが好きで御飯にかけて食べる人…知人におりましたが、その他の行動も奇異でした。

 で、学校給食なんですが、30年ほど前から、「米飯給食」が台頭したかと思ったら、今や席巻しています。米飯給食に牛乳が付く、これ日本の常識。
 「御飯に牛乳」、はじめは違和感がありましたが、慣れるとなにも感じなくなる。

 ところが、初心に返る人たちもおられるものでして、新潟県の三条市では、「御飯に牛乳は合わないので給食で出さないことにしたい。反対の人を考慮して、とりあえず4か月間だけ牛乳提供を止めて様子を見る…」。なんでこのタイミングにという気もするが、「御飯に牛乳は合わない」という人が多勢を占める市なのでしょう。

 反対している人はどんな言い分なのか?推測ですが、「栄養面」でしょう。牛乳と、味噌汁を比較すると、味噌汁は栄養面で劣る。和解策は、「牛乳で味噌汁を作る」。これで万事解決するような…。

 なお、三条市は、6年前から「望ましい食習慣を身につけてほしい」と、地元産コシヒカリだけを主食とする完全米飯給食」を実施しているのだと。コ、コシシカリだけ…羨ましい。コリヒカリに牛乳は、「望ましくない」らしい。

W杯でみせた日本の底力

2014年06月27日 | Weblog
 サッカーワールドカップ・ブラジル大会、日本は一次リーグで敗退でしたが、実力通りです。よく頑張ってくれたと思います。サッカーに精通しているようなことを言うなって?あのね、元監督ですよ!ド素人の俄解説者と一緒にしないでいただきたい。当時の選手たちとは、40数年を経過した今でも交流があります。サッカーの底辺を支えてくれておりますよ。

 だーれも感心しない自慢はともかく、ブラジル大会で溜飲を下げたのは、「日本のサポーターがW杯の日本チームの試合後に、会場のゴミ集めして去った。しかも、雨の中を!(コートジボアール戦)」というニュースが世界を駆け抜けたことですね。

 米国では大したニュースにならなかった。なぜなら、「サポーターが会場のゴミを拾ってしまったら、掃除で暮らしている人たちを失職に追いやるから」。美徳とは言えないわけです。

 米国はともかく、日本サポーターの行動は世界の人々を敬服させました。敏感に反応したのは韓国のようで…「韓国vsロシア(引き分け)」の試合後は韓国サポーターが会場のゴミ拾いをしたらしい。しかし、「韓国vsアルジェリア」の試合をソウルの野球場で観戦した大勢のサポーターが、2-4で敗れると、ゴミを放置して球場を去ったんだと。負けたら拾いかけたゴミを放棄する…この解りやすさ!いつからこれほど低レベルに成り下がったのか?パンツ一丁で、沈みかけた客船から、いの一番に逃げ出した船長もいたっけなあ。

 日本を目の仇にする韓国なのに、「ゴミ拾い」というに日本のお家芸をパクろうとした。意地というモノがない。そんな有様だから、ゴミ拾いという地味な活動など続かない。
 日本は、まず、ゴミをポイポイ捨てませんから。根本が違う。いいぞ、日本!

ところ変わっても旨い米を!

2014年06月26日 | Weblog
 2歳半の孫は、御飯粒をこぼすなどすると、一粒一粒指でつまんで食べます。その昔なら、当たり前のことでしたが、今時…。偉いと思います。

 西洋の食事のマナーとしまして、素晴らしいと思うのは、「完食」が、「美味しゅうございました」「ありがとう」という表現であるということ。その完食もただの完食ではない。器を舐めたかのようにピカピカにする。我が家の孫は、この西洋の習慣を意識してか、しないでかは不明ですが、一粒の御飯粒も残さずに食べるのです。

 我が家の朝食はこの20数年間変わりません。フレッシュジュース、ヨーグルト、パン、コーヒー。で、何度か書きましたが、ヨーグルトはただのヨーグルトではありません。
 「きな粉、バナナ、自家製ヨーグルト、スリゴマ、抹茶、季節の自家製ジャム、ハチミツ」この順に器に入れたもの。このヨーグルト、スプーンで食べても底に残る。私は、それをパンで拭くようにして、綺麗に食べます。少しも残したくない。食べ物を残すということは、食べ物さんに申し訳ないからです。西洋の習慣のマネもありますがね。米は食べないのかって?まったく食べない週もあれば、2~3回食べる週もあります。「瑞穂の国の非国民」のつもりはありません。「塩分制限」です。和食(米を主食にする)にすると、「味噌」「醤油」「塩」…塩分の総攻撃となります。高血圧対策は、和食からの脱却です。

 現代の日本では、「食事を残す」ことについて無頓着になっている。むしろ、残すのがカッコイイような認識の人さえいる。あと、還暦前後の年齢で、「偏食を自慢する奴」…偏食は、自慢するもんじゃない、どうしても食べられないのであれば、ほかの人に気づかれずにそっと処理する…これが人の心を思いやるしぐさです。

 中国では、完食すると、「食べ物が足りない。ケチケチするな」という不満の意思表示と受け止められる場合が多いのだと。少し食べ残すと、「たくさん食べました。ホラこのように食べ残してしまいましたよ。ありがとう」という感謝の意思表示なんだと。

 で、西洋の習慣と、中国の習慣、どっちがいいとか悪いとかの問題ではありません。どっちも文化ですから、とやかく言われる筋ではありません。

 そんな折、「精米してから8カ月もたった『あきたこまち』がシンガポールの量販店で販売されていた」というニュースが!
 日本国内では、「精米から1カ月以内」が販売の通例です。シンガポールで日本の米を食べてくださる皆様に大変な失礼をしてしまいました。こんなことをしていながら、「TPP反対」。おかしいでしょう!
 世界各国で日本食ブームがある。日本からの米の輸出量が増えている。TPPどんとこいという「攻めの米農家」の努力が報われつつある。それを、品質の劣化した米を販売してイメージをダウンさせる。海外でも高品質の米を販売できるようにならなければいけません。旨い米に思いを込めた、TPPどんとこいの米農家の思いを大切にしなければ。

 完食がマナー、残すのがマナー…「ところ変われば品変わる」です。
 「精米から1カ月以内」、「精米から8カ月」…「ところ変われば品変わる」で済まされる問題ではないです。

子どもへの「あれダメ」、老人の「これダメ」…

2014年06月23日 | Weblog
 孫2人(生後2か月&2歳半)が、東京へ帰ってしまいまして…およそ1,000キロメートル離れているものですから、簡単に会いに行くことができません。
 「お兄ちゃんどうしている?」とメールしたら、「寂しそうにしている」との返事。そうなんですよ、父親は仕事で忙しく遊ぶ時間がない。母親は、生後2か月の弟に付きっきり。2歳半のお兄ちゃんは退屈ですよ。東京の下町…一人での外出などできるはずもなく。
 
 厳しい冬を乗り越え、いい季節になりました。生きていられて良かったと思える季節の到来です。ところが…歩いている人が少ない。歩いている人は決まって老人。学校が休みの日でも、子ども達が走り回る姿をとんと見かけない。そうですよねぇー…外を歩くと、旧今市市の事件のような…。保護者が過保護になるのは当然です。
 ひところ、「エンピツを削れない子ども」が話題になりました。指を切っちゃいけないと、保護者がナイフを持たせなかったから。今は、「エンピツ削り器」がありますから、ほとんどの子ども達が自分でエンピツを削ることができますがね。
 木登りをさせない。落ちたらけがをする。もっとも、登れるような、「木」がなくなりましたが。リンゴの皮…これは、今もむけない子がいる。どうしても、ナイフを使わなければなりませんから。
 少しでも危険を伴うモノは、「あれもダメ、これも、ダメ」。結局、「ゲーム」が許される。骨折の危険も、出血の危険もない。車に轢かれる心配は…屋内でのゲームならない。子どもが家の中にいれば保護者は安心。

 小学校で、蹴り合いのケンカはある。それが非常に怖い。なぜなら、止めなければ、相手を殺しかねない…元凶はゲームですよ!ゲームは、相手が倒れても自分が倒されても、リセットすれば元に戻れる。同じ感覚で蹴りあう。

 外遊びの子どもが少ないところから、現代の子どもを取り巻く問題点を思いめぐらしておりました。
 えっ?ええっ?老人が時々歩くだけの我が家の近くの道を…大勢の人が歩いている!しかも900人以上!何が何だか分かりませんでしたが、事情を聞いてなるほど。
 「100キロメートルウオーク大会」なんだと!「参加費が1万円」これ、法外なような?「1万円やるから、100キロメートル歩け」と、いわれても歩かないですよ。1万円を払って、100キロメートル歩く人が900人以上いるということに、びっくりです。ウオーク大会なので、「走ってはいけない」。制限時間は、「28時間」。
 私は間違っても参加しませんよ。まず、1万円払ってどーして歩かなければならないの?次に、10キロメートルほど歩けば、足の裏の皮と肉が分離します。大会後、一生「膝関節症」で痛い目に遭い続けます。次に、徘徊老人と間違われそう。次に…
 あれあれ、結局私も、「あれもダメ、これも、ダメ」。高齢者は、家の中にいれば世の中は安心。だけど、子ども達には外で遊ばせたいよねーっ。

高額慰謝料をもらっていた議員さん・・・

2014年06月22日 | Weblog
 いやはや…昨日、都議会の「早く結婚すればいい」「産めないのか」のヤジについて「クソおやじ」と批判したのですが…。
 メデイアによると、晩産化について質問した女性議員がなかなかの人だったらしい。

 どんな、なかなかの人だったか?元ミスコン6冠で、ミスヤングマガジンだったんだと!それは美女としての経歴であって、「なかなかの人」とは違うんじゃないかって?それはそうですが、そういう経歴からか、明石家さんまさんが司会をつとめていた日本テレビ系列のトークバラエティ番組「恋のから騒ぎ」に出演していたんだとぉ。7年も前の話といいますから、彼女が20歳代後半の頃のことらしいんですがね。
 「今まで付き合った人は、別れるときに慰謝料をくれた」
 と、発言していた。これって?ど・ゆ・こ・と?一般的な男女の交際で、別れるときに慰謝料を払うのか?しかも、「慰謝料の最高額が、1,500万円」なんだと!
 ウソに決まってるって?映像が残っていて、話題騒然のようですから、「ウソ」ではないでしょう。もし、ウソだったら、そーゆーウソをつく人が東京都議ということで、誰が都議にしたかってことですがね。

 はっきりしていることは…
 1 下品きわまりないヤジをとばしたオヤジは万死に値する。
 2 過去に一般的ではないと思われる男女交際をしていた人が都議になるのは全く問題ない。
 3 男と別れるのに、1,500万円の慰謝料をもらっていたから、「早く結婚すればいい」「産めないのか」というヤジをとばされるのは仕方がないということは全くない。

 やれやれ、この件、スタップなんたらの件と似てるなあと思いましたが。

「金目でしょ」「お前が早く結婚しろ」…

2014年06月21日 | Weblog
 石原大臣が、「金目」と言ったのですが…大臣をお辞めにならないのだそう。
 鉢呂さん(その時の経済産業相)が、「死の町発言」をしたとき、「万死に値する」と、痛烈に批判し辞任に追い込んだのは誰だったか?そうです。石原さんでした。同じ原発事故関連で、「金目」。これは、万死に値するんじゃないですか?所詮、政治家はそのような考えで政治をしている。国民は、お金目当てで政治家にすり寄ってくる…。

 そうこうしているうちに、東京都議会のヤジ。晩産化について質問した女性議員に、「お前が早く結婚すればいいじゃないか」「産めないのか!?」とヤジが相次いだ。
 下品きわまりないクソおやじですよ。びっくりしました。東京都議は、シティボーイだと思っていたものですから。
 舛添知事も、ヤジに反応して笑っていました。笑う場面か?舛添さんは、「働く女性の支援」を掲げている人。あの場面で笑うということは、所詮、政治家はその程度の考えで政治をしているということを暴露してしまいました。

 石原さんの話に戻って…いかんせん「軽い!」。ウケたいという気持ちを持っているのは良い。しかし、BUT!ユーモアのセンスが、下品なクソおやじ程度。
 石原さんは高速道路のことで次のような発言をしました。(このエピソードを書くのは3度目になりますがね。何しろ強烈な印象だったもので)

 「北海道の高速道路には、車よりも熊のほうが多く走っているところがある」
 居合わせた鈴木宗男さんがその場で反論。ウケルと思ったのに反論されて、石原さんの目が泳いだ。
 宗男さんがどんな反論をしたか?実は、ショボイ反論だったのですが、石原さんの目を泳がせるには十分だった。
 その反論は・・・「車より熊が多い高速道路なんてありませんよ」…ただこれだけだったんですがね。ショボイ反論でしょ。
 宗男さんに言われるまでもなく、北海道の高速道路を熊が走ることはあっても、車よりは少ない。熊が、高速道路で徒競走をしているという話は聞いたことがない。

 金目発言は、「オレはズバズバモノを言う政治家や!ドヤ!本質を突いてるやろ!カッコイイー」…こんな感じだったんじゃないのかぁ?

 下品な人たちを批判していたら、こっちまで下品になってしまいそう。え?すでに下品だって?うっ…も、もうやめとこ。

何が何でも子どもには朝ごはんを

2014年06月20日 | Weblog
 6~7歳の子が、保護者が寝ているのを横目に一人で起床し、朝食を食べずに学校へ来る。あるいは、子どもが起床したときにはすでに保護者が出かけてしまっている。食事の用意はない。
 恐ろしいなと思ったのは、「朝食抜きは、小学校へ入る前からだったんじゃないのか?」と、いうこと。もっとも最近、「いつかは死ぬだろうと思いながらも、子どもに満足な食事を与えていなかった男」がおりましたが。5歳の男の子は死にました。
 古くは、北海道の室蘭だったかで、やはり2人の幼い子どもに食事を与えずに家を出て、死んでいるかどうか時々見に来た母親がおりました。子ども達は生ゴミを食べて命をつなぎましたが、やがて死んでゆきました。

 どんな事情があろうとも、「子どもに朝ごはんを食べさせてください!」ホントお願いしますよ。
 朝食抜きで登校し、午前中は机に伏して(その日初めての食事である)給食を待つ子を見たくないのです。ネグレクトで立件してやりたい気持ちです。立件すればいいだろうって?「朝食を作らない」ということだけでは難しい。そんな家庭でも、家族の仲が良かったりするのです。
 午前中は、居眠りしている小学1年生もいます…本当の話なんですよ。私がしっかり目撃しているのですから。その子は、「夜更かし+朝食抜き」なのだそうですがね。担任も、哀れと思ってか起こしません。
 あーあ、日本、この期に及んでこれかよ!って感じ。

首長に逆らうとぉ…とばされぇ…

2014年06月19日 | Weblog
 総会後に懇親会がありました。今日もこれからその会の小委員会に行くのですがね。1日がかりなんです。田舎に住んでいるもんで。

 さて懇親会の余興に先立ち、機関誌(全国版)に私の駄文が3回に渡って掲載されることになったので、私に挨拶しろと言う。挨拶ぐらい、いくらでもします。
 で、紋切り型の挨拶では、酒の席にそぐわない。思いつきで、次のような話をしました。

 えーっ、私のクオリティの非常に高い文章が…(中略)…内容の説明を兼ねてクイズを出します。
 数日前、米国で銃の乱射事件がありました。最初の犠牲者は、ハンバーガー屋でハンバーガーを食べていた警察官2人でした。さて、みなさん、なぜ、勤務時間中に2人の警察官がハンバーガーを食べていたのでしょうか?
 一人が挙手して、「昼休みだったから」と。「ブブーッ!」と私。
 引っぱってもしょうがないので、正解を発表しました。
 正解は…米国(といってもボストン郊外の町限定の米国ですが)では、ハンバーガー屋さんやドーナッツ屋さんでは、警察官の飲食を無料にするのが慣習です。ですから、警察官の中には、勤務時間中にパトロールと称してハンバーガー、ドーナッツの食べ歩きをする人たちがいるのです。なぜ無料にするか?強盗除けのためです。パトカーが店の前に停まり、店の中には銃を持った制服警官が居る…強盗が、のこのこ入って来るはずがありません。

 この挨拶、参会者のテーブルはウロコ(目から落ちた)でいっぱいでしたよ。
 元検事の弁護士さんがビールを注ぎにきてくれて…
 「日本の警察も、戦後しばらくの間、似たような状況だったんですよ」と、話してくれました。戦後ですから、もちろん食べ物の接待をされたということではなく、「警察権の私物化」のような話でしたが。
 警察は、自治体が自前で抱える自治体警察だった。警察のトップは警察長。自治体警察ですから、警察長よりも強い力を持っていたのが首長。首長は、警察長の人事も自由自在。…つまり、首長は、旨い汁を飲み放題…。ドーナッツ食べ放題の米国の警察とぉ…まあ、似ていないこともない。

 首長といえば…最近出番が多くなってきています。いじめ防止条例でも、首長の役割が明記されています。
 そして、教育委員会制度改革を盛り込んだ地方教育行政法改正案でも。
 教育委員会について、地方教育行政法改正案では・・・首長が教育長と教育委員長を兼任する新「教育長」を任命、教育行政の責任者とする。また首長は「総合教育会議」を主宰し、教育の指針を決める。
 つまり、首長の教育観を教育現場に反映させようということ。

 あらら…これはなかなか大変ですよ。A市にずっと居たい教員は、A市長の御機嫌を取りまくり、菓子折の底に現金を入れなければなりません。現金が少なければ僻地のH村へ追い出される。そりゃないだろうって?決してないとは言えませんよ。
 それよりも何よりも、首長が変わる度に教育方針が変わる…これ、ホントに改正案なのか?改悪案なんじゃないのか?!
 原発反対の首長から、賛成の首長に変わったら、原発反対を唱えていた教職員はその市町村から追い出されるんじゃないのかぁ?迷惑をもろに被るのは児童生徒なんですけどぉ…。