昨日、連休の大渋滞にはまった時に、たまたま見ることが出来た日没だ。
ちょうど、高速から一般道へ下りて2時間くらいたった頃、毎日の生活ではまったく見ることのなかった日没に遭遇することができた。
母が、
「きれいきれい」
とはしゃいでいたので、ついうとうとしていた私は、その美しさにしばし時を忘れた。
しかし、その時間はあっという間に過ぎてしまった。
西の空に沈んでいく真っ赤な夕日が姿を消す時間は、2~3分という感じであった。
あわてて、カメラを向けて移動中の車内から撮った。
まさに、その時間は「いとおし」であった。
昨日の渓流に横たわる樹の青葉も、この時期の一瞬の美しさ。
渓流の水と水の流れも、永遠のようで一瞬の美しさ。
この夕日もつかの間の美しさ。
どれも、いとおしい。
「いとおしさ」は、人工の照明がもたらす空間からは生み出されない。
ましてや、ビルの谷間で感じることはまずできない。
「いとおしさ」は、自然豊かな四季がもたらしてくれる。