朝日新聞8月21日の朝刊の報道によれば、オバマ氏は異例の現職批判をされたそうだ。
もちろん、現職とはトランプ大統領のことだ。
その記事の中で、オバマ氏は次のように述べたそうだ。
「失敗の結果は深刻だ」
「(新型コロナウィルスで)17万人の米国人が死亡し、数百万人の雇用が失われた。我々の国際的評価は落ち、民主的な機関はかってないほど脅かされている」
と危機感を示した。
とのことだ。
ここで言う失敗の結果とはもちろん、新型コロナウィルスへのトランプ政権の対応である。
確かに、ごく最近の時間(ここ1年以内)の中で考えれば、そうそう間違いではないだろう。
しかし、私はそうは考えない。
本当に失敗を犯したのは、オバマ氏である。
オバマ氏は政権発足後、アメリカ大統領としてすぐ中国を訪れた。
そこで、オバマ氏はウィグル族への人権侵害について何も批判や制裁をしないばかりか、黙認したのである。
しかも、南シナ海についても何も言及しなかった。
これには、私は、がっかりした。
オバマ氏は、弁護士出身でしかも、アメリカ人である。
私のアメリカ大統領の認識はこうだったからだ。
アメリカの大統領は、絶対君主の暴政をやめさたヨーロッパの市民革命の血をひく、市民が絶対君主から自由を勝ち取った世界で唯一の国の代表である。
と。
しかも、弁護士出身なら人権には普通の人間よりはるかにセンシティブであるはずなのに、ウィグルの人権侵害についてはオバマ氏は黙認していた。
ほんとうにオバマ氏は弁護士出身なのか?
ほんとうにオバマ氏は、自由を絶対君主から勝ち取った名誉と歴史のあるアメリカの大統領なのか?
と、本当にがっかりしたことをはっきりと覚えている。
オバマさん、アメリカの大統領は、人権侵害に立ち向かうのですよ。
オバマさん、アメリカの大統領は、絶対君主の暴政に立ち向かい、市民の自由を勝ち取る「自由の女神」なのですよ。
それなのに、あなたのやったことは、中国周政権のウィグル人権侵害を黙認したばかりか、南シナ海の周辺諸国への主権侵害へも目をつぶった。
その結果が、今のコロナ惨禍なのですよ。
具体的に申し上げましょう。
オバマさんは、政権発足以来、中国共産党のウィグル族への人権侵害を許した。
だから、習近平はそれを「了解」ととり、アメリカの技術を盗み、もともとアメリカ人の仕事だったものが中国に移り、アメリカ社会の貧富の格差が広がり、貧しくなったアメリカの人々が健康保険が使えないため、今の武漢ウィルスの猛威がアメリカを覆い尽くしているのですよ。
あなたは、中国共産党周政権の人権侵害、南シナ海周辺諸国の中国の主権侵害を放置した。
弁護士出身で、しかもアメリカ大統領であるにもかかわらず。
あなたが、中国を制裁しなかったことが、今の結果を招いているのですよ。
あなたは、自分は中国に対してアメリカ大統領として何も制裁をしないで、現トランプ大統領に責任を押し付けているにすぎない。
(日本の現政権が、3.11の原発事故の責任を民主党政権のせいにしたように。
具体的には、3.11の原発事故の責任(事故は起こらないという前提で、民主党政権以前から何も準備をしなかった責任)を全部当時の民主党政権のせいにしたのだ。)
オバマさん、みんな見ているのですよ。
みんな覚えているのですよ。
何をしたか、何をやったかを。
だれが、今現在、中国と同じ「いじめ」の大将についていくのですか?
ナチと同じ中国に。
世界中でそんな人や国はどこにもいませんよ。
ごく少数の国々と人間を除いて。
今は。
そういう「正常な世界」を誰が作ったのですか?
トランプ氏ですよ。
トランプ大統領ですよ。
よく、理解してください。
あなたが、中国を制裁しなかったから、イギリスも、フランスも、ドイツも、なだれをうって、AIIBに参加したでしょう。
中国共産党のいじめ、つまり人権侵害や主権侵害をあなたが、アメリカ大統領として黙認したからですよ。
世界は、アメリカが何も言わないから、それいけとばかり中国を中心にやりたい放題を始めたのですよ。
そして、トランプ大統領就任以前の「異常な世界」が出来上がったのです。
あなたのせいで。
すべては、あなたが中国のウィグル族等への人権侵害と、南シナ海の周辺諸国の主権侵害に対して、中国の行動を黙認したところから始まっているのです。
私は、あなたが広島へ来たことも覚えています。
しかし、あなたの行動は、あなたの広島原爆被災者に対する謝罪は、心からのものではなかったということが、上記の行動で分かるのですよ。
あなたが、本当に弁護士でかつアメリカ大統領なら、ナチスがユダヤ人をガス室に送るのと等しい、ウィグル族への人権侵害を許すはずがないのですよ。
あなたが、アメリカ大統領として広島への原爆投下を謝罪しましたよね。
あれは、嘘だったということになりませんか?
ウィグル族への中国共産党と周政権の人権侵害を許すということは。