台湾と日本が入れ替わった!?
政府を信頼する台湾人と、政府をまったく信用しないどこかの国。
台湾人の言葉、「社会に迷惑かけたくありませんから」に、台湾こそ真正「日本」と尊敬の念を抱く。
今朝(2月4日(木))、朝のNHKニュースを見ていて驚いた。
台湾の話だ。
ニュースのタイトルは、「コロナ禍で台湾流の経済対策」である。
ニュースの主題は、1000台湾元(約3,700円)を払えば、3倍の3000台湾元(約11100円)使える「振興3倍券」でカフェなど、台湾の消費が回復しているという内容であった。
私がこのニュースで一番驚いたのが、海外から帰省する妹が自宅で自己隔離するために、家族(映像ではその母と姉)が一泊約8000円の5つ星ホテルに泊まるという話の中で、姉がインタビューに答えた話だった。
姉は、こう述べていた。
「もし妹が不注意で感染していて私が感染したら、私がまた別の人にうつしてしまうでしょう」
「社会に迷惑かけたくありませんから」
という言葉だった。
なぜ驚いたか?
どこかの国では、政府の補助金で、物見遊山の旅行やほとんど飲み会の飲食で他人にコロナを感染させるリスクを顧みずに、自分が得するということだけ考え、一部の国民は社会のことなんかちっとも考えていないからだ。
その結果、感染者数が幾何級数的に増え、また緊急事態宣言を出している。
死者数はウナギのぼりに増え、病院を破綻状態に追い込んでいる。
政府も一部国民も他人のことなんかちっとも考えていないからだ。
社会つまり、他人のことを。
医療従事者を始めとする社会の構成員のことを。
どこかの国で、
社会に迷惑かけたくありませんから
などという言葉は、ここ最近聞いたことがない。
どうして、そうなったのだろう?
考えて分かった。
政府に「信頼」がないからだ。
逆に台湾で、
社会に迷惑かけたくありませんから
という言葉が出てくるのは、政府を国民が「信頼」しているからだ。
コロナの初期の封じ込めはもちろんのこと、その後の対策が「国民」の納得したものになっているからだ。
始めのホテルの話に戻ると、5つ星ホテルは海外からの宿泊者が多い。
それだけに、打撃も大きい。
隔離用に借り上げされているホテルと比較して。
そこで、政府は海外から帰省した妹(家族)を、食料など十分に用意された自宅に自己隔離する代わりに、自宅にいた母と姉は、5つ星ホテルに格安(1泊約8000円)で宿泊できるようにして、コロナに感染しているかもしれない帰省者から家族の感染防止を図っているのだ。
このことを、姉は
「もし妹が不注意で感染していて私が感染したら、私がまた別の人にうつしてしまうでしょう」
「社会に迷惑かけたくありませんから」
と言っている。
政府のやることと、それに協力する国民の考え方が、非常に筋が通っている。
どこかの国に比較して。
台湾人は政府を信頼しているのだ。
だから、「社会に迷惑かけたくありませんから」という言葉が自然に出てくるのだ。
それに比べてどこかの国の情けないこと。
コロナ対策が後手後手、ちぐはぐで筋がまったく通っていない。
台湾のように、感染防止のために補助金を出さなくちゃいけないのに、感染を広げるための「物見遊山」と「飲み会」に補助金を使っている。
あきれてものが言えない。
台湾人の言葉、「社会に迷惑かけたくありませんから」に、台湾こそ真正「日本」と心から尊敬の念を抱く。
あなたは、社会のことを考えている台湾のような政府と、自分のこと(ほとんど利権と票)しか考えていないどこかの国の政府を比較して、どちらを信用して、どちらの政府の言うように行動しますか?