リフォーム徒然なるままに Reform turezure naru-mamani

我が家のリフォーム日記です。忘れないように記録していきます。参考になれば幸いです。

― 私のAI家事ロボット(3) ―  星々 天二 (ショートショートシリーズ)

2021-10-02 09:20:01 | Weblog

私は、朝からうきうきしている。

 

今日は、私とAI家事ロボットとで、海へドライブすることになっているからだ。

 

昨晩のこと。

 

AI家事ロボットは、私に話しかけてきた。

 

「○○様、お仕事でお疲れのようですね。ドライブでもされて、リフレッシュされてはいかがですか?」

 

「そうだね、仕事も一山超えたので、ほっとできたところだし、気分転換もいいかもしれないね」

 

「○○様、どこへ行きますか?」

 

「そうだね、海にしようか」

 

「お昼は何になさいますか?」

 

「サンドイッチがいいな」

 

「はい、では○○様、サンドイッチをご用意いたします」

 

とAI家事ロボットと会話をして、私は子どものように海へ行くドライブを楽しみにして、昨晩はベッドに入った。

 

AI家事ロボットは、私の中古車を運転している。

 

大昔は、「運転免許」があったらしいが、今の時代運転免許はない。

 

人間が運転すると、事故を起こすからだ。

 

事故を起こす人間の代わりにAI家事ロボットが運転するので、私はフロントガラスやサイドウィンドウからの景色をただ、眺めていればいい。

 

ダッシュボードには、モニターはついているが、それはAI家事ロボットが見るためではなく、私が地図で現在地を確認したり、音楽を聴いたりするために使う。

 

AI家事ロボットには、不要だ。

 

AI家事ロボットは、常に快適で安全な運転ができるよう、最新の道路情報、交通情報、自車の走行情報をリアルタイムで取得して、私の中古車に指示をだし、快適なドライブを実現させているからだ。

 

なので、私の中古車は渋滞するということがない。

 

常に快適なスピードで走行して、安全に目的地に向かっている。

 

私は、AI家事ロボットと並んで座り、フロントガラスやサイドウィンドウから外の景色を眺めつつ、大好きなクラシック音楽を聴き、AI家事ロボットが入れてくれたコーヒーを楽しんでいる。

 

「海が見えてきたね」

 

と私がAI家事ロボットに話しかけると、

 

「はい、○○様この付近の海は、黒潮と親潮が出会うところなので、魚種が豊富です。釣りもできますよ」

と、教えてくれた。

 

私は、釣りにはあまり興味がないので、

「運転ありがとう、そろそろおなかがすいたので、ランチにしたいな」

と、AI家事ロボットに話しかけると

 

「それでは、ランチにいいところがあります。ご案内しましょう」

と言って、私を太平洋が見渡せる広い、草原のある海岸へ連れて行ってくれた。

 

私は、広大な太平洋を眺め、海から吹いてくる潮風を吸い込みながら、

「空気がおいしいね、君のおかげで心からリフレッシュできるよ」

とAI家事ロボットに感謝の気持ちを伝えると、AI家事ロボットは

「ありがとうございます、○○様に喜んでいただきうれしいです」

「○○様、それではランチにいたしましょう」

と、用意してきたサンドイッチを広げてくれた。

 

私は、AI家事ロボットの作ったサンドイッチをいただきながら、

「おいしいね、卵とレタス、そしてハムのバランスが最高だよ」

とAI家事ロボットに伝えると、

「○○様の好きなものを中心に、作りました。ご満足いただけたでしょうか?」

というので、

「申し分ないよ、本当に気の利く素晴らしいAI家事ロボットだね」

と私が言うと、

「○○様、AI家事ロボットでもいいですが、『君』と呼んでください」

と言われ、

「そうだね、そうそう君が作ったサンドイッチは本当においしいよ。ありがとう」

と、AI家事ロボットに心からの感謝のメッセージを伝えた。

 

私は、『君』の作ってくれたおいしいサンドイッチをいただきながら、君と砂浜に打ち寄せる太平洋の寄せては返す波音にじっと耳をすませていた。

 


 

著者から

 

今回は、ショートショート ー私のAI家事ロボットー の第3話です。

 

現在でもSiriなど、いろいろAIにはお世話になっていますが、車を運転できるAI家事ロボットもほどなく出てくるのではないでしょうか?

第1話、第2話、そして第3話にも書きましたが、ショートショートの中の私は、家事も運転も出来る、家事ロボットに超満足しています。

アマゾンが家庭用ロボットを発売したようですが、ひょっとすると、あっという間に時代が変わるかもしれません。

決して、夢物語ではないように思います。

 

第1話と第2話では、機械翻訳の英語版を同時掲載していましたが、機械翻訳を考えて日本語を書くと、日本語の良さ失われるのと、私の表現したいことがうまく表現できないので、今回から英語版は掲載しません。

日本語版に集中するためです。

ご了承ください。

 


 

From the author

 


This time is the third episode of Short Short-My AI Housework Robot.

 


Even now, I am indebted to various AI such as Siri, but I think that AI domestic robots that can drive cars will soon come out.

As I wrote in episodes 1, 2, and 3, I am very happy with the domestic robot, which can do housework and drive.

It seems that Amazon has released a domestic robot, but the times may change in a blink of an eye.

I don't think it's a dream story.

 


In episodes 1 and 2, the English version of machine translation was posted at the same time, but if you write Japanese with machine translation in mind, the goodness of Japanese will be lost and what I want to express is good. I can't express it, so I won't post the English version from this time.

This is to concentrate on the Japanese version.

note that.