リフォーム徒然なるままに Reform turezure naru-mamani

我が家のリフォーム日記です。忘れないように記録していきます。参考になれば幸いです。

「ママチャリ」を「ベンツ」にする方法

2012-11-26 11:56:58 | Weblog

ママチャリがベンツになるわけないじゃないか!

その通りです。

「ベンツ」になるとはものの「たとえ」です。

 

何故ベンツなのかということから始めます。

 

ベンツに乗った方なら分かると思いますが、ベンツの走りは安定しています。

どう考えても「事故」を起こしそうにないのです。

それくらい、ベンツの走りは安定しています。

 

レクサスには乗ったことがないのですみません。

多分、ベンツなみでしょうが。

 

 

 

察しのいい読者の方は、もうお気づきのことと思います。

そうか、「ママチャリ」を「ベンツ」にするとは、自転車の走りを「安定」させることなのだと。

そうなのです。

今回は、どうしたら「ママチャリ」を「ベンツ」にすることが出来るか?

すなわち「安定した乗り物」に出来るかを書きます。

 

サドルを高くして、走行力をアップさせ安定した走りにする。

 

車(エンジン車)でいえば、エンジンの排気量を上げてパワーアップする方法です。

ママチャリのサドルを両足の先が、地面につくくらいの高さにします。

(普通のママチャリなら、サドルの下のハンドルを緩めてサドルを上下すればできるはず)

 

するとあーら不思議、あなたのママチャリがサイクリング車に変身します。

今までこいでいた力で、軽く走行できるようになります。

 

自転車が、ふらふらするのはスピードが遅いときです。

二輪だからしかたありません。

 

そこで、パワーを上げるとより少ない時間で、このふらつく時間帯を脱することができます。

 

嘘だと思ったらやってみてください。

実感できるはずです。

 

空気が抜けないように、「虫ゴム」を「チューブレスバルブ」に取り替えて、空気圧の低下を防いで、安定した走りにする。

 

サドルを高くしても、それだけで、安定した走りにすることは難しい。

タイヤの空気圧が少ないとタイヤの転がり抵抗が増し、せっかくのパワーアップが帳消しにされるからだ。

それだけでなく、タイヤの空気圧が少ないと接地面積が増え、タイヤがかた減りし、タイヤ自身の寿命を短くする。

 

車も自転車もそうだが、タイヤの空気圧をきちんとコントロールしないと、「安定」した走りはできない。

空気圧をできるだけ一定にするには、空気が抜ける原因を取り除けばいい。

 

一般的な自転車では、空気を入れるバルブに「虫ゴム」を使っている。

これは、風船まではいかないが、かなり薄いゴムの間を空気が抜けていくことで、タイヤに空気が入り、また抜けないようになっている。

しかし、虫ゴムはそもそもゴムなので、劣化しやすい。

ゴムだから、どうしてもゆるくなりそこから空気が抜けやすい。

 

ところが、「チューブレスバルブ」なら、そういうことがない。

仕組みはよく分からないが、とにかく空気が抜けづらい。

100円ショップでは、2個100円で売っている。

 

前後輪とも、「チューブレスバルブ」に変えてから、ほとんど空気が抜けない。

ぜひ、お勧めする。

 

「虫ゴム」を、「チューブレスバルブ」に変えると、タイヤの空気圧の低下を防いで、接地面との摩擦による抵抗の少ない、かつ速度低下を極力避けることが出来るスムーズな安定した走りに出来る。

(空気圧が低いときは、こぐと重いので、こいで軽くなるように空気圧を調整する。ただし、夏場はパンクすることもあるので空気の入れすぎは要注意。もっともそれほど空気圧が減らない良好な「虫ゴム」まで変える必要はないが)

 

バックミラーをつけて後方確認する時のふらつきを押さえて、ハンドリングを安定させて、方向転換を安全かつ容易にする。

また、後方確認を楽に出来るようにし、安定した走りにする。

 

バックミラーは、左側通行の我が国では、自転車の右ハンドルにつける。

(自転車は、車道の最も左側を走行するので、右側のバックミラーで後方から接近する車両を確認できるようにするため)

自転車の幅が若干広くなるので、走行時には、その分余裕をとる。

ホームセンターやあさひで1000円から2000円くらいで売っている。

自分で簡単に取り付けられる。

 

さて、こんなこと言わなくてもみなさんおわかりだと思うが、自転車のハンドルは、方向転換以外の重要な機能がある。

ハンドルを小刻みに左右に切って、転倒を防止している。

これが、できないと自転車は転倒してしまう。

 

低速走行時ほど、このハンドルを小刻みに切って、走行を安定させているのは、自転車初心者の走りを見れば、一目瞭然である。

 

ところが、若葉マークがとれた自転車運転者でも、この初心者に戻ることがある。

低速走行時と、後方確認の時である。

 

低速走行時は説明するまでもない。

 

後方確認の時を考えてみよう。

 

自転車で後方確認するときは、2通りある。

1.停止した状態で後方確認する。

 これは、問題ない。

 ふらつく要因がないからだ。

 停止しているから、ハンドルを小刻みに切る必要がない。

2.走行しながら後方確認をする。

 これが、問題なのだ。

 自転車は走行しているから、転倒しないようハンドルを小刻みに切らなければならない。(1)

 しかも、前方を注視しながら。(2)

 さらに、首を後ろに向けて後方を見る。(3)

 

後ろにつけた(1)~(3)は、意味がある。

正確には(4)まである。

(4)とは、走行しているので、ペダルを両足でこがなければならない。

 

人間が「一度に」情報処理出来る量は、普通2つである。

優秀な人間で3つ。

走行しながら、後方確認する場面では何と4つもある。

とっくに、情報処理の限界を超えているのだ。

だから、多くの自転車が後方確認しないまま、車道へ飛び出したり、走行中の車の前に急に割り込んできたりするのだ。

 

こうしたことになるのは、走行中、後方確認するときに、バックミラーがないことによる。

バックミラーがないと、どうなるか。

 

首を後ろに振り向かざるを得なくなる。

この結果、前方注視する(2)とその結果としてのハンドルを小刻みに切って安定させることの(1)ができなくなる。

場合によっては、こぐこと(4)までおぼつかなくなる。

 

そこで、生物としての防御反応として自転車運転者(人)は、転倒防止を優先順位の一位とし、優先順位の低い後方確認を怠る行動をとらざるを得なくなる。

 

その結果どうなるかは、多くの事故が物語っている。

(実は、車でも同じ。バックミラーがあるから後方を確認できるが、なければたちまち前方不注意に陥る。自転車より速度は速い分、事故に直結する。ただ、 四輪だから車両自体は自転車のように不安定にはならない。自転車がいかに後方を振り返るときに危険かが分かる)

バックミラーがあれば、どうか。

首を後ろに振り向ける動作がなくなるので、(1)と(2)とも安定して行える状態なので、確実に後方確認が出来る。

(ただし、バックミラーの「死角」はあることは念頭に置かねばならない)

その結果、安定して走行しながら後方確認ができるので、後方から車両が来ていないことを確認して、進路変更ないしは、右左折ができる。

 

これは、自転車に乗っている自転車運転者だけでなく、車を運転しているドライバーにとっても、きわめてありがたい。

 

なぜなら、大型でかつ長尺のトレーラーなどのドライバーにとって、自転車ほど怖いものはないだろうから。

特に、車線の幅が狭く、自転車通行帯もないようなところで、自転車を追い越すのは、ドライバー生命をかけていると思われる。

 

いつふらついて転倒するかもしれないだけでなく、後方確認しないまま直前に飛び出して来ることも常に予想して運転しなければならないからだ。

(「想定外」なんて言い訳したって、事故を起こしたらそれまでだ。人を傷つけ、仕事を失い、収入を失い、その上・・・)

 

一方、バックミラーをつけている自転車の運転車にとっても、メリットはたくさんある。

バックミラーで、後方確認ができるので、後方からトレーラーなど長尺の大型車両が接近してくれば、「のしいか」になるのはいやだから、自ら「緊急避難」して、歩道を一時的に走ることができる。

 (歩道は、あくまで歩行者のためのもの。そこに一時的に避難させてもらう。歩行者がいないときに)

(バカな自転車が、歩道を我が物顔に走る多くの原因は、バカな車にあると思っている。エンジンをがんがん吹かしながら、歩行者や自転車を「威嚇」するようにエンジン音を立てながら接近して、「弱者を追い払う走行」をしている。弱者に対する配慮が全くない。プリウスに乗って、なんて今までバカなことをしていたんだと反省させらた。それが当然と思っていたが、全く間違いだった。歩行者や自転車に対して配慮出来ない人は、そもそも車に乗らない方がいいと考え方が180度変わった。もちろん、自転車に乗る人は同じことが歩行者に対して言える)

実は、自転車にとって、歩道を走ることより、車道の方がはるかに、走りやすい。

(1)路面が、車両用だからきれいに整備され、でこぼこがほとんどないため快適に走れる。

(2)歩道のように多くの障害物がない。

(3)車両なので、一定のスピードに乗ると目的地まで早く着ける。

 

などである。

 

もちろん、私はママチャリにバックミラーをつけている。

バックミラーをつけて、マイママチャリは、「ベンツ」になった。

 

低速時も高速時も安定して後方確認できるので、ふらつきがほとんどなくなり、自転車が安定して走行できる乗り物つまり「ベンツ」になった。

 

まとめると、ママチャリにバックミラーをつけて後方確認時のふらつきを押さえて、ハンドリングを安定させて、進路変更や方向変換を容易にすると、「ベンツのような安定した走り」になる!!!

 

 

進路変更や方向転換だけでなく、普通に車道を走行中の後方確認が実に楽にできます。

楽=安全が成り立ちます。

後方から、トレーラーや幅寄せしてくる車があっても、いち早く待避できます。

 

是非、バックミラーを取り付けてみてください。

もう元には戻れなくなりますので。

プリウスに乗っると、もう二度と単なるエンジン車には乗りたくなくなるのと同じです。

バックミラーのある自転車に乗ると、もう二度とバックミラーのない自転車には乗りたくなくなるでしょう。

 

自分でやれば、予算は、総額で2000円前後に収まるかと思います。

新年からあたなのママチャリを「ベンツ」にしてみては、いかかでしょうか?

 


 

 - まとめ -

ママチャリを「ベンツ」にするとは、一言で言えば、ママチャリを安全にするということ。

言い換えれば、安全を担保するということだ。

安全を担保するには、「処理が3つ4つと重ならない」ようにすることが肝要だ。

人間の一時的な処理能力は、3つくらいであることは、「世界一受けたい授業」などで明らか。

そのためには、十分な計画と対策(今回は、バックミラーとチューブレスバルブとサドルの高さ)をすることをお知らせした。

この考え方は、個人、家庭、国などあらゆる「判断」を迫られる人間やチームに必要な考え方だと思う。

そのために、iPod touchをどう活用していくか、項を改めてお知らせする予定だ。

今回は、焦点を当てなかった、「計画」の部分も含めて。

-まとめ2-

バックミラーをつけることは、「強くなり、優しくなる」ことでもある。

処理が3つ、4つと重ならないから、余裕をもって対応できる。

つまり、後方確認が楽にできるので、周りの人や車両に配慮できる余裕をもった運転ができるのだ。

バックミラーをつけて情報処理に「強く」なった分、周りに「優しく」できるのだ。

プリウスとまったく同じだ。

モーターで力強く加速できるので、がんがんエンジンを吹かす必要がない。

だから、余裕が生まれる。

周りの人や車両に配慮できるのだ。

がんがんエンジンを吹かして、騒音をまきちらしているのは、「自分が弱い弱い」と言っているに過ぎない。

こんな車や人に囲まれていては、「強く」て「優しい」社会はできない。

 

 


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