城桜
濠の舟モネ
「舟遊び」
しろざくら shi ro za ku ra
ほりのふねモネ ho ri no hu ne mo ne
「ふなあそび」 "hu na a so bi"
城桜は北の丸公園、つまり旧江戸城の桜のことである。
友達と3月の下旬に訪れた。
「濠(ほり)」とは、空堀ではなく水を張った濠で、千鳥ヶ淵のことである。
この句はその時、
iPhoneで撮った写真を見てできた。
ボートがまるで、モネの傑作「舟遊び」に見えた。
それほど、印象的な光景であった。
モネの「舟遊び」の構図や人物、題材とくに自然は、和の国の浮世絵、特に北斎の影響を受けていることは、1月28日まで開催されていたHOKUSAI and JAPONISME展でも明らかである。
しかし、モネの色彩の美しさは圧倒的である。
移ろいゆく光の変化を、見事キャンバス上に固定している。
この写真は、その光が時々刻々変化する、美し過ぎるモネの「舟遊び」の光景を、ここ北の丸公園から見ている思いである。
「舟遊び」の水面の輝き、水面に映るピンクの花、白いドレスが写す緑とピンク・・・
を思わせる数々の光と影の移ろい。
なお、モネの「舟遊び」は国立西洋美術館所蔵であるので、訪ねればご覧になれるかもしれない。
残念ながら、千鳥ヶ淵の桜は見頃を過ぎている。
これからは、東北、5月には北海道が見ごろとなる。
水面と桜はとても映えるので、ぜひ両方が楽しめるところで桜を楽しむことをお勧めする。
モネの「舟遊び」のように、水面に映える光の桜と、直接見る桜の両方をあなたは楽しめるはずである。
*トップの俳句写真は、できればPCでご覧になることをお勧めします。
細部までモネの「船遊び」の絵のように楽しむことができます。