まぁ元TBSの記者で、イビられて退職した山口敬之氏が実によく知っているので、それは驚きです。
宮崎哲也より或る意味凄いですねぇ〜。
でも、彼の言うのが正しいとして、私はどうも理解できない。
それは何故ノドン以降テポドンなどの技術進歩を見ていて、技術進歩の度合いが凄まじい。
ノドンはロシアの中距離弾道弾スカッド・ミサイルの応用である。
まぁ毛が生えた程度で、大したものではない。
ノドンはスカッドをでかくしたものであり、それのスケール効果で、搭載重量と飛行距離を伸ばしたものである。
この基本計画はパキスタンのカーン博士が計画したもので、元々物理学者だったのだが、この人は私と同じで何でも屋で、核ミサイルの作り方マニュアルを作り上げたのである。
驚くのは、何にも無い所で、一科学者の知能で、作り上げたのである。
ただ、色々な点の追求が弱かったようである。
例えば私は第二次世界大戦に日本にある設備で核爆弾を作れる。
その為に必要な科学的応用力は、まぁ日本でも数少ないだろう。
まぁコンピューターがあるから、色々やれて当然だけど、その辺は虫獄には無いですね。チョンも無い。
この設計図は北朝鮮、パキスタン、リビア、イラク、インド、イランに渡ったのである。
そして、ここで開発が始まったのだ。
これが私の記憶では、確かリビアとイラクが絡んで、当時最新技術であったインバーター(モーター回す方のヤツね)を買おうとして三菱電機に入った話があった。
このインバーターは、モーターの回転速度を自在に調整できる道具であるが、当時対共産圏輸出規制(通称:COCOM規制)で輸出規制が入るのである。
東芝はソビエトに騙され6軸のマシニングセンタを売ってしまった。
このインバーターは、U235とU238やPt239を分離する為に必要だった。
これは事前にバレて事なきを得たが、この事件が1980年ぐらいだったと思うが、この頃から北朝鮮を含めたカーン博士の設計図、指南書が行き渡ったのであろう。
ただカーン博士の設計図ってのは、ICBMを作るまでは行ってなかったと記憶している。
思うのだが、私達は虫獄の技術の程度は知っている。
正直、カスみたいなもので、基本的な所は全部ソビエトのデッドコピーであろう。
チョンがアメリカのデッドコピーをしているのと同じである。
例えば、テポドンを撃ち上げる為のトレーラーは虫獄からの輸入品であるが、これが良く出来ている。
何がよく出来ているかというと起立する為の油圧シリンダーである。
そして、それが動くときに回転する部分のベアリングである。
この辺は、プロだから分かるんだけど、ただ、このロシアのデッドコピーも、多分半分の部品は日本製だろう。
それも日本と虫獄が良い関係だから買えたもの、今は入らなくなっている。
だから、虫獄は作れもしない部品を当てにした製品が止まっているだろうと思われる。
とりあえずベアリングは全滅だろう。日本は売りたくてしょうがないが敵には売れない。そう言う態度をとっていたでしょう?
また油圧シリンダーや配管は買えるし作れるだろうが(よく壊れるけど)ホースだとか電磁弁は中々作れない。
更に言えば、このホースだとか電磁弁は「消耗品」である。だから、その製品があれば買わねばならないのだ。
ちょっと前まで日本をディスっていたドイツは北朝鮮にモノを売っていたのだろうが、これが問題で、EUはDIN規格やIEEE規格である。
アメリカから買うとMIL規格かANSI規格である。
もっと言うと設計がヤード・ポンド系かSI単位か?である。
挙句の果てにはアメリカ・イギリス・ヨーロッパで、それぞれ異なるGAUGE(ゲージ規格)である。
実は日本の工業規格JIS規格は戦後のものであり、昔はアメリカとヨーロッパの双方の規格を入れていた。
その名残が馬鹿電気屋の統一していないAC電源の周波数だ。
60Hz圏ではドイツなどのヨーロッパから買った所は、主にヨーロッパ規格でアメリカから来たものは50Hz圏である。
それぞれ、金属の種類やメモリの違い、大まかな計算をする表の違いとかが出てくる。
対数表と三角関数表以外は、殆んど違うのである。
長くなったから、ページ替えます。