スパーに売っているブヨブヨの鮎と違ってエサ切り1週間以上と強い流れのある水槽で飼っているので元気よく水底を泳ぎます。
体色も水底の色を黒もしくは、濃い目のこげ茶色に塗っていると自然に天然の鮎に近い体色となります。
何もしないコンクリートのままだったら白色の鮎となります。
さて、鮎釣り大会で検量後、釣った鮎は持って帰りますが、養殖のオトリを鮎師は、持ち帰ろうとしません。
しかし、役員が写真のように鮎の干物を作ると要らないという鮎師は皆無です。
そこで、大会役員秘伝の鮎の干物の造り方を伝授します。
①使う鮎は養殖鮎のほうが、脂がのって美味しい。
②鮎を写真のように背開きにして、内蔵・エラなどを除去する。
③総ての背開きが済んだら、内臓付近が黒くなっている部分を、爪か歯ブラシで擦って落とす
④容器に水を入れ、塩を入れる。塩の濃度調整は、塩を入れた水の中に開いた鮎を入れ、丁度中ほどに浮く程度の濃度する。
⑤好みで少しみりんを入れるのも、ツヤが良くなってお奨めです。
⑥濃度調整が済んだら、一度に開いた鮎を塩水の中に入れて下さい。
⑦約1時間で塩水から上げ、調理用の紙等で良く拭いて下さい。
⑧天日干しなら4時間も干せば充分ですが、ハエが来ないようにネットに入れて干す事をお勧めです。(釣具店で売っています)
⑨夜遅くこの作業をやった場合は、塩水から上げ、水気をよく取ってタッパなどに入れ、翌日天日に干すとよいでしょう。
⑩天候が雨続きの場合は、冷蔵庫の中で乾燥させる手もありますが、鮎を開かず一旦冷凍して、天候が良いときを見計らって作業をしたほうがGoodです。
⑪鮎の干物は、背中に火を当てていると身部分に脂が浮いてきます。皮が少し焦げた程度で美味しいです。
⑫鮎の干物を使ってウナギダレを付けて焼き、蒲焼風にすると又変わった味で楽しいです。