夏休み最後の日
小学生の頃、一番いやな日でもある
夏休みの宿題がその原因・・・
その中でも日記が、一番の苦手であった
確か、天気も書くようになっていた
夏休みといっても、家業の手伝いで過ごす日々
職人さんの補助作業なのだが・・・
両親にアチコチ連れて行ってもらったら、日記に書けることがあったろうに
そんなゆとりのある生活では、なかった
東京オリンピックが、小学6年生・・
高度成長の入り口
4年生頃までは、穴が開いた靴下を、母が繕ってくれていた
あの当時の靴下は、直ぐに穴が開く粗悪なものだった
学生服の袖口は、鼻水でテカテカにしている子も多かった
5年生頃から段々と、品物が良くなり穴明きルックは激減した
食品では、口の中が真っ赤に染まるくらいのお菓子も、平気で売られていた
近所の駄菓子屋さんは、子供の集会所
5円玉を握り締めていった思い出がある
それがいつの間にか10円になり、50円玉になっていった
通学路に子ども相手の露天が、たまに開店していた
「卵の中身が見えて、よい卵か悪い卵か見分けられるよ」
「お母さんに喜ばれるよ」
と、言葉巧みに子供をだましていた
あの時、1個50円だったかな!
子供の小遣いとしては、高額だった
品物をバラしてみると
筒の内に鳥の羽根を貼り、薄いロート紙を筒の先に貼り、片側は小さな穴を開けた蓋をかぶせた簡単な構造
すぐに返しに行ったら、道端にシートを敷いただけの露天・・跡形もなかった
いや、夏休みの思い出から小学校の思い出になってしまった
明日から9月・・・・
もう9月・・・
月日の経つのが、早いと思うのは私だけ?