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鮎の成長について

2020-06-30 11:08:21 | ブログ
鮎が小さいと、解禁当初から苦情?のように言う方々・・
鮎が見えるが小さい、掛からないと不満なのだろう
鮎の成長については、水温、エサとなる珪藻の影響が多い
その中でも、エサの珪藻の影響は大きい
何故大きくならないのか?
縄張りを形成したくなるような石が少ない
広島市内を流れる太田川を例にとると
上流の温井ダムの水量の調整、水力発電による取水による減水による水量不足
その事で、ゴミや古ゴケが水中の石を覆い、石横部分の珪藻しか食せない事による食糧不足
また、一年中川に居るハヤなどの珪藻類を食す小魚の減少で、川虫が石の上に巣を作りまわりを砂で囲う
その事で石自体がサウンドペーパー状と化し、珪藻を食むことができないという食料不足
という理由が幾重にも重なり、鮎の成長を阻害する
また、縄張りを形成する石が少ない事から、友釣りの追いが悪い!掛からないと言われる所以となっている
では、どうすればと云えば・・・雨待ちしかない
泥水は、サウンドペーパーとなり、古いコケを削ってくれる
また、石に付いた砂も削ってくれる
さて、その後が重要となる
ダムの貯水量と放流量の関係が大きな影響をもつ
ダムの水は、ただ水を貯めているだけでなく、水力発電会社では水資源・・つまり財産
また、農業での水資源も財産
勝手に大雨が降る予測がでても契約水量分は放流できない
災害を防ぎ、水を安定供給するために必要だから・・・
で、ダムが決壊する恐れが生じたといって緊急放流・・下流で浸水による人的被害・建物被害
その後、決壊の恐れがある場合は、水という財産を前もって放水できる事になったが・・・
泥水を延々と流されたらとんでもない
そんな河川が、今も沢山存在している
嘆いても喚いても出来ているダムはすぐには壊せない
さてさて、増水後に水が澄んできたら、石にコケが出来始める
それが、藍藻である
鮎にとっては、ご馳走
食べた分が、全て栄養となる
珪藻と藍藻の違いは、前に書いたので参考にしてください
昔から大水の後、鮎が大きく育っていると云われた
藍藻の栄養が魚体を大きくし、尚且つ美味い食事に有り付けたのだから・・
その場所を死守したくなるのが誰にでもある性(サガ)
縄張り鮎の誕生だ
暑い日差しが、珪藻類の発育を促進する
海産育ちのアユは、7月が本番
尾びれがグーンと広がり、パワーをました野鮎が待っているだろう
そろそろ、そちらの仕掛けも造らねば