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これが営業?その三

2015-04-24 16:32:13 | ブログ
創業明治9年・・
お金では、買えない歴史です
しかし、伝統技術を守っていたのではと・・・
色々とチャレンジもしたが、行き着くところは伝承技術
しかし、営業の伝承は、殆どなかった・・
むしろ、「営業に行くな!」
と、親父に言われたこともある
そんなこんなで私の営業?は
周りの営業マンを見て、学びましたが・・・
とんでもない方もいた
とんでもないメーカーかもしれない
実績を上げる為には、他社製品を見えないところへ??
自社製品を、目線ラインへ・・・
堂々と変更(勝手に場所替え)していたツワモノも
某釣具店でのこと
店内の梯子を使って、他社競合商品を移動
平気な顔です
ある時、良い場所を提供してもらって、いち早く展示した商品が・・
次の巡回の際、彼方此方にバラバラにされていた
当然元の場所を見れば、犯人は一目瞭然!
元に戻しました
大手の営業マンが、当然のごとく良い場所を占有する
毎週、巡回するメカーだった
本当は、店員が注意すれば良いのだが、全くその気がない気風?
あるお店でも同じことをされたので、元の位置に戻すように指示したら
「誰がやったんや」と、社長に食ってかかったそうだ・・
マルトの社長さんの指示で、こちらに居る娘さんがやったことだからと・・
なだめた模様
その老営業マンの方は、私も知っている方だが・・
知っていても関係ない模様だったので
別の機会でお会いした際、【ほんのちょっとお話しして・・】和解した?
もっともひどい例は、他社製品を買い取り、自社製品を並べるメーカーも
その話は、買い取られたメーカーの方から聞いた
なんでも有りの業界?
伸び盛りの時の強引な手法をとった訳だが、今もって言われている
置き薬商法なら売れた分だけ請求・・だが
バラバリセットをタダでお店にプレゼント!
しっかり場所を取る手法
無くなって注文があってからの商売!
資金力がないと、中々できない
お店のタナ取り合戦は、営業マンの力量?
それとも社命による強引手法?
財力?で、たな取り投資?
他の業界は知らないが、怖い世界が見えない所でドンパチしています

これが営業?その二

2015-04-20 18:13:33 | ブログ
人前で話すことが、徐々に慣れてはきたが
ペラペラと口からマシンガンの弾ごとくは、でない
大阪系の営業マンは、漫才もできるの?
と、思うくらい普段の会話が面白いし、よく喋る
営業を教えてもらったのは、他のメーカーの営業の方
展示会場内で背広姿、ワイシャツにカフス・・・
注意されました
「カフスはしない方が良いよ!」
「どうしてですか?」
「周りのお客さんを見てごらん」
「背広姿なんていないだろ」
「普通の恰好で、着飾っている方はいないよ」
「メーカーとして背広は良いが、カフスまではいらない」
「お客から見たら、恰好つけていると思われて、気軽に声を掛けてくれないよ」
なるほど・・・・眼からうろこです
親父が、背広を着た時は必ずカフス、ネクタイピンをつけていた・・・
何とも思わず、場も思わず、配慮不足を痛感させられました
他社のブースを間借りしてフィッシングショーに出ていたのが、今度は、自社ブースを持つことになった
場所は、東京!
大阪は、パス!
なんで?
まだまだ、大阪で説明できる話術になっていないのが、第一の理由
東京までトラックで行き、設置
展示会場の駐車場にトラックを入れたまま、ホテルから展示会場まで通っていた
経費を節約しないといけないと思っていたが・・
展示ショーケース、ブース台、ホテル代、広島のテスターの旅費・・・・
結構な金額になった
「そこまで費用を掛けて・・」
と、身内からも厳しく言われたが、お客様に名前を覚えてもらう為には、これしか・・・
戦後の釣具ブームの頃は、競合するメーカーが少なく、小売店主ばかりだったので会社の名前は通っていた
しかし、釣具のチェーン店が多くなると、来店する営業マンや広告宣伝でしかメーカーを知らない店員が増えたのだ
いくら、創業明治9年だと思っても、若い店員に通じる訳がない
つづく・・・

これが営業?

2015-04-18 11:45:40 | ブログ
工場で釣り針の製造をしていたら・・・
三・四本イカリを簡単に作れるアイデアが、閃いた!
当時、スレダーという縫い針の穴に糸を通す小物の製造も行っていた
アルミニューム板の帯をプレスで型抜き、菱形に加工したステンレス線と合わせて内職に・・
年間1500万枚以上の生産をしていたが、単価が安すぎる
一枚1円何がし・・・
お店では、二枚で100円で売っているのに・・・
下請け仕事は、安い!
その作業上アルミの帯板が、手元にあった
その頃、イカリを結ぶ事が中々できず、何かよい道具は無いものかと思案していた
要するに、ハリが持ちにくいのだから・・ハリを固定すれば良いのだと気が付いた
そこで、両面テープを使って薄いアルミ板に張り付け、そこに鮎バリを張り付けて指で掴むと・・
ハリがグラグラしないし、指も力を入れる必要がなかった
早速、このアイデアで特許申請と言っても実用新案
ついでに磁石を使ったものも申請した
特許を取得してから、どうやったら販売できるかと思い
広島で彼方此方の釣りの展示会に出展されていた企業に相談!
翌年、大阪の釣りの見本市に、その企業のブースのテーブルを間借り
一般客に説明をしたら、大うけ!沢山の方が集まってくれた
すると・・・真っ白い研究者や医者が着る服を着た方が二名・・
ナショナル(松下電器)の方だった
その時、三本錨を結ぶ電動機械を新作披露していたのだ!
お客さんから、「そんな高くてややこしい道具より、あそこで簡単で安くできるものを説明している」
と、聞いて説明を聞きに来られた
一応の説明を聞き終わったら・・
「素晴らしいアイデアです」と一言
その後、その企業に販売を委託
100円という単価で、売り出した
結構売れましたね・・
両面テープがダメになったら張り替えれば済むのに、みなさん安いから買ってくれました
大阪見本市・・今の大阪フッシングショーが営業デビューでした
その後、友バリの分野にも進出
徐々に、人前で話すことが多くなってきた
つづく・・・

展示会で・・・

2015-04-15 19:06:28 | ブログ
各地のお店で行われている鮎の展示会
私の出番は、仕掛け講習とQ&A
色々なご質問がでてきます
竿の質問は、「どれが良い?」
先ず見方を説明
・竿の振り方を教え、ピタと止める
良い竿は、振動が穂先に抜けていく感じ
安い竿は、手元に振動が伝わり、グアングアンと・・
次に、製品の良し悪しを診るポイント
・ハンカチを左手に持ち50cm先の竿をハンカチで包むように優しく持つ
・右手で竿をクルクルと回す
良い竿は、つなぎ目も判らないし、丸い円筒になっている
普通の竿?は、つなぎ目がはっきり重なっていたり、楕円の筒状になっている??
誰でも判るように、円形が強いし、つなぎ目が判るような竿は、つなぎ方を間違えると真直ぐな竿でなくなる
展示会でしかできないけど、メーカーの方がおられる時は、なるべく遠慮する事をお勧めします??
次に、テフロン加工のハリの結び方?
わが社の根巻糸や、糸メーカーのナイロン根巻糸で結んで、瞬間接着剤を付けると・・・
どちらもハリは抜けないが、瞬間接着剤が効いていない・・少し指で押すと、形がすぐに壊れます
ハリ屋から言わせてもらえば、針先だけのテフロン加工はできなかったの??と思う
聞くところによると、某国作業場で軸を研磨したハリをイカリに結んで仕掛けで売っているようなことを??
テフロン加工は、フライパンには良いけどハリには向かないのでは・・
しかし、この事で微かなひらめきが・・・
まだ来年まで秘密にします
しかし、色々と出てきますね!
失敗が山のようにあっても、釣り人は我慢して使ってくれます
ありがたい業界です
釣人に感謝・感謝ですね
目先だけで勝負は、中々できないのが私の信条
でも、背に腹は・・・