金曜日午前10時に匹見川到着
先行メンバーに囮二匹を借り、少し上流へ・・・
浅場の鮎は、影と音に敏感
大きな体を小さくして、手頃な石を見つけて座り込む
囮を上飛ばし
泳ぎが悪いと瀬田君バリ?に、空中輸送・・シャトル釣法
囮がじっとして止まると、野鮎との遭遇が始まった証拠
我慢していると、目印が吹き飛ぶ
この瞬間が、なんとも言えない!
11時頃晴れ間の空から、大粒の雨が落ちてきた
その雨粒の大きい事
水面を絨毯爆撃したような、水柱と波紋があがった
一時の雨だが、ずぶ濡れ状態になった
真夏だから寒くない
しかし、しとしと雨と違いスコール気味の雨は、最近多い
異常気象は続くと聞いたが、私たち業界は自然相手
魚病で痛めつけられ、天候でも痛めつけられ
ほとほと難儀な商売になった!
夕方5時過ぎ納竿!
40少し超えの釣果で、曳船を立てれない
鮎の体積で水が少なくなって、中の鮎がバシャバシャするのだ
橋の上では、結構型の良い鮎が掛かった
着替えて、山越えで柿木村まで50分
土曜日は、左鐙で釣り教室
JFTの少年少女釣り教室のお世話!
ハエ釣りの講師は、岡山の名人たち
2時間で最高釣果が400匹を釣り上げる方々
桁違いの釣果の持ち主だが、今回は仕掛も市販品、エサは白サシ
34名の小学生と中学生が、生徒さん
遠くは、東京から参加の児童もいた
昼まで釣って近くの公民館で、釣りたての魚をカラ揚げで食べた
結構美味い!・・・夏のハヤはという感覚があったが、新鮮なものは美味いのだ
終了後、柿木村の宿に帰り、囮を持って福川川へ
橋の上手に降りると、鮎が沢山見れた
これはと思いつつ竿を出すが、反応が薄い
1時間坊主
地元の農家のご主人が来て「釣れんじゃろう・・・」
コロガシで囮をとったりするので、鮎が落ち着いていない
早々と引き揚げ、柿木村の宿『原田屋』の前で竿をだす
橋の下に入って驚いた!
外来生物で最近問題化している『オオカナダ藻』が彼方此方と繁殖している
砂場から川石まで生息できて、取っても取っても切れ端や根が残ると生えてくる
全く鮎が住めなくなり、居なくなる驚異の生物だ
小学校の理科の実験で水槽実験で使ったものが、川に何かの理由で入り込んだのだ!
一株抜いて、宿に帰って説明したら、昨年調査に来られた方も「早めの対策を・・・!」
と、言っていたそうだ
日本一の清流の川に、全くふさわしくない藻
いやな物を現実に手に取って見て、外来生物の怖さを感じてしまった
さて、ハエ釣りの講師を交えて宿泊
遅くまで飲んだが、3時30分頃から雷鳴で目が覚めた
しばらくすると、駐車場の屋根を叩く雨音
短期間でなく、連続の集中豪雨!
一山向うの津和野では、川が氾濫し死者・行方不明の報道があった
翌日は、宇佐川で釣る予定だったので、囮を引き上げて食べた
釣行が同じ河川だと、囮缶は川に漬けていただろう
5時頃には濁流となっていたので、囮缶は確実に流されていただろう
しかし、驚くような勢いで水位が上がっていった
尋常でない異常気象は、とても怖い
8時に宿を出ようとしたら
「ゴロゴロゴロ」と、雷が鳴る音が聞こえる
川の中の石が流れ、石と石がぶつかって音がするのだ
一抱えも二抱えもある石が、ゴロゴロと簡単に流れる
流れる途中、石が割れて小石ができる
コロコロと転がるうちに、角が取れて丸石ができ、砂もできる
自然の流れを感じつつ、道路が寸断しては困るので、早めに出発
途中の道路でも、山から流れ落ちる水で、道路が川のようになっていた所もあった
川も水が出ないと綺麗にならないし、アユも大きくならない
丁度良い雨は、もう望めないのだろうか