「ゆわさる別室 」の別室

日々BGMな音楽付き見聞録(現在たれぱんだとキイロイトリ暴走中)~sulphurous monkeys~

12月9日(土)福岡Yahoo!ドーム

2006-12-13 | live2002-2025

(名称は「新光証券 in concert Billy Joel 2006」 主催TNC、FM福岡、西日本新聞他  開演18:00~20:20頃)

 夕方、またもや前のホークスタウンの店のバイトの高校生くらいの兄ちゃんが「何かすげー、今日、俺らの親くらいのが集団で行列になってんのって、何よ?何があんの?」みたいなことを、群集を見ながら言っているのを聴くとムカつくより前に密かに失笑。
 確かに客は男女比同率的にして年齢層高いか。つかワシもその年齢だったりするのね^^。お子ちゃまはいないね(笑)。
 手前のHMVやハードロックカフェ福岡付近から既に本日の公演者の歌ががんがん流れてる^^

 そして登場。自分がLP(CDじゃないよ)のジャケットで記憶している若い頃の御姿と少し違うけど^^
 しかし、とにかく「元気な、力あり余ってるじじい」にしか見えない(爆)
 じじいというのは失礼だが(すいません)、本人も「頭はげました」でMCネタ(もち英語^^)展開してるし(笑)
 全く油断ならないLIVEである。
 しょっぱなからまず力強いVocalで驚き(いや、生で聴く声が凄まじくいいのですよ、さすが本物)
 Honestyとかザンジバルあたりまでで「…やっぱし、巧いよなあ…」とバンドに耳が惹かれていき
 Don’t Ask Me Whyあたりから怒涛の懐かし名曲尽くしで、そのへんからずんずん
 まさしく次第に意識がTime Slipしていくのだ(爆)
 …気づくと自分はまるで小学校か中学校の放課後の部活の音楽室のピアノの前にいるかのよう。
 いや、きっとみんな一度は弾いてるでしょ耳コピで、ふざけてHonestyとかthe Strangerのイントロくらいは(笑)
 Just the Way You Areの間奏のサックスとかも絶対吹奏楽部サックスパート出身者なら一度は^^(これとクリストファークロスのNY Cityセレナーデの間奏あたりアドリブ余興で遊ぶのはガチよね^^)
 そうなのだ。このリアルタイムでラジオなんかから流れてるの聴いてていつのまにか血肉と化していた名曲の数々、信じられないことに目の前で本人が歌ってて「生」なのだ!!自分が生きてる間に、生が拝めるとは。
 しかもそのおっちゃんのVocalが全然最強だという(笑)
 最初はそんなでもなかったのに、だんだん、「ワシらの子供時代、Billy Joelの歌っていつもそこにあった」事、その重さを、しみじみと感じるに至っていくわけですよ。覚えたばかりの定冠詞やら複数形やらを歌で「これかあ」とか復習?しながら(笑)かどうかはわからないが^^この音楽とともにわたしらは生きてきていたんだなっていうか。圧倒的に有無をいわさぬ名曲、ってのはそれだけで凄いもんだなあと。
 ベスト盤的構成っていう要素もあるようで、アレンタウンも血がたぎりましたけど(笑)なにせDon’t Ask Me Whyとか、まさかShe’s Always A Womanまで聴けるなんてっ(!!)あたりになるともうじーんときますがな。

 そんな涙ちょちょぎれ状態…な感じなんだが、そこで決して「懐古主義」しっとり、なんかじゃ終わらせてくれないのがじじいのお茶目な良い所(笑)
 後半はAC/DC(爆)から連続してハードなナンバーへ疾走します♪
 これまたまさか、Billy先生がギターじゃかじゃかしながら先々週のKenちゃんみたいにステージの右端から左端へと走る?つーか歩く?(大笑)なんて予期してないことが起こる(せ、先生っ!!大丈夫っすかっっ!!)
 ガラスのニューヨークではホークスの帽子かぶってノリノリ♪だし(横の売店で買ったんかいっ^^)
 バックバンドの兄さん姐さんも年齢的にはBilly先生の息子娘位のように見えるのだが
 こりゃ一緒にやってて楽しくてしょうがないだろう、な、お父さんである。納得。
 ラストのピアノマンのシメの頃には、会場そんな新たな感興も加わりすっかりいい感じ。
まだまだ行けまっせ。いやあ、マジでこの人歌うことやバンドで暴れる^^のが好きなんでしょう。
 「おっちゃんすっげえ歌うめーよ、今度文化祭に出るうちのバンドのボーカルに、ぜひ来てくんないかな!」
 ↑などと、天下の副将軍の正体を存じ上げず越後のちりめん問屋と勘違いしているような近所のバンド野郎な高校生も、相手の名前を知らなくてもこの姿を見たらきっと正直に叫んでしまいそうな勢い(笑)。
 本当に好きな事やって30周年50周年行く姿というのですかなこれは。
 いつまでも元気でいてほしい先生です。

 内容の充実度からいうとドームよりも、やはりホールクラスや小さい箱ならブルーノートなんかが贅沢だけどふさわしそうな大人のライブでしたが。
 自分と同年代位の人のデートにはこういうところにペアチケットで誘って、終わってからゆっくりと子供の頃からの思い出にひたりつつ鼻歌合唱しておしゃべりして、おしゃれにお食事へ、とかさ。こういうライブなら昼の表の稼業関係の人も(爆)誘えますよ。そういう感じの40代御夫婦風も結構多かったですわ。
 よし今度、近い世代をナンパするとしたら大人っぽくマイルドなこーゆーのでいくか。てか、そういうふうにコンサートをエッセンスとして利用する方がむしろ一般市民として正しいのかもしれない。
 「ヲタ」とは違うってことで(爆)。
※大体、いつも自分が単身突撃して堕ちていく「萌え」(爆)なコンほどデートに不向きなものはない(笑)。ステージ上に集中しちゃって、隣席なんて見ちゃいねえし(^^)第一そういうのは「彼女をデートと称して磯釣りに誘って意識が魚に集中しちゃう」ようなもんでしょ。
 いろいろな意味で勉強になるなあ(笑)。
 そして寒空の下、鼻歌歌いながら走ってラーメン屋寄って帰りました。滋味(^^)。(20061212)
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