「ゆわさる別室 」の別室

日々BGMな音楽付き見聞録(現在たれぱんだとキイロイトリ暴走中)~sulphurous monkeys~

20070103

2007-01-03 | 矮小布団圧縮袋

○夜、LFを読む。短期の帰省も済ませ、夜、福岡に着陸したところで、ようやっと留守録しといた31日深夜のCX系(TNC)東京ドームcountdownを見終わって、記念メドレーというわりにcountdownにいなくて裏の階段にいたってのが愛嬌だ(^^)、かつNEWSと光子ちゃんが何だか、もってったな(笑)、と思いつつ、それからメール受信に気づいて、開いた。

 ほおお。いや、1日はその場にいなかったから、話をnetで聞いただけなんだが。
 つよしも謝ってるし、まあ、そういうことなんだろう。でも1日にも書いたとおり、新聞記事を読んで、気づいた。そらおかしいわな。演奏曲名が予言されてるなんざ、予知能力かおまいら(笑)みたいなもんだし。
 プレスでも全部書いてたわけじゃなくて、書いてない新聞もあった。書いてない新聞は「意味をわかってた」のか(記者がヲタだったりして・爆)それとも偶然書かなかったのかわからないが、書いてた新聞は、さほどその意味を考えずプレスとして「お仕事」で記事を流してたのかもしれない。悪意はないんだろう、それは「お仕事」だから想像力の欠如した鈍感、だとしても。記者全員がKinKiヲタで話がわかる、んなこたないだろうし、提灯記事というものが別に利益が用意されているものなら、深い愛情だけに満ちた仕事であるとは限らない。
 KinKi Kidsは良くも悪くも実質、一つの巨大産業なんだろうと思う。手作りで心をこめたい創り手の感覚、なんてものがあるのか、てな企業経営戦略やら政治的な何やらとのギャップ。巨額な金の集まるところに力も動く。難しいね。
 でも嫌ならちっさい箱でするんか。自分で一枚一枚、伝手を頼ってチケット売り歩いて、数百のギグ席を埋めるのか。路上に立つのか。一晩のホール使用料やリハのスタジオ借用料稼ぐために養鶏場とか製氷工場とかコンビニとかでバイトするのか。なんて按配で食うや食わずで力とも金とも無縁で細々と手作りバンド活動やってる20代後半の若者なんて、世の中にごまんといるさ。てな話になる。
 そういうものとかけ離れた地平で「毎年、年末恒例の東京ドーム」は動いているんだろうしなあ。尋常にはできるもんじゃないだろう。携わる人間の数も規模も全然違う。正直、年末ドームはKinKiの力だけでなく事務所全体とフジサンケイグループでもってプロジェクトで借り切ってるようにも感じる。31日や1日に一回も行った事がないのは全く個人的に大晦日と元日を田舎で過ごしたいためなんだけど、テレビの中継を見ると毎年そういう気分になるのだ。自分はとてもJ’sの事務所のファンにゃなれねーよな(笑)と思うのは、そういう時である。

 あまり今まで上記のようなことは書かなかったが、もう1月も3日だし終わっているから、営業妨害にはなるまい(^^)。わりと正直に書いてしまうのは、KinKiの前に、実に11月から12月にかけてのわずか1ヶ月間で、それぞれ別々に二種類のドームのLiveに行ってしまったからだろうと思う。それもそれぞれ非常に濃ゆいLive(笑)を勉強してしまったから、なおさらなんだが。
 しかしその影響か、それでもつよしが「ラストとっときの、に、したかった」って切実さが、イタいけど(笑)今回の話を聞きながら、何か、わかるような気もする。もちろん、何かちっちゃい子がケーキ買って帰る途中で転んじゃったみたいな、あるいは押入に隠しといた誕生日プレゼントの箱を先に開けられちゃったみたいな、イタさというか(^^)でもって臍まげちゃうなんざお前は可愛がられてる奴だなっていうか、我儘だな(笑)ぼんぼん、な感じもするかもしれない。だが我々観客だって(秋のMステSPのシークレットやら11月のドームの時やらで)「何の曲をやるのか」というその一点だけで頭が禿げ上がる程(爆)興奮し胃が痛くなり、伏せられていたその曲のイントロがいよいよ鳴ったその瞬間、全員がキタキタ━━━ヽ(∀゜ )人(゜∀゜)人( ゜∀)人(∀゜ )人(゜∀゜)人( ゜∀)ノ━━━!!!と舞い上がる感覚(大笑)というのを知っている。「曲を愛する」ってことはそういうことだ。つよしはきっと光一先生とバンドとスタッフと、5万5千人のドームの観客と、そのたった一度だけの「愛する音楽の力、ってやつのもたらす」一瞬を、できれば純粋にLiveで共有したかったのかも。嗚呼。
 だとすればLFの「KinKi Kidsが大好きだ」ってのは、多分、本当だと思う。つよしって人はこの仕事長いし、わりと醒めてるんじゃないか、と自分は思っていたのに、意外と熱かったというか。
 まあプレスは、曲名ばれたくらいでも大して感動薄まるめえ、程度だったかもしれない(※Mステの秋SPの時も、オンエア前日にテレ朝のHPで伏せられていた或る曲名表示が点滅して「ネタバレか?!」と思わせつつ消えるという珍事が発生し、net上の大爆笑を誘ったものである。やれやれさ^^しかし笑った)
 だがしかし「本当」を果敢にKinKi Kidsでやろうとするところが、つよしのいう「好きだ」って事なんだろう。彼の愛し方なのだ。
 思えばタウンミーティングにせよ何にせよことごとく「やらせ」「お約束」に満ちた現代日本社会体制の萎え萎えの趨勢の中、やればやるほど「ありえない」(笑)奇跡^^、その難しい奇跡に挑んでるとか(爆)。「総合的アイドル業」を全うするのは難儀やな、と光一さんの9月の福岡の時にもふと思ったが、つよしもなかなか。
 おまえら権力の側にいるんじゃなかったのかよ(爆)不器用もいいとこだが(笑)その何か「過剰な」ところが(^^)時としてとてつもなく逆説的に爆発的だったり。それでこそさすがKinKi Kidsだというか。だから「しょーがねーなあ^^こいつら、どこまで許されるのかねえ^^」と思いながらも、こんな感じでどうなるのか、ついつい見続けてしまう理由なんじゃないだろうか。
 生き物だからやる事が未完成で発展途上な感じはするが、その時点で精一杯力を結集して、なんだかんだいって、毎年魅せるからね。
 もちろんシステム的、技術的に改善すべき点はいっぱいあると思うので、あとは「気は心」かなあ。観客も、その気合いに対して「入場料は払ってるんだから当然」のような、無感覚にはなりたくないものである。好きだから面白い人生の時間を共有したくて来てるのである。嫌いなのに粗探しして悪口言うために来るなんて愚か者がもしいるなら、老い先短い人生の時間の無駄遣いだから去るがよかろう。

 自分も前に「切実なのか」と書いてしまったことがあるので多少責任を感じ(ほんとかよ・爆)
 そんな今日のLFに返す返事としては(笑)また次回にでも。
 ま、ぱっと怒ってぱっと怒鳴って、深呼吸して、ぱっと謝って、認識を深めてまた前に進もう。
 おお、ワシまで、長くなってくるほどに、イタくなってきた(^^) (20070103)

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