○…うちの職場にいる大分県人の先輩は根岸くんのように大人しく、極めて温厚な人格の紳士なのだが、先週雑談中、大分が出てくるDMCをまだ予告編しか見たことがないという話になり、タワレコでもらった今夏のうちわを進上したり(笑)した。それはたまたまだったのだけれども。
▽本日のヤバいもの(その1):しかし今夜はマンソンに続きSATSUGAIまでZEPP名古屋のHYDE師匠がカバー披露(いやK.A.Zさんがいるからオリジナルってことでいいのか?)というメールが夜中にきちゃったりする。sound的にはもちろん(自分もそうだし)好きそうなのわかる気がするが、この歌詞を絶叫してるのか?と想像するとかなり笑える。映画見た者としては平面の画面でなく、3Dで生バンドがライブハウスで鳴らすやつ、のを試しに一回は体感してみたいような気はする(いや、クラウザーさん以外の演奏は許さぬ!とかいってDMC信者が殴り込みに来るかな・笑)。ていうか、映画見て練習したんかいあんたは(笑)。この際ついでに、日替わりでおっさん「甘い恋人」カバーも付いたりしたら、観客死ぬぞ(爆)。
▽本日のヤバいもの(その2):33分探偵(CX系)。最初の頃より調子にノってきているの慣れてきたのか。もうすぐ終わるのが惜しいな…はっ!?術中に嵌っているのか?今週はテンポが速いのでばかばかしさもよく詰まっている。もはやたまたま原作がなかっただけの実写青年漫画(爆)みたいなのと化している。リカコさんも回を重ねるごとにどんどん壊れていく(こんなに三枚目嬉々としてやってるとは昨年の大河なんかからでは予想つかなんだ)。あのパンダのジェット(!!)が欲しい(※「高度な合成」)。そして…必殺仕事人だったのか!?おまえは!(すげええ)
今、福岡でも気の毒な事件が起こっているが、悪いのは虚構ではなく、痛ましい現実の犯罪の方である。それゆえvocalの人は歌う前に「親を大切にしろよ」と囁き、探偵さんは最後に公園を歩きながらしみじみ語ったり、一応するのかもしれないが。だが現実の犯罪が兇悪だからといって、(くそ真面目なものならともかく)虚構の作品の諧謔も洒落も許さないなんてことがあると、人々の精神は硬直化してしまう。だいたい元々一番ヤバいのは、作品が犯罪を誘発するかもなどと短絡的に勘違いし洒落のわからん幼稚な役人根性が増殖した現実社会ではないのか。カタルシス、って概念を知らん非常識がまかり通っておるのか、あるいは知って知らんふりをしてて、犯罪の誘因はもっと別の重大な抑圧や恫喝の現実にあるのはわかっているくせに、そっちに人々が気づくと都合が悪いからって、作品のせいにして目をそらさせようとするのか。そりゃ全くの欺瞞である(そのくせに、よく「夢を大事にしましょう」なんて、どの面下げて言うのか、馬鹿が)。人がその中で自由に心を伸ばせる虚構の文化の創造を阻害するのは、最悪の不謹慎のような気がする。(20080920 23:58)