○今週も夜中まで残業が続いているが、その家と会社の往復の中で、ふと気づいたこと。7月8月は猛暑の中でもじわじわと葉を伸ばしつつ断続的に1~2輪ずつ咲いていた庭のなでしこが、ここへ来て、がんがん次から次へとのびのび開花し始めた。植物はその体内センサーで昼と夜の長さを感知し、季節が秋だということを判断するらしい。人間なんかより、実は植物の方が地球にとってはるかに頼りになるし非常に高度で賢い生物のようだ。鈍感で本能も衰退した人間という動物はどんどん退化して、昼夜の区別もできなくなり、ただ連日の高温だけでまだ夏のまんまだと思い込んで(それも人災的に作り出したヒートアイランド現象の中で)暑がるばっかりである。
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手前のつる植物は、先月、おやつに食べたスイカとかぶどうとかいろんなやつの種を、無造作に空き鉢の土に埋めておいたら、勝手に出てきたもの。西日に対してよしずをはってみたところ、物干し場一帯が、和風の庭になってきた感あり。何日か留守の間は、留守番ペットボトルを申し訳程度に仕掛けて、少し萎れてた箇所もあるが、ここ数日の水やりと、切り戻しで、わりと早く回復してきた。
参考文献: 藤田雅矢 『捨てるな、うまいタネ NEO』(WAVE文庫)←わかりやすくておもしろい。水やりに気をつければ、9月でも今年はまだ暑いからいろいろできそう。読むと、つい、やってみたくなりますよ。本葉が5~6枚でちょっと誘引すると、気がついたみたいにつるを出して、次の日見ると自分で安定してるから、かわいい。生きものと一緒に暮らしている感じがすごくするのである。
本日のBGM:江戸川乱歩の美女シリーズ「湖底の美女」(チャンネル銀河、9/3 25:30~)
長野県の白樺湖と八ヶ岳付近。探偵事務所も休暇でリゾートに来ている。美女は松原千明さんで今回もトリック物、それもわりとわかりやすい(金田一少年にも、こういうのあったような…)今でいうと「さかなくん」がショーをやるとかなのかもしれない(ちょっと違うか)。水槽モニター画像も30年前と今では格段の技術差がある…しかし人間のドラマ的に平田昭彦と野川由美子の「絶対腹に一物ある」探り合いみたいな芝居とか、ラブホテルの仕様とか、動機の謎(ホワイ・ダニット)のところとかが「すごーくりアルに昭和50年代」♪である。明智小五郎先生の登山が軽装すぎる、とか、ツッコミどころは今回も満載だ。さて、こんなふうに特に平成以降生まれの人が知らなさそうな昭和後期文化史の資料としても、かなり必見なこのシリーズ、10月も引き続いて初期分から放送が始まるようだ!(もちろん、「公共電波で放送可能な」回、だけだとは思うが。初めの方のやつとか、だいじょぶなのかな?)♪わくわく。(20100903)
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JAグループ宮崎
Yahoo! ボランティア
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