○初夏は如水庵の「トマト大福」の季節だった。これは同僚からのいただきものだ(自分では買わないな)。キイロイトリ「ダイジョーブ?」 むすび丸「????」
いちご大福から、発想したのかもしれないが。喩えるならば新潟で塩餡の「おやき」を食べた時のような「おっと」びっくり、な感か。トマトの甘さと薄い酸味はあるが、トマトそのものはほんのり塩味が感じられるものでしょ?そのため、ちょっと変わった風味。
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本日のBGM:映画「江戸城大乱」(1991、東映) (時代劇専門チャンネル、6/5, 19:00~)
日曜日の夜、なんとなく後半を見てしまったもの。将軍綱吉(坂上忍)が就任するまでの、という延宝八年当時の幕府のトップシークレットな実録騒動物、のはず。病気の四代将軍家綱(金田賢一)の跡目が尾州か紀州か水戸か甲府か館林か、なわけだが、ここで出張って有栖川宮を京から迎えようとするのが「下馬将軍(←この名前のついてる前橋のお菓子、本物を一度見てみたい。現物は未確認)」=権勢欲の権化ワンマン大老・酒井雅楽頭忠清(松方弘樹)であり、阻止しようとするのが堀田備中守正俊(三浦友和)。
そして組織内でそれぞれの派閥に付く奉行職だの旗本だの家臣団が…うーむ、ほとんど会社の中の専務や理事の各派閥の血で血を洗う抗争のようである(やはり「仁義なき戦い」の東映><)。いつの時代でも、どこでも、規模は違うが、似たような話ってのは毎度あるもんだ(嫌になりますね)。それにしても、こーゆー場合って、何があろうとも潜り抜けて生き残るランボー並みの胆力と武芸と動物的勘の働く三浦友和みたいでないと生き残れないんだなあ、と思ったり(でも、この映画の話のその後日談として、結果的には堀田正俊はやられちゃうんだけどね)。キャストが派手なわりには話が陰湿でアクション的にはいまひとつ地味かもしれないし、EDテーマはもうちょっと和風で重くてもいいようなのに、え、酒井忠清ってそんな結末で歴史上抵触ないの?ってところにメロウな崎谷健次郎「涙が君を忘れない」が流れたりして、選曲センスが不思議だ。
個人的にウケたのは、土曜ワイド劇場「純愛連続殺人1・血塗られたウェディング・ドレス」(1981)(※原作ウールリッチの有名な「あれ」、喪服のランデブー、って言やあ、もうだいたい想像がつく定番の翻案。これは子供の頃に見てて、ラスト5分のところで「早く寝ろ」ってテレビ消されちゃったという未練な思い出あり。それが逆に異様なインパクトとなって記憶に残ってしまい、このドラマの場合は最後どうなったのか確かめたくて、もう一度見たいんだけど。どっかでやってませんか?)以来の、“顔色の悪い、青白い金田賢一”。そして、そこへやって来る御典医の西田健(なにぃ!?)←※こんなお医者さん、出オチで怖くって診察うけられまへんがな(笑) (20110606)
※※気がついてぐぐったら、子供時代からなんと30年目にしてようやく知る。「純愛連続殺人」も宮川一郎先生脚本とか。ちゃんと江戸川乱歩の美女シリーズまでつながってるじゃないですか(笑)
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