〇お彼岸なのでヒガンバナを見に来ているキイロイトリとむすび丸。
世間は連休らしいが、しかし月曜から水曜まで普通に仕事である。連休明けの木曜がびっちり詰まってハードスケジュールな上に、その日の出張プレゼンや書類の準備をしておく必要がある。
幸い図書館は市立も県立(月曜休み)も開いているようで利用できる。それにいつもの平日業務と違って、作業中のデスクに呼び出しや緊急会議が入らないから、時間を比較的自由に過ごせるだけよしとすべし。
本日のBGM;
映画「西部悪人伝」(伊西、1969)(イマジカBS、9/21 5:00~)
音楽:Marcello Giombini
早朝からサバタ(Sabata)でリー・ヴァン・クリーフである。落ち着きといい表情といい立ち姿といい構えといいかっこいい。マカロニウエスタン爛熟期の一品としてカルトなファンが多いと聞く作品。1960年代のショーン・コネリーの頃の007みたいな娯楽作という感じだ。出てくる連中が全員曲者揃いで秘密兵器が多すぎるのだが、いちいちかっこつけていて「楽しい」。「石油利権が絡んだ土地買収」の悪だくみ、という話なら、こないだ見た「悪党に粛清を」(←むしろこっちの方が往年のマカロニ西部劇風な陰惨なところを踏襲している)だって、大筋は同じはずなのだが。ドラマのタッチは凄まじく全然違う。難しいこと考えずに、こっちは三船プロ制作みたいな「娯楽時代劇」と同じノリだと思えばよい。ナイフ投げの相棒とか身の軽いインディオ青年とかだって特撮ぽいし、悪役の男爵なんて田口計とか石橋蓮司系でしょ。
全般的にマルチェロ・ジョンビーニの音楽がよく出来ている。なんか高見のっぽさんとかGRAPEVINEのツアーで見た金戸さんみたいに、不思議な存在感を漂わせる(ウィリアム・バーガーは情夫ぽい役だったがこういう人はもてそうだ)バンジョーの演奏する(?)曲までなかなか渋いのであった。これ弾けたらいいな。(20150921)