〇夜遊び。じゃない。キイロイトリ&むすび丸「きゃー♪」
今日も昼過ぎまでデスクで仕事をしていた。だが早めに抜けて、映画館に向かう。
・L'Arc-en-Ciel Live 2015 L'ArCasino 夢洲2日目 Live Viewing(Tジョイ博多、9/22 16:00~ )
国立競技場と同じくスケジュール的にも厳しくて、現地には行けなかったので今回もライヴ・ビューイングを利用。
2日で10万てことは、会場に今5万はいるのかというような凄まじくどど広大な景色が空中カメラから俯瞰される。「ただいま、大阪」のMCのとおり夢洲(ゆめしま)という場所。雨は降っていなくて砂塵がちょっと舞ってる感。しかしそんな場所で、なかなか「通」な選曲だなと。珍しいところでは夕空のWind of GoldとかIt's the Endとかも、画面で見ている間にもなんとなく風を感じるようで、しっとりしてよかった。
しかも昨日一日目に世界初披露されたという新曲も流れる。こういうテンションの曲が巷にもっとあってもいいだろ、聴きたかったんですよって感じ。この調子で明日のMステLIVEウルトラFESなるものはどんな具合かな?と。
19時半頃に終了後、さすがに空腹になる。どうもここ数年Zepp福岡でhydeさんの歌を聴いて顔を見ていると帰りにラーメンが食べたくなるような条件反射的な習慣(爆)が出来てしまい、今回も軽く、何か夕食を食べたい気分になる。今回は長浜ラーメンではなくてインドカリー店に寄って、しかし普通のナンとカレーセットでは量が多すぎるので、チョウミン(インド風野菜焼きそば)だけをいただいて、ひと心地ついたところ。
脳内BGM:trick / L'Arc~en~Ciel
むすび丸「ゆっきーの「#$%&@*!(←何か言ってる><)」カウント開始で、まさかのP'unk-en-Cielだったらどーしよーかとw」
キイロイトリ「Check!~♪」
確かにこれは4人揃った時にしかできない総顔見世的な見ものではある♪
しかし結構90年代ナンバーが来たので帰宅して再びセットリストの曲をwalkmanで出して聴く。良い。意外と覚えていて客席で知らず知らずふと鼻歌っていたのであった「きみがみえ~なくて~♪」とかさ。20年前は予想もできなかったんじゃないだろうか、And She Saidとかそういうのを2015年に生でラルクアンシエルがしかも壮大な野外イベントでやってて世界的に生中継で聴けてるような催しの真っ最中、だなんて。
画面を見ながら考えた。2007年頃にLIVE会場で知りあった人々にも20年以上の超古参から非常に若い人までいろいろいたが、20~30代だった彼ら彼女らもそれ相当に年月を経て、ここに来ていた人もいるのではなかろうかとふと思う。国立競技場問題、カジノ案問題、舞洲埋立問題と、2011年3月以降のイベントに関連して何か不穏な社会状況の問題がつきまとう。この手の「芸能」とくくられるもの、ひいては文化そのものまでが、政治的経済的な「きなくささ」の眼鏡を通して見えてしまうような状況が、ことに2015年のこの夏に様々ありすぎる。heaven's driveやdriver's highをはじめarkやrayの映し出す世界の歌詞が洒落にならないような何かというか、「なかったことを前提にする」ような欺瞞をもとに成立せざるをえない日常性の延長のような何かが、かなりの部分を覆っているという感覚を。Route666で標榜しなくたって悪魔的なものに充分連続している。
難しいといわれることは、全然難しくもなんともない。考えない方が無理ってもんだ。ほとんど大部分の人々は気づいているだろう。
無心に楽しんでいた富士急ハイランドの時からそういう年月が経ってしまったんだなと感じる自分も、またやはりいた。(20150922)