〇(写真:銀座三越前のキイロイトリ。クリスマスリースが飾ってある)
今日も午後から市内出張で、夕方会社に戻ってさらに夜21時近くまで仕事。終わったらすっかり真っ暗になっている。
だが、午前中のうちに、ダッシュで行ってきた
福岡だと自分的には(明日行けないので)ラストだなと思い。
「神聖ローマ帝国 ルドルフ2世の驚異の世界展」(福岡市博物館)へ。…はずかしながら実は来るのは4度め。仕事帰りとか日曜朝とか、ちょくちょく時間の隙間を使って。もち音声ガイドを聴きながら、なんとなく、しかしじっくり見ながらブンダーカンマーとクンストカンマーを歩きたい、がために(爆)。映画館じゃないけど。最初の頃より、だんだん人が増えてる感じで、今日はラストの方だし祝日だから混んでる。
聴き惚れながら何回も行ってくり返して見ているうちに、よく見るとマニエリスム絵画って、古典的なテーマでも、本当によーく見てると「どっか変」だ、って、だんだん気づいた。ある種こてこてすぎて、王道じゃなくて「変態」な感じがあるとでもいおうか。
ハンス・フォン・アーヘンの「パリスの審判」のわんちゃん(犬)とかも、最初気づかなかったのに、ある時に気づいたら、そこに集中して見ちゃうし。スプランガーの「ヘラクレスとオムパレ」だってなんか変。ガイドの声を聴きながら見ていて、別に絵が安田さんに見えてくるとかそういうことではないのだが(><)。オウム貝はなぜ鳥の足なのか?とか。
よくわかんないけど変てこな趣味。そして、これだけ百科全書的にミクロコスモスなたくさんのものに取り囲まれた世界なのに、何か不思議な静寂さとか、コレクターの誰にも理解されなさそうな孤独さみたいなものが伝わってくるというか、心にしみてくるのが面白いなと思う。これから年明けに渋谷へ巡回するのだろうと思うが、(こないだのツタンカーメンみたいなので)これって日曜美術館みたいなので放送する時はナレーション安田さんでお願いしていいでしょうかw。ここはひとつ。
もろ欧州気分でクリスマスにも似合いますな。
BGM:銀色暗号 / KinKi Kids (「φ Album」) (20171223)