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「ゆわさる別室 」の別室

日々BGMな音楽付き見聞録(現在たれぱんだとキイロイトリ暴走中)~sulphurous monkeys~

20231119

2023-11-19 | 矮小布団圧縮袋

〇今日は休日でも朝9時からリモート会議で会社に来ていて終わったところ。午後は残業。お昼ご飯休憩中(川沿いの道からキイロイトリがお届けします)


 BGM:Astrid et Raphaëlle #5(E3)「Chaînon manquant」(BS11、11/18 9:59~)Musique : Erwann Kermorvant
 これはInspector Lewisの次に始まった第一回(パイロット版)を土曜の出勤前にたまたま見て以来のドラマ。面白くなり、その時間に家にいると見てしまう(今日は仕事だから見られない)。NHKで吹替版を既にやってたのを知らず字幕版を見始めて気づいた、というパターンはInspector Morseの時みたいな感じですかね。
 こっちは2019~からの話だから自然科学や技術の面でも非常に現代で、多分往年の20世紀のフランス映画を見てきたおかげかQu'est-ce que vous avezやpourquoiあたりの会話は聞いてて何となくわかる。パリだからさすがに出てくる人たちの出身の人種が「普通に、当然のように多様」だ(それを思うとイギリスのドラマは、現代物であってもやっぱ結構身分階級の違いを察する空気感みたいなのが漂ってますね)。それで「違う人間」同士が「特別じゃなく、普通に」どうやって協力して生きていくか、というのが決して説教臭くなく、トータルなテーマのように思う。アストリッドや自閉症の人々とラファエルやテオのつきあい方が、自分なんかもそういう「社会との折り合いの付け方」で常々苦労している感覚はある(※ラファエルのように雑然として整理整頓ができず、アストリッドのように夢中になると人とのやりとりがおかしくなる=ってどうよ。困ったもんだ)から、非常に共感的に面白いところがあるのかも(それで言うとモース警部やルイス警部も「孤独な人がそんな自分を否定せず認めて、どうやって社会と折り合っていくか」が通奏テーマみたいに感じられたりするんだが)。かつまたフランスものだとまた違ったお国柄の味があるというか、どこか「なんとかなるさ」的に開けている所と、独特のユーモアかエスプリか笑いもあったりして。そしてミステリーとサスペンスはちゃんと謎解きになっている。(そういうので先にNHKでやってたんでしょうね。まだ見てなかったけど)
 この#5から1話ずつエピソードになるようだが、やっぱタナカさんの食料品のお店が安心。よく西洋の映画に出てくる「日本人を演じるどこかのアジアの人」の外国語風の日本語じゃなくて、タナカさんの日本語が普通の日本語で「あっこの人ほんとに日本の人だ」とわかるのと、アストリッドの理解者の一人、というのが、日本人視聴者としての自分も感じる安心感なのかも。(20231119)
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