〇仕事帰りに久しぶりに警固公園付近を通るキイロイトリ。
今年は11月中に何度か寒波と暑さが繰り返して、気温の寒暖差が大きかったせいか、比較的平地の町中にいても、楓に限らず欅とかいろいろな葉がいつもより紅葉ぽくなっている気がする
BGM:まゆみ / KAN
先週からずっと福岡市内のあちこちがKANさんの追悼で沈んでいる。この歌については自分の場合、当時はまだ将来福岡に住むことになるなどとは微塵も考えたことがなかった頃で、なおさらKANさんの事は知らず(確か2年下の後輩で熱狂的ファンの子がいてLIVEに行ってきたとは言ってたのを記憶する)、「サビはよくCMで聴こえてきたが、曲名はおろか誰が歌っているのかも当時わからなかった歌」だった。ところがその後、福岡に住むことになり、この歌の全曲を通して聴く機会を得た。この歌のタイトルと始まりからどうしてそうなるんだ的に突然Tears For FearsのSowing The Seeds of Loveのようなサイケなサビに展開する楽曲構成の上、そこに「可もない不可もない」という日本語詞の音節のリズムをぶっ込んでくる語彙のセンスの稀有さに驚愕した。ちょうど今朝のRKBラジオの金サイトの潟永さんのコーナーでも、この人の歌のドラマチックな映画や小説のような味わいの詞の世界についての話をされていて納得。Billy Joel的というがピアノのイメージでEric CarmenとかElton Johnみたいな人かと思っていた。その後の星野源さん系などにも影響しているのだろうか。1990年代前半というのはバブル期の名残の頃と言われていても、自分とその周囲はそんなに経済的に贅沢な生活をしていたわけではない。ただ、こういう音楽が流行歌としてさらりと普通に巷にあふれていたというレベルの高さの点で、社会全体の文化の豊かさのある時期だったことは認められるような気がする。というようなことをyukihiroさんbirthdayとFreddie Mercury命日的な日に気づく(20231124)