
2009の9月以来、やっと渓流の季節になった。
明日から連休の前日、仕事の後、常宿「元気荘」に向かったのだった。
ささくれが一緒。
8時過ぎに宿に到着。まず部屋で「乾杯」!その後、風呂・前祝・装備の若干の点検など行って、寝た。
写真・僕の釣りチョッキにぶら下がる「食料バッグ(大きさは、一眼レフカメラ程度)」に入る「お菓子」軍団である。
ちなみに、ジュースのミニボトルには「浪花屋の柿の種」が入っている。片手で口に入れられるので便利なのだ。
ついでに、チョッキのポケットには、おにぎり3個・漬物ミニタッパー・ソーセージ・牛乳が入る。チョッキには、ペットボトル(水分)を入れる袋がぶら下がる。
魚篭・竿以外は、服とウエーダーだけの姿が、沢上りに身軽さを与えてくれるのである。


4時20起床。4:50には出発だった。霧に煙る初日であった。

ささくれは細い沢。僕は比較的大きな沢に入った。入渓後10分で1匹目が来た。
30分で1匹程度の釣れ具合。魚の食いは浅く、アタリは小さい。さすが早春である。

天気は晴れ。澄んだ空気をおかずに、朝飯など食べた。

魚はまだ活発にならない時期なので、大きな淵がねらい目である。
写真・青い○の石の下に「イワナ」なら居て、じっとしている。ピンクの○なら「山女」のポイントだ。
どちらも、鼻先に餌を流さなければ、走って食べには来ないのだ。

はたして、ピンク前の白くあわ立つ辺りに餌を入れ、ピンク辺りでかすかなアタリ。
躍り出たのは、美しい山女さんであった。


早朝の寒さ・・今回の秘密兵器「ミニポット」の熱いコーヒーは最高だった。

沢はまだ、冬の名残だ。落ち葉の姿は、やっと根雪が解けて程なくの状態である。


カタクリもエイザンスミレも、思わず立ち止まる、美しさだ。


9時・・かなり登る。
沢は、細くなり、落差のある流れになる。
だが、まだ「山女」の領域だ。
ここまで10を越えた程度。
そして、ここから2時間・・・全く当たりも無く、魚の姿も見ずで、かなりめげる。
こうした、「釣れない」時間が、必ずあるのだ。不思議なのだ。
沢の姿は、絶好なのに・・不思議なのだ。

春ランの美しさが、救いか?
野の花は、野で見て、美しい。


歌舞伎揚げも、ビスコも旨い。


11時を回る。
全く釣れない2時間に、ホトホト疲れた。
沢は、もはや上流の相。細い流れだ。
イワナの領域である。
ここから、12:30まで、「入れ食い」になった!!!

食事するのがもったいないほどの「時間」だが、今日は、この沢、僕のものである。
時間をとって、「昼飯」にしたのだ。
こういうところで食べる「おにぎり」は旨いね~

1時には、終了と決めた地点に到着。竿を収めた。ここまで27匹であった。
魚を捌き・車まで戻る。
ささくれを3時に迎えに行く約束。
山菜を物色する。
基本晴天・途中2どの「天気雨」があったが、濡れる状態ではなく、さわやかな釣りであった。
来れなかった、師匠とイケちゃんは、雨乞いをしていたらしかった。
んが、雨男が居ないので、さわやかであったのだ!!
迎えに行く・・・なんと!「ささくれ」は待ち合わせ場所よりかなり下まで、自力で下っていた。
途中、ウエーダーのフェルト底(長靴についている、滑り止め)がはがれたり、沢が、間伐の木で覆いかぶさって、釣りにならなかったりのアクシデントがあったらしい・・
フェルト無しの長靴は、かなり笑えたが、それでも20は越えて釣ってきていた。


部屋で、3時には「祝杯」!!
ダバダ火振りが、旨い!

露天でまったり・・・・
あの11時からの入れ食いは、すごかったな~~
とか、穴から釣りだした、あのイワナ・・・とか、場面が浮かんで、きっとニコニコの俺だったに違いないのだ。

ささくれは、大好きな「惰眠」に入った。
イケちゃんから携帯が入った・・・
残念そうであった・・・(僕らが釣れたので・・・)
6時には宿の夕飯。
山菜料理が旨かった。
7:30頃睡眠に入った・・・・
明日が・・明日が、楽しみだ。
もう、27・・・30釣れればベストの「春」。
明日は、色んな場所を試そう・・・と、かなりの余裕で、睡眠に入った。
しかし、野の花・・・・美しかったな!