館林ロストシティーランブラーズ・フォークソングシングアウト

フォークを歌って43年の坂を今登坂中。世間に一言あってこそフォーク。軟弱アコースティックミュージックにシングアウトだ!

長崎に原爆が落とされた日に。

2016-08-10 05:05:35 | ロスト シングアウト


長崎に原爆が落とされた時間に合わせ集まる。
春昌寺という、館林の、小さな、寺の建つ地域を見続けてきたお寺に・・・・。



原爆を最初に作った国・最初に落とされた国・・・を問うと、もうすぐ50%を切る勢いで、「知らない」とアンケートの答えが集計されるこの国の庶民の営みに参加した。

午前11時2分に黙とうをする。



お寺の鐘を突き、2度と起こらないことや、戦争に進んでいるこの国の危うさや、世界の危うさを思い、祈る。

昨年、沖縄、「ひめゆり平和祈念館」では、語り部がその高齢さなどが理由で、日常の語りに終止符が打たれ。

広島・長崎も、被爆者の平均年齢が80歳を超えた。

この国の先の選挙では、憲法9条を変えたい勢力に多数を与え。
与えたとたん、40年を超える危ない原発も稼働させる道をあからさまに進みはじめ。
沖縄では、露骨に辺野古・高江で本土からの機動隊を導入して、「暴力」で、住民を排除を再開し始めた・・・

そういうことなんだね・・・選挙で、多数派にするってことはさ・・・



「語り部」というバトンが、実体験の無い、僕らの世代にいやおうなしに、バトンだ回ってきたが、あんた!どうする?

さて、僕は「どうする」・・・・

この鐘つきは、20年らしい・・・20年てのはすごいよ・・・・「色を出さず」20ねん・・・・

あの選挙・・・・東北で、自民・公明が惨敗・沖縄は、見事な惨敗・・・・

恐ろしいほど、「命」に向き合わざるを得ない・弱い地域が、NOを突き付けたことが、すごかったなぁ・・・・



こんな場所で、歌う機会を与えられて・し・あ・わ・せ・・・・

「なぜ僕は、沖縄に通い続けているか」など、話しながら・・・歌ってきた。

通って10年余・・・・「基地がなかったら暮らせない」が多数派だった街が、「もう、勘弁して!」「これ以上押し付けないで」と、意識が変わるのを、目の当たりに感じさせてくれた沖縄は、どれだけ僕の背中を押し続けたろうか・・・
翻って、本土・・・・「暮らしてゆけないから」と、命と引き換えに、原発依存をやめないどころか、推進派を選ぶわ・・・
軍備増強を、隣国の脅威を煽られ、認める人たちで政権支持率は下がることがない・・・・・

そんなこと、話しながら、今年も歌えて幸せだった。

僕の生まれ・育った、地域で、歌う・・そのことの意味を、こころに刻む1日だった。

ここで、僕は、フォークソング歌うのだ!

なぜ?

そりゃ、フォークだからさ!

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする